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スーパーで売っていた『白い塊』→水槽に入れたら思わぬ結果に。「すごい、貴重な映像」「めっちゃ可愛い」

様々な生き物の飼育系動画を公開している人気生き物系YouTuberの水ラーメンさん。今回紹介する動画は、その中でも最難関(本人談)の飼育だ。「気がついたらスーパーにいました。すると、なんとアオリイカの卵が売っていました!」という一言からはじまるこの動画。果たして家庭でイカの卵を孵化させ、育てることはできるのか? さらにアオリイカの生態についても解説。釣り人にとっても興味津々の必見の内容だ。

●文:ルアマガプラス編集部

そんなバカな!? スーパーでアオリイカの卵が売ってるなんて! それを買って育てるって?

今回紹介する動画は、YouTube 水ラーメン『スーパーに売っていた卵を温めると…』だ。

水ラーメン「なんとアオリイカの卵が売っていました。運命を感じたので購入して家族にしていこうと思います」

スーパーの鮮魚コーナーに陳列されていたアオリイカの卵を迷うことなく買う水ラーメンさん。

そもそもスーパーにアオリイカの卵が売っているのか?

コメント欄には「スーパーの人→売れなさそうだけど生きてる状態で仕入れとけば買ってく人いるから」、「水ラーメンさん専用コーナーを設けてあるだろこのスーパーw」など視聴者から愛のあるツッコミが多数寄せられている。

なにはさておき、珍しい生きた食材を仕入れ、楽しい動画制作に貢献しているスーパーにも感謝だ。

家に持ち帰って早速観察。

水ラーメン「この白い塊の中にイカなんて見えないから本当にいるのかな? と思っちゃうよね。ライトを当ててみましょう」

光を透過させて卵の中の様子を見る。

水ラーメン「あった、これこれ。この丸いのが成長してアオリイカになるんだよね。ちゃんとイカの赤ちゃん入ってますね。

ソーセージ状の1本の卵嚢の中に多くて10匹くらいの赤ちゃんイカが入っていて、卵黄を食べながら成長しているんだよね」

水槽に隔離ケースを設置。アオリイカの卵の居場所は決まった!

アオリイカの卵は孵化まで約3週間。今回の卵の中には孵化が近いものがあるかもしれないので、早急に孵化の準備にとりかかる。

水ラーメン「アオリイカの赤ちゃんを孵化させるのはこちらです。45cmのオーバーフロー水槽。家に超コンパクトな海が作れるからみんなの家にも一つどうですか」

水ラーメン「オーバーフロー水槽ってなんやねんって人もいると思うんで説明すると、下に水のろ過専用の部屋がついた超デラックスな水槽なんです」

水槽から溢れ出た水をまずウールマットでろ過して大きな汚れを除去。さらにろ過材で浄化し、きれいになった水をポンプで汲み上げて水槽に戻すという仕組みだ。

水ラーメン「これ考えた人、天才! オークションサイトとかで安いときは1万円台で買えます。画面の向こうのちびっ子たち、パパやママに泣きながらお願い買ってって言ってね」

アオリイカの卵の居場所が決まったところで水ラーメンさんは水質をチェック

水ラーメンさんは飲んで水質をチェックしたが、一般的には海水用テトラテストなどの試験紙でこまめに水質を検査するのが非常に大事ということだ。

卵を水槽の海水に慣らすための水合わせし、水槽に隔離ケースを設置してアオリイカの卵をお引越し。

動画では、ここまでの一連の作業で海水アクアリウムの基本も解説。さあ、水槽内の隔離ケースに放たれたアオリイカの卵は無事に孵化してくれるのか?

水ラーメン「一つ心配なのが、この卵。白くなってるじゃないですか。もしかしたら腐っちゃてるかもしれない。卵がダメになったら速攻取り除かないと水が悪くなるし、卵もしぼんでくると思うから24時間見過ごせません

アオリイカは水生生物でトップクラスの視力! 生き物系YouTuberの知識と癒しのひとときがすごい!

水ラーメン「水槽のライトを消して卵を寝かせている間にゲッソーのお世話をします」

ゲッソーとは水ラーメンさんが飼育中のアオリイカだ。

水ラーメン「ここ2、3週間で一気に大きくなりました」

水ラーメン「ゲッソーちゃんにエサのエビをあげます」

生きた小エビを水槽に投入。

水ラーメン「食った、あっ食えてない。下手くそすぎる」

ゲッソーは触腕を伸ばしてエビを抱きにいくが、エビはエビバックで大きく跳ねて逃走。

ゲッソーとエビの攻防は続く。エサをロックオンし興奮すると体色が濃くなり、エサをとらえた瞬間、白に変化。エギングをする人ならサイトフィッシングでエギを抱いた瞬間の興奮が蘇るはず。

この捕食シーンに水ラーメンさんも大興奮!

水ラーメン「かっけー、マジでしびれる。弟子入りさせてください、ゲッソー先輩」

水ラーメン「実はアオリイカちゃんは目が良いからあんなちっちゃいエビを見つけられる。イカちゃんって視力は0.6から0.8くらいと言われています。

魚は基本、0.1くらいでイカちゃんは水生生物でトップクラスの優れた視力を持っています」

水ラーメン「あと瞳がWの形をしてるでしょ。光が多く取り込めるようになっていて、暗闇でも獲物を探せると」

水ラーメン「あとイカちゃんって頭が良いんで飼い主の顔、覚えていると思うんだよね、どんぶりアタック! どんぶりアタック! じゃ、次はタタキにエサをあげよう」

水槽に顔を近づけてもゲッソーの反応はなく、ウツボのお世話に移行。

その後も家族のお世話は続き、セミエビのミンミン、ロブスターのロブタン、タラバガニのフロリン、タコのスパイダー山口が登場。この子たちの行動がまたかわいい。生き物系YouTuberの癒しのひとときは動画で確認。

また、真冬の海のタコ釣りでタコが釣れる瞬間を撮るためにタコエギと一緒にカメラを沈めた際のパプニングも語られているので、こちらもお見逃しなく

まさかの全滅⁉︎ 課題は海と水槽の違いをどう克服するかだ!

水ラーメン「みなさん、いま緊急でカメラ回してます」

水槽に入れてから2日後に緊急事態が発生。

水ラーメン「アオリイカの赤ちゃんが1匹だけ生まれて、ほかは全部天国にパピューんしちゃいました。卵の中でイカの赤ちゃんがスミを吐いて死んじゃってるんだよね」

孵化目前の赤ちゃんイカの姿が見える卵嚢もあるが動かず、生命反応はない。

一番の原因は海と水槽の違いのようだ。

水ラーメン「アオリイカちゃんは波や潮の流れが穏やかなホンダワラやアマモなどの海藻に卵をつけるんだけど、自然界では海流によって常に新鮮な海水と酸素が運ばれてくる」

水ラーメン「水槽だと水流が強すぎると卵のストレスになるし、弱すぎると酸素が供給されないんで孵化が失敗してしまいます。超絶なバランスが必須。水流が強すぎると思ってちょっと弱めたんだけど、リベンジできるなら水流をちょっと強くしておこうかな」

やはりアオリイカの卵の孵化は難しいようだ。

再チャレンジで孵化に成功! 待っているのは1ヶ月後生存率1~2%の超難関飼育

一週間後。

水ラーメン「スーパーに行ったら、たまたまアオリイカの赤ちゃんが売ってました。ちょっと(映像では)わかりづらいですけど、卵の中で目がくっきり出ている子や、孵化が近い子もいます。

水質検査を毎日怠らず、イカの孵化は間近で見たことがないので今度こそ成功させるぜ」

前回の失敗を踏まえて水槽に放つ。

水ラーメン「みんな、大事件が起きた」

朝起きて水槽の映像を見るとイカの孵化を確認。だが水槽のどこを探しても子イカの姿がない。

水ラーメン「ウールマットの中を見たら孵化したイカちゃん2匹が吸われてました」

原因は隔離ケース底面の穴から抜け落ちたと推察。水ラーメンさんは目の細かいアクリル板を底面に敷いて孵化した赤ちゃんイカの転落防止。

水ラーメン「孵化間近で中でスミを履いてる子もいる。超慎重にやんなきゃマジで」

卵を刺激して中でスミを吐いたらその子はアウトだ。

そして水槽を映す定点カメラには待望の瞬間が! 卵嚢を元気に飛び出す赤ちゃんイカの姿だ。

水ラーメン「昨日卵がパンパンだったからもしかしたらと思っていたけど。水流を弱くして、(隔離ケースから)脱走しても水が落ちるところにマットを詰めて吸い込み防止。酸欠にならないようにろ過槽でエアレーションをたいてます」

前回の失敗を踏まえた対策が孵化に結びついた。

水ラーメン「正真正銘、ちゃんと生まれたね、俺のビッグベイビーが。アオリイカの赤ちゃん孵化させて、育てようとしてるのYouTube史上初じゃない? こっからがめちゃくちゃ難しいけど」

水ラーメンさんによると設備の整った水産試験場でも1000個近い卵が孵化後、1ヶ月以上生き延びる個体は1~2%らしい。家庭で飼育となると超難関だ。

水ラーメン「この子たちは常に活きエサを食べないといけないから飼育が難しい」

そこで水ラーメンさんが用意したエサがイサザアミだ。

水ラーメン「エビとは違う甲殻類ですけど、海の中の生き物の貴重なご飯で、こいつらがいなかったら海が成り立たないくらい重要な生き物です」

水ラーメン「早速、エサをあげます。アオリイカの赤ちゃんはすぐにご飯を食べないと餓死してしまうので、生まれてから12時間がマジで大切。ここで食べてほしい…なんかアオリイカの赤ちゃんとエサが戯れちゃってるんだけど」

水ラーメン「エサはアジの赤ちゃんがベスト。でも入手困難。自然界でも必ずちっちゃい甲殻類を捕食していると思うんで、辛抱強く待っていきたい思います」

「元気に育って!」と応援したくなる生き物系YouTuberの飼育奮闘記は必見!

水ラーメン「待って、みなさんっ、5日目の朝、緊急で動画回しているんですけど大変なことが起きてる」

水ラーメンさんの弾む声。悪い知らせではなさそうだ。

水ラーメン「アオリイカちゃんがイサザアミ、食ってるー! 」

水ラーメン「うわぁーうれしい。しっかり触腕で獲物を捕らえて。生まれたときより体も1.5倍くらいになってる。カメラ長回しで観察してたけど捕食シーンが一切撮れてなくて、まずいかなと思ってたらちゃんと食べて成長してくれてるね」

成長中のアオリイカの赤ちゃんは2杯。孵化後、エサを食べないで死んだ個体が多かったそうだが、前述の水産試験場での生存率からみてもこれはすごいことだ。

水ラーメン「この2匹、でかくさせるために僕、がんばっていきます! またね、卵が孵化しましたら続編を出していこうと思います」

生きたアオリイカの卵を売ってるスーパーもすごいが、水ラーメンさんはそれを孵化させ育てるという生き物飼育の最難関に挑む。かわいらしいアオリイカの赤ちゃん。視聴する側も「元気に育ってくれぃ」と願うばかりだ。

コメント欄にも「ついに孵化まではじめるとは…」、「これからイカ動画が定期的に見られるってのが嬉しい…」といった驚きと期待の声が多数寄せられている。

水ラーメンさんの生き物に関する広くて深い知識と飼育能力の高さ。

今回紹介した動画『YouTube水ラーメン『スーパーに売っていた卵を温めると…』を視聴すれば、それがわかる。生き物飼育をわかりやすく、面白くみせるのも人気の秘密で、水槽の水を飲んで水質検査もなかなかの衝撃映像だ。

超かわいい生まれたてのアオリイカの赤ちゃん。見ているだけで癒される。釣り場で見かける子イカも見えるサイズに育つには、厳しい生存競争をくぐり抜けてきたに違いない。釣りすぎ注意! 節度をわきまえて釣りを楽しもう。

YouTuber 紹介

水ラーメン

チャンネル登録者数123万人(2026年10月初旬現在)の人気生き物系YouTuber。自然が大好きな自称野生児YouTuberで、近くの自然には未知なるうまさが潜んでいると色々な生き物をとって食べたり、飼ったりする動画が人気を呼んでいる。将来は海外でのサバイバルを目標に活動中。

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