
普段は海釣りがメインな稲垣さん。今回はまだまだ経験不足なバス釣りにチャレンジ!師匠にバス釣りの基本を教えてもらいながら引きずり出したのは…!
●文:稲垣文哉
人生初!40アップ
正直に告白すると、私のバス釣り経験は片手で数えられるくらい。普段は海でロッドを振ることが多くて、バスはまだ「教えてもらいながら覚えている」段階だ。今回はそんな超初心者の自分が、最近バス釣りを手ほどきしてくれている師匠に誘われ、春の入鹿池へエレキボートで出撃してきた釣行レポートです。
新緑がまぶしい朝。最初はスピナーベイトで広くサーチするも、反応はゼロ。師匠も序盤に魚を掛けたものの惜しくもフックアウトで、「今日はちょっと渋いかも」と二人とも探り探りのスタートになった。
切り替えてベイトからスピニングに持ち替え、ネコリグを投入。教わった通り、ボトムを感じながらストップ&ゴーで誘っていると、ふいにラインが走った!慌てて合わせるが、水面でジャンプされて痛恨のフックアウト。その後も巻物とネコリグをローテーションし、再びネコリグにアタリ、合わせるけれど、これも掛かりが浅くてバラシ。
肩を落とす私に、師匠がアドバイスをくれた。
「即合わせするとフックの掛かりが浅くなるよ。ワームを咥えて、ラインが動くまで我慢してから合わせて」
言われてみれば、確かに動画で見るバスプロも間をおいてからのフッキングだった。「あ、そうだった」と思わず声が漏れる。海の癖で反射的に合わせてしまっていたけれど、バスはまずワームを咥え、それから動き出す。その「間」を待てるかどうかが分かれ目らしい。
しばらくして、またネコリグにボトムの感触とは違うコンッとした感触。合わせたい衝動をぐっと抑え、ラインを凝視。やがてス、ス、と横に動き出した瞬間…スイープにフッキング!ずしりと重い手応えに、思わず息を呑む。
スピニングの細いラインに繊細なタックル、この引きを受け止めきれるのか正直少し不安だった。けれど、しなやかに曲がり込んだロッドはしっかりとバスのトルクを吸収してくれて、タックル全体で「任せろ」と言ってくれているような頼もしさがある。
ドラグがジィーッと鳴り、穂先が水面にグイッと引き込まれる。さっきはジャンプでバラされた苦い記憶。今度こそ離すまい、と途中からロッドを水面に突っ込んでエラ洗いを封じる。ヒリつくやり取りの末、ようやく水面に姿を見せたのは、体高バッチリの人生初40アップ!午前中の一本に、教える側の師匠も「よかった〜」と一安心の表情。なんとも嬉しい一本になりました。
お昼を挟んで午後の部。今度は師匠がラバージグでしっかり一本キャッチ。やはり経験者は決め所での精度が違う……と勉強させてもらう。私のほうはバイトはあるものの、フッキングまで持ち込めずタイムアップ。
海の釣りとは、合わせのタイミングもリグの選択肢も違って、戸惑うことばかり。でもその奥深さが、そのまま面白さに直結している。本当にたくさんの釣り方があって、本当に奥が深い魚だなと、心の底から感じた一日でした。師匠、また連れてってください!
■ タックル紹介
バスロッドなのに普段はライトゲームで使用。高感度で、よく曲がって楽しいロッドだ。
ロッド:ダイワ ハートランド冴掛Midge direction SMT 6101ULLX/RS-SMT16
リール:ダイワ 18イグジストLTFC2500
ライン:サンライン ソルティメイトスモールゲームPE-HG 0.6号
リーダー:サンライン ソルティメイトスモールゲームリーダーSV-I 4lb
■ 使用ルアー
ワーム:ZBC スワンプクローラー ネコリグ ネイルシンカータングステン1.8g
稲垣 文哉(いながき・ふみや)
幼い頃から水辺が身近で、今も浜名湖を拠点に釣りを楽しむ浜名湖育ちのマルチアングラー。珍しい魚やまだ釣ったことのない魚を追いかけるのがマイブーム。ライトゲームを中心に、渓流からオフショアまで気の向くままに釣りを満喫中。ロッドビルディングも趣味で、自分だけの一本を作る時間も楽しむ。
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