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渓流のフライフィッシング。川に入るのに絶対必要なアイテム紹介【フライフィッシングの教科書/09】

渓流のフライフィッシングを始めたい人に向けて連載を続けてきましたが、ロッド、リール、ライン、リーダー&ティペット、フライに続き、あとはどんなものがあれば実際に川にいけるか。ずばり、川で活動するための『ウエア類』じゃないでしょうか。特に重要なのは、川で活動するための安全装備ともいえるシューズ系。あとは、ウエーダーを含めたアイテムかと思います。こちらを今回は紹介したいと思います。

●文:ルアマガプラス編集部(深谷真)

川に入るための『シューズ』を準備しよう

まず、標準的にはウエーダーと呼ばれるざぶざぶ水に入っても濡れないアイテムがあるのですが、それを買ってくださいと勧められると思います。ただ、これが実は渓流釣り最大の足枷になっている気がするのです。意外と使えるものは値段もしますし、専門店や専門知識が必要になってきます。

実際、買った方がいいものではありますが、本連載はなるべくフライフィッシングの敷居を下げるということをモットーにすすめていますので、ずばり、最低限買っておいて欲しいものとしてウエーディングシューズを提案したいと思います。

川は滑ります。とにかく水辺はツルツル滑ります。そんな環境下で最もお金をかけて欲しいのは、安全装備としても重要な、足元なのであります。ようはシューズ。渓流釣り用のウエーディングシューズと呼ばれる靴は、滑りやすい水辺環境下でもグリップを助けてくれる仕様になっているのです。

詳しく話すとフェルトや専用のラジアルパターン、スパイクが装備されており、ただのサンダルや靴よりも滑りません。全然滑らないってことではないですが、格段にグリップします。この靴があるおかげで渓流釣りを嗜む人は比較的安全に川の中を移動できるのです。これが最も装備で大事。

ウエーダーには一体型の商品もあるので、コスパがいいのもあるのですが必ずウエーダーを着ないと渓流釣りができないわけではないし、それなりにコストが掛かります。シューズを買っておけば、やっぱり渓流はウエーダーがないと冷たくて話にならない!と濡れることに躊躇する人でも、ウエーダー単体で販売されているので選択肢が広がります。

シューズの選び方のコツは、なるべく、くるぶしが隠れるものでシューズタイプがおすすめ。全体がネオプレーンのシューズは軽量で軽快ですがゴツゴツした石が多い渓流では足が石の間に挟まった時に痛いんです。そういうのへっちゃら!って人は選択肢に入れてもいいかと思いますが、歩き慣れるまではくるぶしまでは完全ガードされれている仕様のシューズを選んでください。

ウエーディングシューズにはラジアル底、フェルト底、フェルト&スパイク底などがあり、渓流でお勧めなのはラジアル/ラバーソール底(軽快性重視)、フェルト底(ぬめりに強い)

前者は林道歩きが多かったり、川岸の遡行が多めの人向け。フェルト底はグリップ力は非常に高いのですが、若干、ラジアル/ラバーソール底に比べるとグリップ力が高いのが特徴。昔は渓流釣りと言えばフェルト底のシューズだったのですが、パターンや素材の進化でラジアル/ラバーソール底もかなり選べるようになってきました。

記者は両方購入して渓流の状況で使用を選んでいます。サイズはソックスを厚めに履いたり、いずれは専用のものを装着、およびソックスタイプのウエーダーの購入を睨んで、普段履いている靴のサイズよりも0.5cmおよび1cmくらい大きめを購入されることをオススメします。

フェルトタイプ↓

ラジアルタイプ↓

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ウエーダーを購入する? 初夏から夏場ならば速乾性ズボン&パンツでザブザブも気持ちい!

冷えるの怖い、濡れると風邪ひくって人にはおすすめできないのですが、実は記者がお勧めなのはまずは、速乾系のズボン&パンツとウエーディンググシューズで気軽に川を上がってみる。というウエットウェーディングスタイルです。本格的にこれを極めていくとウエーダーくらいのコストはかかっちゃうのですが、初夏から夏であれば結構平気。記者なんかは慣れちゃったので4月末くらいからはこのスタイルです。

速乾性ズボン&パンツって、専用のがいるの? となるかもですが、最初はワークマンで販売されている、塗れても早く乾きそうな丈夫なズボン&パンツを選んで買ってみてください。3000円以内で購入できたかと思います。それにウエーディングシューズ。まずはコレでOK。

もちろん、川を上がって着替えるのが前提です。

渓流釣り界隈ではウエットウエーディングもしくはゲータースタイルと呼びます。前述したように本格的にやると、サポート装備や専用ウエアなどがありますので、これはこれでコストが掛かっていくのですが、ようは速く乾く丈夫なズボンと専用シューズあれば釣りはできますよ。といいたいわけです。なおかつ、濡れるの苦手な人はなるべく川に入るのを避けるので、これ、釣果にもつながっていくのです。

ウエットウェーディング/ゲータースタイル本格派のためのその他の必要装備

ズボン(パンツ)+ウエーディングシューズが基本ですが、これに快適に釣りをしていくためにあったほうがいいその他の装備も書き加えておきます。優先順に記載していきます。

まずは、グラベルガード。これは、足首から砂や石などが靴に入り込まないようにするネオプレーン製品のガードのことです。有無でかなり快適性が違ますので購入をおすすめします。

グラベルガードを巻いておくとシューズの内側に細かな砂利などが入らず、非常に快適。これを怠ると、何度か釣行の最中に砂利を取り除く時間を割くことになります。

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次は膝当て。これはズレにくい製品がお勧め。巻きつけるタイプならばしっかりしたものを。できれば足を通すタイプがオススメです。

可能であれば釣り用、沢登り用のタイツを購入しておくとよいでしょう。こちらをアンダーに着込んで半パンなんてスタイルも軽快で快適です。DAIWAなどの釣具メーカーのタイツにはニーガード装備のモデルもあります。

あとはニーガードがあればほぼ完璧! 巻きつけるタイプではなく足を通すタイプがオススメです。

王道のウエーダースタイル

ウエーダーとは釣り用の長靴だと思ってください。足までのモデル、腰までのモデル、胸までガードするモデルで分かれていますが、おすすめは胸までガードするモデルの透湿素材でつくられたものです。透湿素材とは内部の汗などの湿気を外に透湿して蒸れを防ぐ系の素材のことです。

この透湿素材でないウエーダーを履くくらいなら、先に触れたウエットウエーディングのほうが快適というぐらいに違います。寒冷地などではネオプレーンという厚手の防寒を意識したウエーダーが重宝されますが、とにかく、釣り上がる動く釣りには透湿系の素材で構成されたウエーダーを多少高くても購入するようにしてください。

あとは先ほど単独で買って欲しいとアドバイスさせていただいた、ウエーディングシューズと一体型のものがありますが、こちらは別々で買うよりもコスパがいいというのがメリット。ウエーダースタイルでお金をあまり掛けたくない場合は選択肢としてあるかと思いますが、基本、ソックスタイプ+ウエーディングシューズの組み合わせがオススメです。

ソックスタイプ↓

一体型タイプ↓

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