ルアマガプライム

“生水”が飲み水に! 超軽量50gの浄水器を編集部が実釣レビュー【防災にも】

釣りで意外とかさばるのが「水」。オカッパリだとなおさらだ。ならば、目の前を流れる水を飲料水にできれば荷物を大幅に減らせるのでは? そこでルアマガ編集部員2名がモンベルの浄水アイテムを渓流へ持ち込み、実際の釣行で使い勝手をチェック。釣りはもちろん、登山やキャンプ、さらには災害時にも役立つ実力を検証した!

●文・写真:ルアマガプラス編集部

渓流の水がその場で飲める! わずか3ステップの「ウォーターフィルター」

ウォーターフィルター|SPEC:重量50g。ろ過流量2.8L/分、カートリッジ交換目安2,500L。原虫・バクテリア除去率99.9999%。フレックス ウォーターパックや一部の市販ペットボトルに装着可能。※ウイルス除去性能は備えていない。

モンベルの「ウォーターフィルター」は、川や湖などの水から微生物や濁りなどを除去し、飲料水を確保できるポータブル浄水器。使い方はいたってシンプルで、ペットボトルやフレックスウォーターパック(モンベル)などに水をくみ、フィルターを装着して容器を絞るだけ。飲み口から直接飲むこともできる。渓流で実際に使ってみても複雑な操作は必要なく、「水をくむ→取り付ける→飲む」の3ステップ。釣りを中断して大掛かりな作業をする必要がないのは大きなメリットだ。

フレックス ウォーターパック 1.0L|SPEC:容量1.0L、重量43g。サイズは高さ24.5×幅12.5cm。軽量で耐久性の高いソフトボトルで、水が少ない状態でも自立可能。使用後は丸めてコンパクトに収納できる。1.5L、2.0Lもラインナップ。

たった50g! 「水を背負わない」という釣りの新しい選択肢

ウォーターフィルターとフレックス ウォーターパック 1.0Lをネットで収納してみた図

実際の釣行で大きな魅力に感じたのが、ウォーターフィルター本体がわずか50gという軽さ。組み合わせた「フレックス ウォーターパック 1.0L」も43gで、使用後は丸めてコンパクトに収納できる。さらにウォーターフィルターは専用品だけでなく、口径が合えば市販のペットボトルにも装着可能。水場が確実に存在するルートなら、最初から大量の飲料水を背負わず、必要な場所で確保するという選択肢が生まれる。荷物を少しでも軽くしたい渓流釣りでは、この差は想像以上に大きい

水道水で洗えて繰り返し使える。メンテナンスもシンプル!

ウォーターフィルター カートリッジ|SPEC:交換用カートリッジは、ろ過流量2.8L/分、交換目安2,500L。原虫・バクテリア除去率99.9999%。フィルターサイズは直径3.2×8cm。

フィルターというと「使用後の手入れが面倒なのでは?」と思うが、ウォーターフィルターはメンテナンスもシンプル。付属の逆洗浄アダプターとペットボトルを使い、水道水を通常とは逆方向から流して内部の汚れを洗い出すことで、ろ過性能を維持できる。カートリッジの交換目安は2,500Lとされ、交換用の「ウォーターフィルター カートリッジ」も用意されている。本体を丸ごと買い替える必要がないため、アウトドア用として長く使えるのも好印象だ

ウォーターフィルター編集部レビュー!

フレックス ウォーターパック装着で実飲!

カミオカ

渓流歴だけは35年と長い隠れメタボ中年。10年前から渓流ミノーイングにハマったミーハー気質だが元はフライマン。ヘルメットはモンベル。源流用に買った50Lのモンベル製ザックは未使用保管中。

フカタニ

渓流歴は35年。右膝に故障のあるメタボ中年(その2)。渓流は基本、フライフィッシングがメイン。夏のお手軽ゲータースタイルと称し、パンツはワークマン。上のド派手なシャツはルアマガで販売したオールバリアシャツ。

深谷「とにかく、沢の湧いている水でさえ濾過していないのは危険! エキノコックスだのなんだのリスクが高いわけだけど、これがあれば安心。それに、その土地の水を飲めるって、なにかパワーが湧いてくる感じもするし、渓流の水は冷たいので夏場の水補給にはうってつけ。自分の場合500mmペットボトルを3本が基本の荷物なので、どうしても重たくなる。これがあれば、ペットボトル1本で凌げるので軽量化できてものすごくありがたい。」

上岡「汲んで、取り付けて即飲めるのは本当にカンタン。今回訪れた渓流は水温も低めだからか、美味しく飲めた。ペットボトルもガッチリ装着できるし、荷物が完全に減る。まずはペットボトルで試して、気に入ったらフレックス ウォーターパックを買った方がいい。なぜなら、水を入れた状態で持ち歩くときのコンパクトさが段違いだから。そしてめっちゃ便利だからこそ、絶対に現場で無くさないようバッグにしっかり収納したい…無くしたら死活問題よ。それと、飲み口を現場の水で濡らすと結局ろ過前の水を数滴飲んでしまう…って思うのは神経質!?」

ペットボトル装着で実飲!

より強力な浄水能力を求めるなら「ウルトラプレスピュリファイヤー」

ウルトラプレスピュリファイヤー|SPEC:容量500mL、重量354g。500mLを約10秒で浄水。カートリッジ交換目安は300回(150L)。ウイルス99.99%、バクテリア99.9999%、原虫99.9%の除去率を備える。

もうひとつ試したのがGRAYL(グレイル)の「ウルトラプレスピュリファイヤー」。こちらは原水をアウターボトルに入れ、インナープレスを上から押し込むことで浄水するボトル一体型。500mLを約10秒で処理できる。最大の違いは浄水能力で、バクテリアや原虫に加えてウイルスにも対応し、重金属、農薬、微粒子、化学物質もろ過によって軽減できる。重量はウォーターフィルターより増えるものの、海外遠征や水質への不安がより大きい環境など、安心感を優先したい場面では魅力的な選択肢となる。

ウルトラプレスピュリファイヤー編集部レビュー!

ウルトラプレスピュリファイヤー実飲!

深谷「渓流釣りにはちくっとばかり、容器がでかい。ただ山登り、ハイキングなんかでは水の補給できるポイントも少ないと思うし、衝撃性なども高いしっかりした容器はありがたいかも。濾過能力はこっちのほうが断然高いらしいので、すこしくらいの里川なら濾過をしっかりしてくれるんではないでしょうか」

上岡「こっちは一気に500mlくらい浄水できるので、一気飲みできる男気仕様(?)。ウィルスやヤバめな物質も軽減できるそうだから、ガチりたいときは断然コッチ。プレスしてろ過させるときにちょっとチカラは必要だけど、女性やお子さんでも使えるレベル。見た目がカッコイイし、ツウっぽいチタンバージョンもあるので自分へのご褒美に!?」

水を汲んで

フィルター部分を押し込む

渓流を歩き回る釣り人に! 「アングラーパック 15」

アングラーパック 15|SPEC:容量15L、重量464g。本体サイズは高さ48×幅32×奥行き16cm。

軽量・高強度なバリスティックナイロンを使用し、背面とショルダーハーネスには通気性に優れる3Dメッシュを採用。

今回の釣行では、モンベルのフィッシング用バックパック「アングラーパック 15」も着用してみた。容量15Lながら重量464gと軽量で、フィッシングギアを効率よく収納できる多彩なポケットを装備。背面やショルダーハーネスには通気性の高い3Dメッシュを採用し、荷物の揺れを抑えながらポイントを探して歩き回るスタイルを想定している。登山用バックパックで培ったノウハウをフィッシング向けに落とし込んだモデルだけに、登り降りが激しい渓流こそ役立つ。

深谷「ベスト+ザックの最適解を求め続けている自分としては、選択肢にいれたいアイテムのひとつ。フライフィッシングがメインだとちょっと容量た足らん!? ただ、釣り上がり用途だと道具を絞ることも大事なので、敢えてこれを採用してミニマムに道具調整をしてみるのもあり。ルアー用途ならばちょうどいいと思う」

上岡「ベスト派もザック派も納得のハイブリッドパックという印象。サイズ展開があるので釣行の長さで選びたい。この15Lは半日以下で食料を持ち歩かない釣行にベストマッチ。一日登り詰める渓流釣行ならば、防水も優れるドライ アングラーパック 25も試してみたい…!」

飲み口が露出しているのを防ぐため、製品のブリスターパッケージから簡易フタを作成(雑)。紛失防止にPEラインで装着した。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。