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バチ抜けだけじゃない!今の時期に効く『スライ95F』の使い方って? DAIWAフィールドテスターが徹底解説。

皆さんこんにちは。DAIWAフィールドテスターの山香です。最近は、酷暑日と呼ばれる気温40度を超えるような日もあり、非常に暑い夏を迎えております。しかし、暑いだけではなく、台風のように一時的に多量の雨が降ることも多い夏。 今回もそんな夏の状況把握から、適切なルアーの解説まで詳しくお届けできればと思います。

●文/写真:山香巧

季節の進み方の把握

まずは、一番比較しやすい気温を昨年と比較して把握していきます。自分の住んでいる愛知県だと、昨年は8月上旬から気温が40度に近づくピークを迎え、3日ほど雨で気温が下がったものの、8月末まで気温はピークに近い状態が続きました。

それに比べて今年は、7月下旬に気温が40度に近づくピークを迎えましたが、台風の影響もあり8月中旬には一時的に気温が下がっている状況です。

梅雨入りの時期も昨年より早かったことから、今年はシーバスがバチに依存せず、早い段階でハクパターンに移行していきました。そのため今年は昨年よりも、気候における季節の進行が早いことがわかります。

しかし、今年の7月は水温に関してはそれほど上昇していないことが、日頃の釣行で確認できています。

これは、自分の住んでいる地域だけの天候ではなく、川の上流や下流の各所で降るゲリラ豪雨や一時的な雨が影響していると考えています。

その影響もあってか、イナッコなどのベイトは川のあちこちに点在しており、その魚影が濃ければ濃いほど、シーバスが居着いているイメージです。

イナッコ

そのため、「シーバスがいるところ=ベイトが大量に密集しているところ」になります。

具体的には、雨後は河川の合流部や入り江などのワンド、ブレイクラインなど本当に広く点在しています。そのため、この時期にシーバスを探すには、イナッコなどのベイトが水面に集まっているような場所を探すのが一番の近道になります。

適切なルアー選択

魚の居場所はわかっているのに、バイトが得られず釣果につながらない、といった状況の時に考えられるパターンが、「スローに攻めてシーバスに気付かせる」か「速い動きでベイトを散らし、シーバスに気付かせる」の2パターンがあります。

夏場で気温が高いということもあり、特に少しの雨風でチャンスになりやすいこの時期は、向かい風のポイントの場合特にベイトが集まりやすくなります。

そのような場面では、たとえ波立っている時でもスローに探って岸際に追い詰められたベイトをイメージすることが特に有効です。

このようなタイミングで、使っていただきたいのがスライ95F(DAIWA)です。

スライ95Fの特徴

スライ95Fは全長95mm、6.8g。

スライ95F

搭載している重心移動ウェイトは約4mm幅の金属ボールが3つ。通常なら飛距離向上のためにボディ最後方部までウェイトを移動させるものの、移動するのは前方から約60mmのボディ中部まで。これはウェイトが最後方部まで移動した状態で着水したときに尻下がりの状態になることを防ぎ、素早い立ち上がりを実現しています。

その恩恵により爆風の向かい風の状態でも、キャストした飛距離を無駄にすることなく、着水地点からスローに探ることが可能になっています。

水受け部分のカップは横幅1cm。ボディの体高と変わらない大きさのカップはシーバスに見切られることなく、適度なアクションで水面が波立っているような状況下でも、水噛みが良いというメリットを生み出しています。

スライ95Fには標準フックとして#8が搭載されておりますが、サイズを小さくすればするほどアクションが揺らめくようになり、よく動くようになります。

特にフックで気を付けてほしいのがボディ真ん中のフック。一見、バイトが多いのは頭めがけてバイトしてくるフロントフックや、吸い込まれやすいボディ最後方部のリアフックだと思われがちですが、一番大きく負担がかかるのが真ん中のフックです。

スライ95Fはもんどりを打ってバイトしてくることが多く、フックが外掛かりになりやすいため、シーバスのエラの外側の一番固い部分に真ん中のフックが刺さることになり、特にこの部分にフックが掛かると消耗が激しく、バラシの原因になってしまいます。

フックを交換される方やフックチューンをされる方は、真ん中のフックに気を付けるだけで釣果が伸びます。

スライ95Fの使い方

スライ95Fの基本となる使い方はただ巻きです。

スライ95Fは、スローリトリーブではI字の動きによる波動で魚を呼び、フローティングのためリトリーブを止めれば流れに乗せることも可能です。

風が吹いているような状況でも、海面が凪のようなときでもリトリーブの速度調整、もしくはストップ&ゴーなど「静と動」のアクションを加えることでバイトを誘発することができます。

スライ95Fの一番の長所は魚がスレにくいところです。

先ほども紹介したように、スライ95Fのボディ横幅は1cmであり、フローティングで水面直下を泳ぐため、シーバスの目線からすると下から見上げる形になります。

その結果、ボディの体高(縦幅)はシーバスからはわかりにくく、カラーや波動の強さで簡単にサイズ感も小さく見せたりすることができるため、時合いが長く続きます。

何度キャストしても魚がスレにくいため、初心者の方には簡単に釣ってもらうことができ、熟練者の方には一度パターンにハマれば、カラーローテーションやリトリーブスピードで長く釣り続けることができます

水温が高くなるような夏から秋の時期は、一か所に魚が多く集まる傾向にあるため、スライ95Fのような、長く時合いの中で投げ続けることができるルアーが有効です。

皆さんも是非フィールドで使用してみてください。

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