
近年はタックルやライン性能の進化により、これまで以上にPEラインのメリットを活かせる環境が整ってきた。桧原湖攻略においても、PEラインは飛距離や感度といった性能が大きな武器になる。アンダー0.3号クラスの極細PEを軸に、桧原湖のスモールマウス攻略における実践的な考え方と使いこなしのポイントを紹介する。
●文:ルアマガプラス編集部
正しい太さのラインを使わないと自分の釣りに誤差が生じる
野崎さんはシーズン中、毎週のように新潟から桧原湖へ通う。何年経っても、野崎さんにとって桧原湖は特別な場所だ。
「やっぱりこの環境ですよね。景色が綺麗でロケーションが非現実的、この大自然のなかで釣りをしていると、それだけで心が洗われます。子どものころから憧れていたフィールドで、今でも毎年解禁の春が楽しみなんですよ」。
アフターから初夏にかけてのタイミングは、桧原湖の最盛期ともいえるとても楽しい時期だ。
「バンク沿いをスクールで回遊している魚も増えてくるので、そういった魚をサイトで狙ってもいいし、オーバーハング下のムシパターンもおもしろいです。定番なのは、水深4~5メートルにあるスタンプや岩まわりでのネコリグ。スポーニングエリアだったシャローの、その一段下を狙っていく感じですね」。
今回は0.3号以下の極細PEラインでの釣りをメインに紹介。XBRAIDのラインはスポンサー契約以前から、その性能に惚れ込んで愛用していたという。
「細いPEの有効性には昔から気付いていたんですが、0.3号以下のラインって昔は選択肢があまりありませんでした。そのなかでもXBRAID(当時はYGKよつあみ)の細いラインは細いのに強いし、結束強度も強いので、とても気に入っていました。『なんかこのライン細くて使いやすい、けどちゃんと強い』っていうところから、自然とXBRAIDばかり使うようになりましたね。今では縁あって、4年ほど前からサポートしていただいています」。
バスの目線には入れず、浮かせて食わせる。この日はブレイク下5~6メートルにある、小さなハンプの周辺にバスが回遊。ボトムから2メートルほど上のレンジにルアーを通してバスに気付かせて食わせた。バスの目の前に直撃するのはNG。あくまで能動的に追わせて食わせることが重要だ。
常備したいスモールマウスの常勝リグ
野崎さんが得意とする中層攻略用のリグ。ネイルシンカーは1.1グラムをセット。先のトーナメントでもこのリグをメインに使用して優勝した。「ジグヘッドのミドストでもいいんですが、シンカーが剥き出しになっているとシルエットが大きくなってしまいます。それで見切られていると感じることも多く、ホバストリグをよく使います」。
ライク2ES(エンジン) ホバストセッティング
プリからミッド、アフターまでさまざまなバスが混在するこの日の桧原湖。野崎さんはスポーニングエリアの一段沖を狙い、プリの魚にアプローチ。すぐにパターンを見つけてバイトを引き出していった。
ボイルがあったら表層I字
ライズ2.8(エンジン) ノーシンカーリグ
朝一は水面直下でエラストマーワームのI字引きも多用。バスが追ってきてもリトリーブ速度は一定で。風に乗せて流すのもとても効果的だ。周辺ではボイルも見え、この日は数回バイトがあった。
唯一無二の真のプレミアムモデル極細PE
リアルデシテックスX8
⚫︎長さ:90、150、210メートル⚫︎号数:0.2、0.25、0.3、0.4、0.5号⚫︎価格:オープン
日本規格に則った太さと最強クラスの強度を両立する極細PEのフラッグシップ。圧倒的飛距離と超高感度は他の追随を許さない。0.2、0.25号、90メートル巻きがラインナップされ、幅広いアングラーに使いやすくなった。「メーカーの方から製造工程の話を伺いましたが、めちゃくちゃ手間がかかってますね。高価なのも頷けます」。
ラインセレクトは強度と太さに注目すべき
XBRAIDには、極細PEのフラッグシップモデル、リアルデシテックスがある。このラインの特徴は、本当の強さ、本当の太さを追求している唯一無二のラインだということ。世にある多くのラインは、同じ強さでも実は太さがバラバラだ。
「数字上強いPEっていっぱいあると思います。ただ、『このPE強いな』と言われるものでも、実は単純に実寸が太いだけという場合もあります。日本の規格に沿った太さで、一番強いものを作ろうとしているのがリアルデシテックス。原糸メーカーが作る規格通りの原糸を使って、その太さのまま最大限の強度を出している、まさにリアルな極細PEなんですね。たとえば、水深10メートルの下から2メートルにバスが浮いていて、その目の前に、1インチのワームを入れていく…。PE0.2号なのにそれよりも実寸が太かったら、風で流されるし、カーブフォールもやたら手前にきちゃうし、自分の感覚で狙っている動きと、実際の動きに誤差が出てくる。シビアなフィネスでは、それで釣果に差が出てくるんです」。
太くて強いのは当たり前、ちゃんと細くて強いのがXBRAIDのリアルデシテックスだ。
野崎さんはスモールマウスでPEを使う場合、そのほとんどが0.3号以下。極細のPEでないと表現できない釣りがたくさんあるのだ。
ANGLER PROFILE

野崎 新
のざき・あらた
新潟県出身・在住。幼少期から桧原湖に通い、シーズン中はほぼ毎週このフィールドに浮く。得意なパターンはPEラインを使った中層から上の釣り。トーナメント歴は20年以上で、桧原湖では常に高い成績をキープ。本年度もJB桧原湖第1戦を優勝で飾り、最高のスタートを切った。2022年・JBII桧原湖年間優勝。2024年・JB桧原湖年間優勝。メインスポンサーはXBRAID、エンジン。
FIELD

桧原湖
福島県・裏磐梯に広がる、日本を代表するスモールマウスバスの聖地。複雑な湖岸線や無数の島々など、変化に富んだ地形でが特徴的だ。美しい景色のなかで釣りを楽しめる、アングラーの安らぎの場所。⚫︎取材協:こたかもりオートキャンプ場
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 1
- 2









