
タックルを選びキャスティングを決め、いざリトリーブ…そしてヒット!そのあと、魚体の自由を奪えば晴れてバスを釣り上げたことになる。ここでは、魚を取り込む瞬間や、バスの持ち方、計測の仕方など、バスを釣り上げる瞬間からリリースする最後まで、どんなふうにすればいいかを解説しよう。
●文:ルアマガプラス編集部
安全第一&バスのことも気遣おう!
海のようには荒れにくい淡水フィールドであっても、水辺には危険が多い。とくにギリギリまで水辺に近づくことになるランディング(魚の取り込み)の瞬間は、アングラー側の安全のためにも集中したほうがいいだろう。
また、釣った魚の扱いにも気をつかいたい。バスの体表はヌメリで覆われており、それが取れてしまったり乾いたりすると、火傷のようなダメージをは負ってしまうのだ。いつまでもバス釣りを楽しむためには、ブラックバスの取り扱いを丁寧にする必要がある。そのためには、バスを熱い地面に直接置かない。空気中に出ている時間は極力短くするといった点を意識したい。
バスの体の表面は硬いウロコに覆われており、さらにそれがヌメリに覆われている。ムチンとも呼ばれるこのヌメリが病気や寄生虫からバスを守ってくれているのだ。そのため、この部分が乾いたり、地面とこすれて剥がれてしまうと大きなダメージとなってしまう。地面に長時間置いたり、空気中にいつまでも出すことは絶対にやめよう。
安全面・バスの扱い双方において、魚体の保持が重要となってくる。
一般的には、釣り上げたバスの下顎を、親指と人差指を利用して掴むのが基本。しっかりと握っていないと、バスが暴れた際にルアーのフックが指に刺さったり、誤って手を放してバスを地面に落としてしまうことになってしまうので要注意。
以上の注意事項を守れば、きっと元気な状態でバスをリリースできるはずだ。
バスの持ち方
バスの口はまるでバケツのように大きく開く。骨格もしっかりしており、歯(唇にあたる部分のトゲトゲ)もあまり鋭くない。
そのため、バスを保持するときは下顎を掴むのが一般的。小さい魚ならつまむ程度の力で保持できるが大きい魚は要注意。親指の付け根から指全体を使ってしっかりと力をいれて掴むべし!
下顎をつかんだ後、そのまま魚を立てるように持てば「縦持ち」、水平に傾ければ「横持ち」となる。
横持ちの場合、アゴを持っている手だけではバスの口に無理な力が加わってしまうため、反対側の手で尻ビレ付近を支えてあげる必要がある。
どちらの持ち方でも急にバスが暴れても大丈夫なように、しっかりとアゴを掴んでおこう。
ランディングの種類
ヒットした魚を取り込む動作のことを「ランディング」と呼ぶ。ここでは、状況別のランディング方法を紹介しよう。
ネットランディング
高い足場で水面までが遠い、岸際がゴロゴロとした石で不安定…。そんなときに活躍するのが網(ランディングネット)。柄があるので離れた位置の魚を確実に、なおかつ安全にすくうことができるのだ。なお、すくう際は魚の泳いでいく方向、つまり頭からがいれるのがポイント。
岸釣りではネットと柄の部分が折りたためたり、柄そのものが伸縮するタイプが使いやすい
こんな状況で試して!
・水面まで遠い。
・足場が不安定
・フックが危険
ハンドランディング
水面ギリギリまで安全に近づきやすく、バスに対して容易に手が届くのならハンドランディングが可能。足元の安全を確認したうえで、水面まで顔を出させたバスの下顎を直接掴む方法だ。バスはギリギリまで暴れる可能性もあるので、口元についたルアーのフックにはくれぐれも注意したい。
こんな状況で試して!
・水面まで近い
・足場が安定している
・ネットを持っていない
抜き上げ
水面まで絶妙に遠い、ロッドの強さやラインの太さに対して魚の大きさに余裕がある。そんなときには水面まで寄せた魚を一気にタックルで抜き上げるのもひとつの手。その際はロッドが折れないようにバット部分に手を当てて補助する、抜き上げたあとにラインを掴むなどして魚を地面に叩きつけないようにする、といった配慮は必須となる。
こんな状況で試して!
・ネットを持っていない
・ラインが細すぎたり、ロッドが弱すぎたりしない
・魚のサイズがそこまで大きくない
・抜き上げた後にラインを掴む余裕がある。
フックを外す
安全のためにもプライヤーを使おう!
見事キャッチした魚の口元には当然、釣ったルアーの針が刺さっている。
いくら顎を掴んで保持したとしても、暴れられた際には危険なのでなるべく早く外すのがオススメだ。
その際は安全を考慮して、できるだけプライヤー等を使いたい。
刺さっている針の根本をプライヤーでしっかりとはさみ、刺さっているのと逆方向に抜こう。喉の奥に針が刺さっている場合は専用の針外しを使ったり、エラ側からプライヤーを入れて外したい。
計測してみよう
せっかく釣り上げた魚なのだがら、写真や思い出と共にその大きさや重さを記録しておくのも悪くない。
長さの計測は手持ちの定規やメジャーでも可能だが、専用に販売されている幅広のシートタイプがオススメだ。水に濡らしてから使えばバスにダメージも与えにくく、写真撮影とともに長さを記録することが可能。重さを計測する際も専用のスケールを使いたい。
いずれにしてもバスを空気中に出す時間が極力短くなるように心がけよう
リリース
釣り上げたバスを乱暴に水面に放り投げるのはNG。
魚体を保持したまま水中にバスを沈めて、泳ぎ出すまで支えてあげるのが良いとされている。
時間がかかる場合はそっと前後にゆすり、エラに水が循環するようにしてあげよう。針を外す際に多少出血することがあるが、水中に入れれば水圧で止まることも多い。楽しい時間を提供してくれたバスに感謝して、最後まで大切に扱うべし!
※リリースを禁止している地域・釣り場があることに注意。そういった場所で釣った場合、殺処分が基本となる。キャッチ&リリースのバス釣りを楽しみたいのであれば、その点にも留意していただきたい。
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