
身近な場所で手軽に楽しめて、数釣りもできるハゼ釣り。専用の道具が必要と思われがちだが、実は普段使っているルアータックルでも十分楽しむことができる。そこで今回は、ルアマガスタッフの福重と西村が、バス、エリアトラウト、アジングなどのタックルを持ち寄って晩夏のハゼ釣りへ。小雨が降り続き、季節外れの寒さという決して好条件とはいえない一日だったが、果たして釣果はいかに!? そして、釣るだけじゃないハゼの楽しみ方も伝授するぞ!
●文:ルアマガプラス編集部
ルアーマンだってハゼ釣りを楽しみたい!
バスフィッシングにエリアトラウト、アジング……。普段はルアーフィッシングばかりという人にとって、「エサ釣り」は少し縁遠い存在かもしれない。
専用の竿を用意して、仕掛けを揃えて――、そこまでして始めるのはちょっと……という人もいるだろう。筆者もそのうちの一人。しかし、ハゼ釣りなら話は別。実は、普段使っているルアータックルをそのまま流用して楽しむことができるのだ。秋はハゼのサイズが大きくなる最盛期。
そこで今回、ルアマガスタッフの福重と西村が、手持ちのルアータックルだけを持ってハゼ釣りへ出かけてみた。
福重「ハゼ用の竿は持ってないっすけど、これで本当に釣れるんすか?」
西村「むしろライトなルアータックルなら、かなり楽しめるんじゃない? とりあえず晩飯分を確保しましょう!」
目指すは「釣って楽しい、食べておいしい」ハゼ釣りだ! 釣ったハゼは、「HEAT(ヒート)」の『さかな料理&調理集』を参考に料理していくぞ!
釣り&アウトドアスタイルマガジン『HEAT』って?
釣り&アウトドアスタイルマガジン「HEAT(ヒート)」は、釣りを中心に、アウトドアやキャンプ、料理など幅広い「外遊び」の楽しさを発信するWEBメディア。初心者にも分かりやすいハウツーや実釣記事、釣った魚の料理など、気軽に楽しめるコンテンツを紹介している。
『さかな料理&調理集』では、釣り人ならではの料理レシピが多魚種掲載中。今回はもちろん、ハゼ料理ということで、ハゼのレシピ集から選んだ料理をしていく(釣れればだが…)。
ハゼだけで6種類ものレシピが掲載!
自分で釣った魚を食べたい!という方はぜひともチェックしてみて欲しい。
第一ポイントで、ハゼが行方不明!? 食材確保ならずか…?
まず2人が向かったのは、東京都、江戸川区と墨田区、江東区を流れる旧中川。都心からのアクセスも良く、護岸された場所も多い。ハゼの釣り場として有名で、二人は以前、ここでハゼクランクを楽しんだこともある。こんな都会の川で気軽に魚釣りができるのも、ハゼ釣りの魅力だ。
まずは旧中川にやってきた
しかし、この日は朝から小雨。さらに晩夏とは思えないほど気温が低く、肌寒さすら感じるコンディションだった。とりあえず水辺を歩きながら魚の姿を探してみるが……。
福重「ハゼが全然いないッスね…。前に来たときは足元にたくさんいたのに…」
西村「これは場所を変えた方がよさそうだね。ハゼ釣りなら簡単に釣れると思ってたのに…」
ハゼ釣りと言えども、そう甘くはない。仕掛けを入れて探ってみても反応はほとんどなく、粘ったところで状況が好転する気配もないので、移動を決断!
仙台堀川でハゼ発見! 足元には魚影が!
少し移動して、江東区の仙台堀川までやってきた。この周辺の小規模運河も、ハゼ釣り場としてかなり有名だ。到着して水中を覗き込んでみると、状況は一変。いた! 足元の浅い場所に、小さなハゼの姿を確認できる。
江東区の仙台堀川
今回はこちらの仕掛けを使用
ルアーロッドやコンパクトロッドで使いやすい投げ釣り用仕掛け。立つ天秤を採用しており、海底で仕掛けが漂うことでハゼにアピール。キャストして広範囲を探りたいときにオススメ。
かんたんハゼ釣り 玉ウキセット(HA116)
のべ竿専用の玉ウキ仕掛け。ウキの動きでハゼのアタリを目で確認できるのが特徴。仕掛けがセットになっているため、初心者でも手軽にウキ釣りを楽しめる。
かんたんハゼ釣り 胴突セット(HA115)
コンパクトロッドやのべ竿で使えるシンプルな胴突仕掛け。オモリが底を取りやすく、アタリも明確。足元をテンポよく探る釣りにも使いやすい。
エサはホタテとイソメ! ルアータックルとの相性も抜群
まずは胴突きセットでスタート。ラインに結んでエサをセットするだけなので、とても簡単だ。
仕掛けを投入し、底を取りながらゆっくり動かしていく。すると――。「プルプルッ!」 小さいながらも、ロッドを通して明確なアタリが伝わってくる。
胴突きの仕掛けに、小さく切ったイソメをセット
活き餌を持ち込むのが面倒なら、ハゼ釣り専用のホタテ、集魚剤入りのワームも使える
今回用意したエサは、ハゼ釣り用として販売されている専用のホタテと、エサ釣りではお馴染みのイソメ。
仕掛けを底まで落としたら、そのまま待つだけでもいいが、少し動かしてハゼにエサの存在を気付かせてやると反応が出る。普段からルアーを操作している人なら、この「誘って食わせる」という感覚にもすぐ馴染めるはずだ。キャストして広く探ってもいいし、魚が見えているなら足元を狙ってもいい。
仕掛けを落としてハゼを誘う
狙うのは足元、もしくはちょい投げでOKだ
そして何より、ライトなルアーロッドは感度がいい。
福重「きた! ハゼっす!」
西村「ちゃんとルアーロッドでもアタリが分かるね!」
ハゼヒット!
小さな魚だからと侮るなかれ。ライトなルアータックルで狙ってみると、ハゼがエサをついばむ感触が手元に伝わり、掛けてからも意外なほど小気味よくロッドを曲げてくれる。これはなかなか面白い!
ハゼがいれば、答えはすぐに返ってくる
アタリはほぼ毎投!
10センチオーバー連発! 最大は15センチ級!
魚のいる場所を見つけてからは、コンスタントにアタリが続いた。
サイズは10センチ前後が中心。その中に時折、明らかに一回り大きな個体が混じる。そして、この日最大となる15センチ級のナイスサイズも登場! このクラスになると、ライトなルアータックルではしっかり魚の引きを味わえる。
ナイスサイズがばんばん釣れる!
これはかなりいいサイズ!
小さな魚を相手にする釣りではあるものの、「アタリを感じる→アワセる→掛ける」という一連の動作は、ルアーフィッシングにも通じるところがある。気付けば2人とも夢中になっていた。
結果、仙台堀川で釣りをした時間はおよそ2時間。2人合わせて約40尾のハゼをキャッチすることができた。
ウキ仕掛けでもキャッチ!
これだけ聞けば十分な釣果だが、この日は小雨が降り続き、さらに季節外れの寒さ。目の前にエサを落としてもなかなか口を使わない魚も多く、決して活性が高い状況ではなかった。
それでも40尾なのだから、ハゼの魚影の濃さには驚かされる。もっと天候が安定し、魚の活性が高いタイミングならば……。
福重「これ、いい日に来たら永遠に釣れるんじゃないッスか?」
西村「2人で100尾とか普通に狙えそうだね」
短時間でも十分な釣果が期待できる。朝から晩まで一日がかりで挑む必要がないのも、ハゼ釣りのいいところだ。
釣ったハゼは持ち帰って……ここからが第2ラウンド!
さて、ハゼ釣りの楽しみは釣って終わりではない。
せっかく新鮮なハゼがたくさん釣れたのだから、もちろん持ち帰って食べる! 今回は福重と西村、それぞれが自宅へハゼを持ち帰り、好きな料理で味わってみることにした。
もちろんレシピは、『さかな料理&調理集』を参考にしていく。
まず福重が作ったのはハゼの南蛮漬けだ。
材料はハゼとニンジン、ピーマン、玉ねぎ
甘酢で和えれば完成だ。
カラッと揚げたハゼを、野菜とともに甘酸っぱい南蛮酢へ。
福重「これはうまいッス! ビールのアテにも最高ッスね!」
一方、西村はハゼ料理の王道で勝負。唐揚げ&天ぷらだ。小型のハゼは唐揚げに。大きめの個体は開いて天ぷらにしてみた。
頭とワタをとる。小型のハゼはそのまま、大きめのハゼは背開きに
小さいハゼは唐揚げに
大きめのハゼは天ぷらに
揚げたてを食べてみると、身はふっくらとしてクセも少ない。
西村「唐揚げは骨まで食べられて、食感もいい! 天ぷらはハゼの甘みが際立って、めちゃくちゃうまい! 15センチくらいあると食べ応えも十分。これは釣りに行く理由になるわ(笑)」
自分で釣った魚を、その日のうちに料理して食べる。これぞ釣り人の特権である。
ルアーマンにもオススメしたい「江戸前ハゼのチョイ釣り」
「エサ釣りの道具なんて持ってないしなぁ……」そんなルアーアングラーにこそ、一度試してほしい今回のハゼ釣り。
バス、エリアトラウト、アジングなどで使っているライトなタックルがあれば、新たに専用ロッドを用意しなくても十分楽しめる。
そして実際にやってみると、これが思いのほか奥深い。魚のいる場所を探し、エサを送り込み、誘いを入れる。アタリが出たら優しくフッキング。掛からなければ、もう一度。
気軽なエサ釣りなのに、普段ルアーフィッシングを楽しんでいる人が思わず熱中してしまうゲーム性がちゃんとある。しかも都市部ならアクセスしやすく、短時間でも楽しめる。そして釣ったハゼは、持ち帰れば立派な晩ご飯になる。
釣って楽しい。食べておいしい。そして、とにかく手軽。秋が深まるにつれてサイズアップも期待できるハゼ。いつものルアータックルを片手に、休日の数時間だけハゼと遊んでみてはいかがだろうか。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 1
- 2





































