『ルアーマガジン・リバー』2021年6月号



今号の付録は「エアフレッシュナー」。山と渓流をイメージした“FOREST STREAM”の香り付きの、吊り下げ型芳香剤になります。いかつい鼻曲がりのヤマメは、表紙のイラストを担当してもらっているharuさんに書き下ろしてもらいました。芳香剤として、さらにはアクセサリーとして、ぜひとも車や部屋に飾って楽しんでください。コースターとして使ってみるのもアリ!?

特別付録「ヤマメエアフレッシュナー」

CONTENTS

特集「渓流“超”釣術(ストリームスーパーテクニック)」

渓流ハイシーズンの到来と共に、渓流魚たちの活性は急上昇! 各地から2021の釣果報告も編集部に続々と届いています。でも、たとえいい時期であってもフィールドや入渓するタイミングによっては、難しい釣りを強いられることもしばしば……。エキスパートたちのテクニックや釣りに対する考え方、装備の知識を学び、2021シーズンもメモリアルワンとの出会いを果たしましょう! 今号の特集では“超”のつく、秘密のメソッドを紹介していきます。

細流の三陸ヤマメ/DAIWA・小林将大

釣り業界には北里大学水産学部のOBも多いが、小林さんもその一人だ。水産学部を選択するという時点で、他の学部より釣り人率は高いものと思われるが、父親の影響で小学生の時に渓流のルアーフィッシングを始めていた小林さんにとっても、その場所で渓流ルアーを楽しむのは当然の流れだった。

4mの理想郷/スミス・平本 仁

宮沢賢治、わんこそば、南部鉄器。遠野物語、あまちゃん、小岩井農場。関東圏に住む一般人にとっての岩手の印象とはそういったところだろうか。これが一般人でなく釣り人になると、しかもトラウトアングラーである場合、「魚がたくさん釣れそう」というイメージが加わってくる。

プレッシャーとストーキング/ティムコ・本多慎一郎

2020年の7月半ば、本多さんのスマートフォンに上州屋新福井店の田口さんより釣果メールが入った。尺ヤマメの写真だった。最初は平常心でいられたが、同じような写真が時間をおかず5、6通続くと、さすがに仕事が手につかなくなった。そして、2週間後の釣りの計画を立てた。

ホームを流れる未知の川/バスデイ・川島雅史

盲点という言葉がある。たとえば自宅から駅に向かう細い路地にある薄汚いラーメン屋が、知る人ぞ知る隠れた名店だったとか。こういう方法があったのか、この場所だったのか、AでもBでもなくてKかよ、といった予想外の角度にいい結果が付いてくるような場合に使うのだが、川島さんにとっての盲点は、石川県の川だった。

遊べ。今を、しなやかに/メジャークラフト・石塚 恒

ダルさと重さが、どうしても裏目に出てしまう。1970年代、渓流少年たちの憧れの存在だったグラスロッドは、カーボンロッドの台頭と共に、ひっそりとその姿を減らしていった。だが、2020年代に入った現在、渓流トラウトではグラス素材が見直されている。なぜ、今「再びのグラスロッド 」なのだろう。メジャクラ発の最新渓流ロッド「ファインテール ストリームグラス」からひも解く。



ベーシックミノーがスキルアップを後押しする/ジップベイツ・河井修一

釣りに限らず、何事にも基本が大切。基本をおろそかにすれば応用へのステップアップは難しくなってくるだろう。ジップベイツのトラウト用ミノーのルーツはリッジ56&70(F/S)で、シリーズの基幹モデルとなる。「このミノーをしっかり扱えるようになればミノーイングの幅が大きく広がりますよ!」と、同社テスターの河井修一さん。特性や効果的な使い方を解説してもらった。

最高のウエーダーを着て、あの川へ/パタゴニア

パタゴニアが2020年に発表したフラッグシップモデル「スウィフトカレント“エクスペディション”ウェーダー」は記憶に新しいが、今シーズン、新たなウェーダーがリリースされた。快適な着心地と機能美はもちろんのこと、盛夏に最適なギミック満載の1本となっている。

軽快な釣りは、腰回りのレイアウトから/フォックスファイヤー 

初代モデルのリリースから約7年の時を経て、生まれ変わったフォックスファイヤーの「マルチベルトⅡ」。単純に腰周りをサポートしてくれるだけでなく、渓流や本流で軽快に釣りをするための要素が凝縮されていた。

シビアな状況を打破するダウンストリームミノーイング/メガバス・福山正和

アップストリームでガンガン上流を目指すのが福山正和さんのストリームスタイル。とにかくフレッシュなポイントを探して足で稼ぐのを信条としているが、ここ数年、特殊な条件下におけるダウンストリームの釣りにも注目しているという。

【物語】紅は想いをツナグ/シンドラー・酒向智史

頬をつたう汗は首に巻いた赤いスカーフを湿らせている。僕はほどいたスカーフで額の汗をぬぐい、ゆっくりと石の上に腰をおろしながら考え込んだ。「さて、この枝だらけの小さな淵の奥にどうやってミノーを送り込んだらいいものか…彼ならこのポイントをどう攻略するだろうか…」

【祝解禁!】モンスターの湖/Xルアー工房・田中 久

中禅寺湖のマスターアングラーのひとりである田中久さんが、昨年の初夏にレイクトラウトを狙った。彼が中禅寺湖に通い始めた頃に比べると、圧倒的に「釣れる湖」になってきているという中禅寺湖の、昨年の様子を振り返ってもらいながら、2021年の解禁直後の初釣りでの様子もうかがった。

【祝解禁!】2021年中禅寺湖戦略/ロデオクラフト・阿部博和

標高1269m。最大水深163m。アングラーにとって、あらゆる意味で特別な存在である中禅寺湖。毎年春~初夏の短い期間だけ、夢を見させてくれる中禅寺湖シーズンが今年も到来した。毎年表情を変える中禅寺湖の今年の傾向と対策を阿部博和氏が徹底解説。

『ルアーマガジン・リバー』2021年6月号の購入はこちらから