ルアマガプライム

「クジラじゃない。大きすぎる」「飲み込まれたら終わり⁉︎」最大20メートルにもなる世界最大の”魚”がデカすぎる…

海には、我々の想像をはるかに超える巨大な魚が生息している。その代表が、世界最大の魚として知られる「ジンベエザメ」だ。そして、巨大な魚といえば、もう一種忘れてはいけない存在がいる。世界最大級の肉食魚「ホホジロザメ」だ。
どちらも「サメ」の仲間だが、その生態は大きく異なる。巨大な体を持つ2種類のサメには、どのような違いがあるのだろうか。

●文:ルアマガプラス編集部

世界最大の魚、ジンベエザメ

ジンベエザメは、現生する魚類の中で最大の種だ。一般的には全長10m前後まで成長し、大型個体では12mを超えるとされる。さらに、18m〜20m級とされる記録もあるほど、その大きさは桁違いだ。

一見クジラの方がデカい印象はあるが、クジラは魚類ではない為今回は除外した。

しかし、ジンベイザメはその巨体からは想像できないほど穏やかな性質を持つ。主な餌はプランクトンや小魚、甲殻類などで、大きな口を開けて海水ごと餌を取り込み、エラを使って濾し取る「濾過摂食」を行う。

つまり、ジンベエザメは巨大な体を持ちながら、クジラのように小さな生物を食べて生きているのだ。基本的に人を襲ったり飲み込んだりすることはないので安心してほしい。

また、ジンベエザメは回遊性が高く、餌となるプランクトンなどが豊富な海域を求めて長距離を移動することも知られている。

「世界最大の魚」という圧倒的なサイズを持ちながら、人間を積極的に襲うような魚ではない。このギャップも、ジンベエザメの大きな魅力といえるだろう。

世界最大級の肉食魚、ホホジロザメ

一方、肉食魚の代表格として知られるのがホホジロザメだ。

ホホジロザメも大型のサメで、成体は4〜5mほどが一般的だが、6mを超える個体も確認されている。ジンベエザメほど巨大ではないものの、強靭な筋肉と鋭い歯を持ち、海洋生態系のトップクラスに位置する捕食者だ。

主な獲物は魚類やイカ、アザラシ、アシカなど。特に大型個体になると、海洋哺乳類を積極的に狙うようになる。

狩りでは、海底から獲物に向かって一気に加速して突き上げるような攻撃を見せることもある。巨大な体と強力な顎、鋭い歯を組み合わせたその捕食能力は、まさに「海のハンター」と呼ぶにふさわしい。

巨大なのはジンベエザメ、強い捕食者はホホジロザメ

ここで興味深いのが、同じ「サメ」でも、2種の生き方がまったく違うことだ。

ジンベエザメは巨大な体を持ちながら、プランクトンなどを濾し取って食べる。一方のホホジロザメは、ジンベエザメほど巨大ではないものの、魚や海洋哺乳類を襲う高度な捕食者だ。

つまり、「体が大きい=最強の捕食者」というわけではない。

ジンベエザメは、その圧倒的なサイズによって世界最大の魚となり、ホホジロザメは優れた運動能力と捕食能力によって海の頂点に近い存在となった。

同じサメの仲間でありながら、巨大化した理由も、生き残るための戦略も大きく異なるのである。

海には、まだまだ私たちの常識を超える巨大生物が存在する。まだまだ発見されていない生物も多い。今後、科学の発展とともにさらなる巨大魚の存在が明らかになる日が来るかもしれない。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。