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ターゲットはケンサキイカ!!メタルスッテゲームの基本戦略を抑えよう!

ターゲットはケンサキイカ!!メタルスッテゲームの基本戦略を抑えよう!

今、最も盛り上がる釣種の一つといっても過言ではない、ボートエギング『メタルスッテゲーム』。気軽に楽しめる一方で、テクニカルさも非常に魅力的な釣りであり、最盛期ともなると遊漁船の予約ができないことも…。そんなメタルスッテゲームは仲間内でワイワイ楽しめるのもポイント。今回は個性豊かな4名による実釣の様子をダイジェストでお届けする。

●文:ルアマガプラス編集部

個性豊かなボートエギングファンメンバー4人が見せる、それぞれのメタルスッテゲーム

出船まではまだ少し時間に余裕がある夕方頃、ボートエギングファンメンバーが、一人、また一人と、集合場所となる港に到着し始める。ボートエギングという共通のテーマのもとに、個性豊かな面々がそれぞれ刺激し合いながら、釣りを楽しんでいこうという企画。

今回は、近年、人気の高まりを見せるメタルスッテゲームにチャンレンジすべく、福井県・三国沖で実釣を行う。

メンバーは、大阪湾でインショア船の舵を握るキャプテン・角井良隆。バスフィッシングからソルトルアーまで幅広く精通するマルチアングラー・加藤貢嗣。山形県で漁師として海と向き合い、オフショアの釣りを追求し続ける谷田圭。そして、福井県の遊漁船「神海丸」で中乗りを務め、日々テクニックを吸収している清水彩香

この個性豊かな4名が、ボートエギングの無限の楽しさを発信していく。

角井「フレッシュなメンバーでボートエギングの魅力を伝えていくのが、この『ボートエギングファン』という企画です。今回はこの4人で、三国沖のメタルスッテゲームを全力で楽しんでいきましょう!」

加藤「メタルスッテは大好きな釣りのひとつですが、福井県での挑戦は今回が初めて。ずっと来てみたかったフィールドなので、本当に楽しみです!」

事前の釣果情報では、良型のケンサキイカが釣れているとのことで、十分期待もできる。

清水「ヒットするサイズもカラーも日替わりで変化しますが、今は数・型ともに狙える好シーズン。私自身も楽しみながら、皆さんの釣りを全力でサポートします!」

今回利用する遊漁船、神海丸で中乗りとして活躍する清水さんから、心強いアドバイス。狙うは良型のキャッチ! 山形からの長時間移動で参加の谷田さんも気合十分だ。

谷田「メンバーに選んでいただけて本当に嬉しいです。生まれて初めての福井県での釣りなので、今からワクワクしています!」

果たしてどれほどのイカに出会えるのか、期待と不安が入り混じるなかでの出船となった。

ターゲットはケンサキイカ!メタルスッテの基本と戦略

18時、船はポイントへ向けて出港。30分ほどで現場に到着し、集魚灯が夜の海を照らし出す。光に集まるプランクトンやベイト、それを追って浮上してくるイカを狙い撃つ算段だ。水深90~95mのエリアで、いよいよ実釣開始。船長のアナウンスに従い、指示されたタナへと仕掛けを送り込んでいく。

18時に出船し、30分ほどでポイントに到着。

メインターゲットとなるケンサキイカ、攻略の軸となるのは「メタルスッテ仕掛け」と「オモリグ」の2段構えだ。メタルスッテは、オモリを兼ねたメタルスッテ(ドロッパー)の下に浮きスッテを配したオーソドックスな基本スタイル。一方のオモリグは、オモリの先にエギを装着したシンプルかつ繊細な仕掛けで、昨今のメタルスッテゲームの中心的な攻略法となっている。

(写真左)メタルスッテ仕掛け [写真タップで拡大]

(写真右)オモリグ [写真タップで拡大]

口火を切ったのは、チームのリーダー的存在である角井だ。開始早々、鮮やかな手捌きでイカをヒットさせてみせた。選んだのは、コロコロスッテ30号にスイスイスティック80フラッシュブーストのコンビネーションだ。

最初に釣果を出したのは角井さん。

角井「良かった…! 最初の1杯を釣るまでは、やっぱり緊張しますよね」

釣れたのは、どのような状況だったのだろうか?

角井「水深は60m付近。スイスイスティック80フラッシュブーストに抱いてきました。まだライトが効き始める前の明るい時間帯で釣れたんで、この後、期待できそうですよ!」

攻略の鍵は「情報共有」にあり!パターンを読み解く連係プレー

誘いのアクションは2回のシェイク(シャクリ)の後の「ステイ」。この静止の瞬間にアタリが集中するため、穂先(ティップ)に現れるわずかな変化を見逃さないことが肝要だ。

ティップの変化に集中する谷田さん。

このとき、船長からの指示ダナを無闇に下げ過ぎない事が重要だ。指示が60mであれば、そこから上10~15mほどのレンジを丁寧に誘い、再び仕掛けを入れ直すというルーチーンを繰り返す。

タナの把握にはシマノの探見丸を活用。船長の指示に合わせて仕掛けを投入する。

加藤「釣果を得るには、ヒットパターンを把握することが重要となります。だからこそ、周りのアングラーがどう釣っているかを観察することも重要。特に、反応のあるタナ(水深)をチームで共有することが、船中の全員で釣果を伸ばせるでしょう」

良型のケンサキイカをキャッチした加藤さん。当日のパターンを的確に把握。

その日の正解となるリズムやカラーを求めてこまめにローテーションしていくことで、釣果を伸ばすための手がかりを探っていくのは正攻法だ。さらに、そこにタナを把握できれば、さらに釣果は近づくだろう。

コンスタントに釣果を重ねる谷田さん。

集魚灯を点けてから時間が経つにつれ、ベイトの群れが浅いレンジまで浮上してきた。これに合わせてイカの活性も急上昇。加藤、谷田、そして清水が立て続けにケンサキイカをキャッチし、船上は一気に活気付いていく。

止まらないアタリ!数も型も大満足の爆釣劇

開始当初はパラパラ釣れるという状況だったが、集魚灯が本格的に効き始めると、そこは手練れのメンバー4人、確実にヒットパターンを把握し、次々と良型のケンサキイカをキャッチ! 2人同時、ときには4人全員同時ヒットという怒涛の連発劇が繰り広げられる。

なんと、4人同時にキャッチも達成。

角井「納得の釣果を得て、その喜びを仲間と分かち合えるのがイカメタルの最高に楽しいところ。イカの気分を読み切るのは難しいからこそ、観察力が試されます。実績カラーや周囲の状況をヒントにその日の傾向を読み解く――。このプロセスがたまらなく面白いんです」

シーズン終盤ながら、全員が十分楽しめる釣果を得られた。

加藤「アクションの試行錯誤も尽きません。僕は活性が高い時、あえてステイを入れずにジギングのように誘い続けることがあります。『動かしっぱなしで釣れるの?』と驚かれますが、高活性時はこの方が効率良く、タナを探るのにも効果的なんですよ」

誘いのパターンを試行錯誤したり、オモリグに切り替えて良型を狙い撃ったり、はたまたチーム対抗の早掛けバトルに興じたりと、4人はボートエギングの醍醐味を思う存分堪能した。

福井でメタルスッテをやるのは初めてという加藤さんも、良型を連発。

谷田「シーズン中は週に4~5回は通うほどハマっています。釣行のたびにヒットエギをメモし、実績データをもとにカラーを選んでいます。私の経験では赤緑や黄色はやはり強く、多くの方が信頼を置くカラーですね」

清水「アタリがあるのに乗らないときは、ゆっくりフォールさせたり、その場で細かくシェイクしたりして誘い直します。イカが触れた瞬間、即座にアワセを入れるのが釣果を分けるポイントですね!」

少し出遅れた清水さん(左)も、最終的には良型をキャッチ。

フレッシュな4アングラーが、三国の海でそれぞれのスタイルを爆発させた今回の実釣。「ボートエギングファン」は、これからも日本各地のフィールドへ飛び出し、その魅力を余すことなく伝えていくつもりだ。今後の彼らの活躍から、一瞬たりとも目が離せない。

今回お世話になった神海丸の藤田船長と角井さんのツーショット(写真左)

 【使用エギ・スッテ】

セフィア スイスイスティック80 フラッシュブースト(シマノ)

セフィア コロコロスッテ(シマノ)

セフィア スイスイドロッパー(シマノ)

メンバープロフィール

角井 良隆(かどい よしたか)
大阪湾を拠点に活動するインショアボート「シーマジカル」のキャプテンを務める。サワラのキャスティングゲームにおいて、「釣らせる船長」として多くのアングラーから信頼されている。自身も熱心なアングラーで、メタルスッテやテンヤタチウオなど多彩な釣りに精通している。シマノフィールドテスター。 [写真タップで拡大]

加藤 貢嗣(かとう こうじ)
大江川、五三川、琵琶湖など中部エリアをホームフィールドとし、様々な釣りに精通。卓越したテクニックで大型のターゲットを釣り上げる能力が高い。メタルスッテやティップエギングなど、ボートエギングも得意としているアングラー。シマノのモニターとして活躍する。 [写真タップで拡大]

谷田 圭(たにた けい)
初めて釣ったハゼに心を奪われ、釣りに一気にのめり込む。釣り経験は10年ほどだが、その熱量は凄まじく、ほぼ毎日のように海に出て竿を振る。現在は山形県で漁師として独立、自身の船を操り漁を行う一方で、ジギングやメタルスッテなど、多彩な釣りを行う。シマノ サポートアングラー。 [写真タップで拡大]

清水 彩香(しみず あやか)
福井県の遊漁船「神海丸」の中乗りとして活躍中。メタルスッテやティップエギング、鯛ラバ、サワラキャスティングなど、ソルトルアーゲームに傾倒。釣りの幅広い知識を持ち合わせている。シマノ サポートアングラー。 [写真タップで拡大]

取材船

福井県三国港・神海丸

TEL:090-4685-0797

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