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コンパクトに持ち運べるライトゲームロッド! 『月下美人 MX MB』で楽しむ外房アジング【今日もいいチョーシ】

渡邉長士さんの『今日もいいチョーシ】』。今回は、仕舞寸法40cm台という抜群の携帯性を誇る「月下美人 MX MB」を紹介。モバイルロッドといえば、持ち運びやすい反面、重さやダルさが気になるものも少なくない。ところがこのロッド、実際に使ってみると第一印象は「普通に使える」。そんな“普通”が褒め言葉になる「月下美人 MX MB」を手に、秋の外房でアジングを楽しんできた様子をお届け。

●文:渡邉長士

秋本番、ライトソルトの季節がやってきた

こんにちは。DAIWAフィールドテスターの渡邉長士(わたなべ・たけし)です。いつも「今日もいいチョーシ」を読んでいただきありがとうございます。

当連載は隔月でお届けしていますが、2カ月前に原稿を書いている7月前半は、まさかこれほどまで雨の多い夏になるとは思いませんでした。

私の住む千葉県では、千葉豪雨と名付けられた大雨と台風25号により、床上・床下浸水や土砂崩れ、それに伴う停電、列車の運休など、大きな被害が出ました。また、アンダーパスや低い土地に溜まった雨水に車が進入し、動けなくなった車が道路上に数多く放置されていました。

9月末時点でも通行止めの箇所が多く、まだまだ元通りとはなっていません。

釣り場においても、漁港に隣接する山が大規模に崩れ、漁港が立ち入り禁止になっている箇所があるほか、沿岸でもいたるところでガケ崩れが起こっています。

まだ台風もやってくるようなので、さらなる被害が心配です。釣行される際は道中やガケ崩れ、落石などに十分気を付けて安全に楽しんでください。

海岸近くもガケ崩れがいたるところに

さて、これからの秋本番から冬にかけては、アジング・メバリングがもっとも熱くなる時期となります。これまで高かった水温もアジやメバルの適水温になり、魚のサイズも良くなっていきます。

そんなライトソルトゲームのハイシーズンに向けてDAIWAからもNewアイテムが出てきていますが、今回注目したいのがモバイルロッド。

5本継ぎのライトゲームロッド「月下美人 MX MB」

モバイルロッドとは、仕舞寸が短く携帯性に優れたロッドで、振出タイプや小継タイプがあります。

多くのルアーロッドは中央で継ぐタイプのセンターカットなので、6ftのロッドであれば仕舞寸は3ft(約90cm)となりますが、今回紹介する「月下美人 MX MB」は5本継ぎ。3モデルラインナップしており、仕舞寸法はもっとも短い5.10ftのモデルでなんと41cm。6.5ftでは45cmで、もっとも長い6.10ftでも47cmと、とてもコンパクトです。モバイルロッドの最大のメリットといえば持ち運びがしやすい携帯性で、自転車やバイク、電車釣行ではとても便利なのは言うまでもありません。

510UL-S-5

610UL-S-5

ただ、モバイルロッドにも弱点があります。それが【重さ】や【ダルさ】です。

ブランクが重なる継ぎの部分が多いことで重量が増えてしまい、シャープさが損なわれ、ダルいロッドになりがちです。実際に過去のモバイルロッドの多くはそんな感じでした。

繊細なゲームのアジング・メバリングにおいてはロッドの軽快な操作感と感度は不可欠なので、これまでのモバイルロッドは微妙でしたが、9月にリリースされた「月下美人 MX MB」はモバイルロッドのマイナスイメージを払拭させるような、かなり良いロッドになっています。

コンパクトに収納できる月下美人 MX MB

仕舞い寸法は50センチアンダー!

まず標準自重ですが、5.10ftの「510UL-S-5」で78g、「65L-S-5」で83g、「610UL-S-5」も83gとなります。

同じグレードの「月下美人 MX」だと610L-Sが68gなので、比べると確かに重量は増えてしまいますが、「月下美人 MX MB」は重心がよりリア側になっているため持ち重り感は小さく、使っているとモバイルロッドということを忘れてしまいます。

標準自重は83gですが、このロッドは80~81gでした

高級感のあるデザインもGOOD

「普通に使える」モバイルロッド

初めてフィールドテストでプロトを使った時に私がロッド担当者に最初に言ったのが「普通に使えますね」でした。

この時は65L-S-5でデイアジングをしていて、使っているリグは1gのジグ単でしたが、「普通に使える」という表現はメーカー的にはNGらしく、「動画撮影とかで言わないでくださいね!」と言われました。

確かにもっと具体的に「●●が良い」などのワードがあると思いますが、自分のなかでのファーストインプレッションは「普通に使える」で、自分的には褒め言葉。

普通に使える、つまり、普段使いのロッドとしても十分に使えるレベルだと思ったんです。

プロトロッドでデイアジ連発でした

そりゃもちろん2ピースのロッドに比べれば勝っているのは携帯性だけかもしれませんが、2ピースのロッドと比べても大きく劣るということもなく、2ピースに近い操作感や感度がありました。

それを可能にしているのが超軽量で高感度のHVFナノプラスブランク、振動伝達率性能に優れるカーボンモノコックリアグリップなどのダイワ独自のテクノロジーで、ここでそれを1つずつ解説すると長くなってしまうため割愛しますが、要は“かなり良いモバイルロッド”だということです。

HVFナノプラスブランク

カーボンモノコックリアグリップ

雨の合間を縫って外房アジングへ

そのモバイルロッドを持って遠征に……と思いましたが、9月は地元の祭りがあるなどで時間がとれず、雨の合間を縫って地元の外房へ行ってきました。

朝マヅメの少し明るくなったところで漁港に着くと、日曜日にもかかわらずA級ポイントの堤防先端には誰もいない。これはアジが回っていないサインか……。

今回のタックルは以下の通り

●ロッド:月下美人 MX MB 65L-S-5
●リール:ルビアス LT2000S-H
●ライン:月下美人TYPE-E 鋭感 1.5lb
●リーダー:月下美人フロロリーダー 3lb
●ジグヘッド:月下美人 アジングジグヘッドX 1.5g #10
●ソフトルアー:月下美人 ブレーキンビーム 2インチ

月下美人 ブレーキンビーム 2インチ

堤防先端から船道の深場へキャストし、まずは中層をシェイクしながらリトリーブすると何かがコツコツと当たってくる。小型のアジかな?とジグヘッドを少し上下に跳ねさせてみるとヒット。

その正体は15cmほどのカマス。どうやら群れが入っているようで、その後も15~20cmほどのカマスが1キャスト1ヒット状態。これはこれで楽しいが、アジはいないのか?と、キャストするコースを変えレンジも下げてみることに。

カマスは入れ食い状態

縦のリアクションで本命をキャッチ

まずはボトムの少し上をラインテンションだけでスローに手前にドリフトさせていき、時折シェイクも入れる。

反応が無いため今度は縦のアクションを試す。キャスト後にボトム付近まで沈めたら1~3回軽くロッドをあおり、ジグヘッドを50cm~1mほど跳ねさせ、すぐにラインテンションを緩めてストンと落とす。縦のアクションはリアクションバイトが出やすく、キモはアクション後のフリーフォール。ストンと落とすことで見切られにくくリアクションバイトへと繋がる。

すると狙い通りフォール中にヒット。先ほどのカマスとは明らかに引きが違う。アジか!?と思ったが正体は17cmほどのムツ。

カマスの次はムツでした

ムツも房総アジングの定番ゲストで、タイミングによってはアジよりもたくさん釣れ、食味も良いのでまとまって釣れると嬉しい魚でもあります。

ちなみに、食べ方はアジと同様で色々でき、なかでも炙りが個人的には大好き。炙ることで皮から脂が滲み、香ばしさも加わり寿司にしても最高。そのムツも船道に溜まっているようで、同じ釣り方をすると連続でヒット。

これもこれで嬉しいが、やっぱりアジも釣りたい……。

そんなことを考えながらムツやカマスを釣っていると、漁港から少し離れたところにある岬状に突き出た磯に乗っているルアーマンがロッドを大きく曲げた。これだけカマスやムツなどのベイトがいればヒラマサやカンパチなどの青物も回ってきますよね。次の釣行は青物に浮気しようかな~と殺気が抜けたタイミングでまたもヒット。

あれ? 引きが違う。もしかして……アジだ!

待望のアジをキャッチ!

曇りとはいえ時刻は日の出から1時間ほど経った頃なので、雰囲気はすでにデイ。その中でのアジはやっぱり嬉しいですね。釣り方は縦のリアクション。ワームのブレーキンビームはヘッド部にアームがありフォール中にピロピロと動くので、これがバイトのトリガーになったりもするんです。

その後もカマスとムツに混ざりアジを数匹キャッチしたところで納竿。アジが連発とはいきませんでしたが、カマスとムツは1投1匹に近いペースで釣れたので楽しめました。

モバイルロッドだということを忘れる高い性能

改めて月下美人 MX MBを使った感想ですが、やっぱり普通に使えます(笑)。

リグの操作感や感度など、アジングに必要な性能は十分ですし、普段と変わらず釣りができました。

このモバイルロッドがあれば家族での旅行や仕事の出張などにそっと忍ばせて空き時間に釣りができますし、仕舞寸法が40cm台なので、図面ケースなどに入れておけばオフィスに置いておいても違和感がなく、帰宅途中で釣りができたりします。

モバイルロッドは色んな使い方ができるので、1本あると便利ですよ!

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