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『綺麗だから』は死の危険。夏に海で拾ったら危なすぎる漂流物5選。

夏といえば海水浴。一夏の思い出作りに行く方も多いだろう。そんな楽しい思い出が、ひょんなことから苦い思い出に変わらぬよう意識しておいた方がいい「海で拾ったら危険なもの」を5つ紹介する。正しい知識を身につけてこの夏楽しもう。

●文:ルアマガプラス編集部

1.青くて綺麗なクラゲ

海岸で特に注意したいのが、青く透き通った見た目をしたカツオノエボシだ。鮮やかな青色の浮き袋を持ち、ガラス細工のようにも見える美しい姿をしているため、珍しい漂着物やきれいなクラゲだと思って近づいてしまう人も少なくない。

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しかし、これは絶対に触ってはいけない危険生物だ。

カツオノエボシは「電気クラゲ」とも呼ばれ、長い触手には非常に強い毒を持つ刺胞(しほう)が無数に並んでいる。刺されると電気が走ったような激しい痛みに襲われ、ミミズ腫れや強い炎症を引き起こす。症状が重い場合は、吐き気や呼吸困難、ショック症状(アナフィラキシー)を起こすこともあり、すぐに医療機関での処置が必要になるケースもある。

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さらに厄介なのが、海岸に打ち上げられて弱っている個体や、死んでいるように見える個体でも危険性が失われないことだ。触手の刺胞はしばらくの間は毒を放つ能力を残しているため、うっかり触れただけでも刺される可能性がある。

子どもが興味本位で触ってしまうケースもあるため、海岸で見つけた場合は近づかず、周囲にも注意を呼びかけることが大切だ。

海岸で青く美しい漂着物を見つけても、「きれいだから」と安易に触るのではなく、危険生物かもしれないと考え、絶対に素手では触らないようにしよう。

2.綺麗な貝殻

「貝殻なら安全」

そう思ってしまうのは危険だ。特に注意したいのが、イモガイの仲間である。

イモガイは美しい幾何学模様や光沢のある殻を持つ種類が多く、一見するとコレクションにしたくなるような美しさがある。そのため、海岸で見つけると「きれいな貝殻だ」と思って拾ってしまう人も少なくない。

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しかし、生きたイモガイの仲間には強力な毒を持つ種類が存在する。

イモガイは獲物を捕らえるために「歯舌(しぜつ)」と呼ばれる銛(もり)のような器官を瞬時に撃ち出し、毒を注入する。この毒は魚を一瞬で動けなくするほど強力で、人が刺されると激しい痛みやしびれ、筋力低下を引き起こす。種類によっては呼吸が困難になるなど重篤な症状や、海外では死亡例も報告されている。

中でもアンボイナガイは、イモガイ類の中でも特に危険な種類として知られている。

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また、一見すると空の貝殻に見えても、中に生きたイモガイが潜んでいることがある。殻から身を引っ込めているだけでは生死の判断が難しいため、「動かないから大丈夫」と思って手に取るのは危険だ。

そのため、生きているかどうか分からない貝を見つけても、むやみに素手でつかまないことが重要である。

綺麗な貝ほど拾いたくなるものだ。しかし海では、「綺麗=安全」とは限らない。見た目だけで判断せず、正体が分からない貝には近づかないことが事故を防ぐ第一歩となる。

3.正体不明の液体が入った容器

海岸には、ペットボトルやポリタンク、ドラム缶など、さまざまな漂着物が流れ着く。

その中には、中身が何なのか分からない容器もある。これを「何が入っているんだろう」と持ち上げたり、蓋を開けたりするのは非常に危険だ。

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中身が分からない以上、安全かどうか判断することはできない。工業用の薬品や燃料、農薬などの化学物質が入っている可能性もあり、皮膚に付着してやけどのような症状を起こしたり、有害なガスを吸い込んで気分が悪くなったりする危険性がある。

また、長期間海を漂流した容器は劣化していることも多く、衝撃を与えたことで液体が漏れ出すおそれもある。

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特に、液体が入っている、異臭がする、容器が膨らんでいる、薬品や危険物を示すラベルが貼られているといった場合は、絶対に触れてはいけない。

興味本位で中身を確認するのではなく、その場から離れることが重要だ。危険だと感じた場合は、自治体や海上保安庁などの関係機関へ連絡し、自分で処理しようとしないことが事故を防ぐことにつながる。

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「中身が分からないものには触らない」。

海岸では、この基本ルールを守ることが自分や周囲の安全を守ることにつながる。

4.注射器・医療廃棄物

漂流物の中には、まれに注射器や点滴器具などの医療廃棄物が漂着することがある。

「誰かが捨てたゴミだろう」と軽く考えてしまうかもしれないが、絶対に素手で触ってはいけない。

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特に注射器は、砂浜に埋もれていたり、波打ち際に紛れていたりすると針が見えにくく、気付かずに手や足を刺してしまう危険がある。

使用済みかどうかは見た目では判断できず、万が一針が刺さるとケガだけでなく、感染症のリスクも否定できない。また、医療廃棄物には血液や薬剤などが付着している可能性もあるため、興味本位で触れたり持ち帰ったりするのは危険だ。

もし海岸で注射器や医療器具を見つけても、自分で処分しようとはせず、自治体や管理者に連絡するのが望ましい。

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海岸に落ちているものがすべて安全とは限らない。正体が分からない医療器具を見つけたら、「触らず、その場を離れる」を徹底しよう。

5.花火・信号弾

夏nのシーズンに限らず、花火や船舶用の信号弾が漂着していることがある。見た目はただのゴミのように見えても、絶対に触ったり持ち帰ったりしてはいけない。

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特に船舶用の信号弾は、遭難時などに使用される救命装備であり、内部には火薬が使われている。長期間海を漂流して外観が劣化していても、中の火薬が残っている可能性がある。

興味本位で分解したり、火を近づけたり、強い衝撃を与えたりすると、突然発火・破裂する危険性があるため、子どもがおもちゃと勘違いして触ってしまうケースにも注意が必要だ。

花火についても同様で、海水に浸かったからといって安全とは限らない。未使用のものが漂着していることもあり、火薬が残っている可能性があるため、拾って遊ぶのは非常に危険である。

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もし海岸で花火や信号弾を見つけても、自分で処分しようとせず、こちらも触れずに自治体や海上保安庁などの関係機関へ連絡しよう。

「火薬が入っているかもしれないものには近づかない」。

海岸では、この意識が思わぬ事故を防ぐことにつながる。

海岸では「拾わない」が一番安全

海には、見た目だけでは危険性を判断できない生物や漂着物が存在する。

綺麗な貝や青いクラゲ、謎の容器など、どれも「ちょっと触ってみたい」と思うかもしれない。しかし、正体が分からないものには触らない。これだけは徹底したほうがいい。海岸で珍しいものを見つけても、まずは距離を取って観察することだ。

そして、危険そうな漂着物や異常なものを見つけた場合は、自分で処理しようとせず、管理者や自治体などに相談することが大切だ。

「知らないものには触らない」だけで、余計な事故を未然に防ぐことができる。

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