
星の数ほど存在するルアーたち。そして年を経るごとにさらなる進化を遂げ、また釣り人たちの新たな武器を増やしていく。定番か、最先端か、それとも誰もが見過ごしてきた隠れキャラか。ここではハードルアーの達人・横井丈史さんが、刻々と変化する“春の旬”を味わえる5つの実弾を紹介してくれた。
●文:ルアマガプラス編集部
profile
横井丈史(よこい・たけし)
ハードベイト限定戦・H-1グランプリで優勝を始め数多くの入賞経験を持つ屈指のハードベイト使い。また関東界隈のローカルトーナメントには実に30年の参戦歴を誇り、その名を知らぬ者はいない鉄人だ。
サスペンディングラトリンログASDRB1200(スミスウィック)
オフシーズンを制するサスペンドの切り札ログ
「どれも最新というよりは私の長年の定番ですね」と横井さんがまず選んだのは冬シーズンの切り札ジャークベイト。「例えば霞ヶ浦・土浦のバスターのぐちさんから出船して、主にリップラップ周りでスローに。2ジャーク1ポーズ、年間を通して多用するログの“サスペンド”のほうが威力を発揮します」。中層ステイで間を作り低活性バスのバイトを誘う。「3月には水温が上がってバスの活性も上がるので、止めて見せる意味はない。特に冬が出番ですね」。
冬
(12〜2月)
サスペンディングにはフロント〜リアフック間に板オモリを貼り、前後アイにリングを搭載して自重を増している。自重を微調整して水平浮き姿勢へとチューン。
タックル
●ロッド:エンゲージナイヴスEKC510L/LMGオペレーターカスタム*プロト(グラスルーツ)
●リール:09アルデバランMG7(シマノ)
●ライン:アプロードGT-Rピンクセレクション20lb(サンヨーナイロン)
エリー115SD(ニシネルアーワークス)
クリアウォーターは動きのキレ味で魅せて獲れ
「マッディウォーターでの水押しで誘うログに対して、こちらはリザーバーなど水が少しクリアなフィールドで多用するモデル」。冬〜早春ジャークベイト、もう一方の雄がこれだ。「使い方は同じ。ただ水がクリアだからこそダート幅やアクションのキレで見せて誘えるエリーの出番」。ログはショートかつ低弾性で扱いやすい専用竿を選ぶ一方で「エリーは素直に動くので投げやすさと飛距離重視の66ML。バーサタイルに使える1本ですね」。
冬
(12〜2月)
タックル
●ロッド:エンゲージナイヴスEKC-66ML(グラスルーツ)
●リール:10スコーピオンXT1000+夢屋スプール(共にシマノ)
●ライン:シーガーR18フロロハンタータクト16lb(クレハ)
ランビットSR(グラスルーツ)
春バスを中層で吸い上げるスキニーシェイプの雄
「潜行深度は1mくらい。3月に入ってシャローに上がってきた魚、一段上がってきた魚を狙うのにちょうどいい」。いよいよ春めいた魚は中層で止めずに巻きオンリーで仕留める。「例えば長門川の支流・将監川ならファーストブレイクの上、レイダウン、竹グイを始めとする縦ストなど。ボトムは意識せず中層のみで食い上げてきます。食わせの能力が高いので難しく考えずに巻くだけ。ルアー任せで楽しく釣りができますよ」。
春
(3月〜)
タックル
●ロッド:エンゲージナイヴスEKC-68L/GCファストムービングカスタム(グラスルーツ)
●リール:09アルデバランMg(シマノ)
●ライン:アプロードGT-Rウルトラ14lb(サンヨーナイロン)
フローティングラトリンログARB1200(スミスウィック)
浮かせて獲る、もうひとつの切り札ログ
「産卵を意識した魚には、今度はショートリップかつフローティングの一般的なログ。2ジャーク1ポーズでタックルも冬と変わりませんが、春はポーズで浮き始めた瞬間に食ってきますね」。スピードの緩急で見せ、上向き目線の魚が水面に向かうログを追い詰める形だ。「スポーニングエリアの縦ストでシェードが絡んだら最高の条件。例えばクイの向こう側に投げて2ジャーク、バスの目の前で浮き上がった瞬間にバイトが期待できますよ」。
春
(3月〜4月)
リップとフロントフックの間に板オモリを貼って微調整。水温が高いと浮き、低いと沈むことを念頭に。
タックル
●ロッド:エンゲージナイヴスEKC510L/LMGオペレーターカスタム*プロト(グラスルーツ)
●リール:09アルデバランMG7(シマノ)
●ライン:アプロードGT-Rピンクセレクション20lb(サンヨーナイロン)
マイケル(TIFA*廃盤)
甘い着水音で寄せ10秒放置が横井流
「45度の浮き姿勢、大き過ぎず小さ過ぎず、首振り性能も優秀、何よりソフトな着水音で寄せることができるのは強みですね」。今となっては廃盤だが、リリースから30年以上を経てもなお横井さんの一軍に君臨するのがこのポッパー。「この時期、魚は上を見ています。ノーシンカーが多用されるポストの時期でも効果的。着水音で寄せてポーズ、10秒待つだけ。食わなければ1〜2回アクション。何しろスローです。雨降ったり風吹いたりのときはジャークベイトで若干沈めたほうが効率いいですね」。
春
(4月〜6月)
タックル
●ロッド:エンゲージナイヴスEKC60LベイトフィネスカスタムK.T.F.(グラスルーツ)
●リール:レボLTXBF8(アブガルシア)
●ライン+リーダー:アップグレードX8 3号(XBRAID)+アプロードGT-Rウルトラ14lb(サンヨーナイロン)
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