
シマノから中層攻略の切り札となるリップ付きシンペン『ワイゾン 111S ジェットブースト』が登場する。秋の大型ベイトにマッチするボリューム感と、エクスセンスシリーズ初となる重心移動のハイブリッド構造を搭載した。
●文:ルアマガプラス編集部
「エクスセンス初」のハイブリッド構造が拓く飛行姿勢と、流れに馴染むS字スライドアクションの衝撃。
シマノのシーバス用プラグとして高い支持を得るエクスセンスシリーズのワイゾンに、待望のサイズアップモデル『ワイゾン 111S ジェットブースト』が加わる。
本作の特徴は、単なる全長の変化に留まらず、ボディの横幅にもボリュームを持たせた「マッチザベイト仕様」へと進化した点にある。イナッコやサッパ、コノシロといった秋の大型ベイトをリアルにイミテートし、その存在感で神経質なシーバスの捕食本能を刺激する。
開発における最大の障壁は、横幅のあるバルキーなボディ形状ゆえに発生する、キャスト時の回転現象であった。
この課題を解決するため、本作にはエクスセンスシリーズ初となる「ハイブリッド重心移動システム」が投入された。従来の重心移動機構「ジェットブースト」に重心移動ウェイトを組み合わせることで、飛行姿勢を劇的に安定させることに成功。
これにより、ボリューム感のあるボディからは想像できないMAX 70mという驚異的な飛距離と、気持ちの良いキャストフィールを実現している。また、ジェットブーストのウェイト自体もボディ腹面に沿った専用形状を採用し、徹底した低重心化が図られた。
アクション面においては、既存の77mmサイズがワイドなテール振りを特徴としていたのに対し、111Sは「S字寄りのテールスライドアクション」へと再設計されている。
フロントに備えた微ラウンドリップが水を掴み、水平姿勢を維持しながら流れを絶妙に躱して泳ぐ。この特性はドリフト釣法において真価を発揮し、流速の速い河川やダウンクロスで強い流れを受ける場面でも、ルアーが浮き上がることなく水中に馴染み続ける。
浮きすぎず沈みすぎない絶妙なシンクレート設定により、レンジ攻略が難しい中層付近を容易にキープできるのが強みだ。
視覚的なアピールには、本物の鱗を模したホログラム「スケールブースト」を採用し、水中で複雑かつリアルな反射を生み出す。さらに、フォール時にも水平姿勢を保ちながら左右に揺れる「シミーフォール」を発生。
沈下中も絶え間なくフラッシングを放つことで、リトリーブからフォールへの移行時にも違和感のない「喰わせの間」を演出する。
最新のテクノロジーと実戦での試行錯誤が結実したワイゾン 111Sは、これまでの小型ベイト用ルアーでは攻略しきれなかったシチュエーションを打破するための、新たな戦略の核となるだろう。
カラーバリエーション
トモシビ
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