亀山湖最強ガイド・羽生和人流”ミドスト”の極意【残念アングラー・ルアマガモバイルニッシーでも釣れちゃった!】



先日行われたバス釣り雑誌「バサー」「ロドリ」「アングリングバス」「ルアマガ」の交流戦「メディアウォーズ」からさかのぼること1か月ほど前。大会が亀山ダムで開催されると聞き、ワタクシ、仏恥義理で優勝するため、・・・うそ、せめて1尾ぐらいウェイインするために、ルアマガモバイルの亀山ダムフィールド情報担当がひとり、羽生和人さんに猛特訓をお願いしました。

メディアウォーズの秘策中の秘策になるはずだった、超高等テク“ミドスト”!!

羽生「大会は3月26日なんですね・・・。カバー撃ちでボロンとデカいのを釣ってくる人もいるでしょうが、なかなか揃えるのはまだ難しいタイミングだと思いますよ。

それよりは中層に浮いているでっかいメスを釣る釣り、“ミドスト”※をマスターして臨むのがいいかな・・・

※ミドスト:ミッドストローリングの略。超ざっくり説明するとワームのジグヘッドリグなどをローリングさせながら中層(ミッド)を引く釣り方。

ミドストといえば筆者が “来世でこそマスターしたい10のテク” のひとつに入れている超高等&釣れ釣れテクニック。正直、一日で覚えられる自信など皆無だったのですが、

亀山で10年ガイド業を営んでいるプロフェッショナルに懇切丁寧に教わり、なんとか「う、うん・・・、まあいいんじゃないすか・・・(汗)」レベルまでお墨付きをいただくことに成功!

いざ、大会本番!! 

結果は!!!?

「ミドストしろよ!!!!」と羽生先生に突っ込まれるぐらいアラバマリグを投げ込み、結果も3位と超中途半端!!

羽生流ミドストは、教わった人間のド外道っぷりにより、世に出ることなく闇に葬られてしまうところでした・・・。

せっかく教わったのにこのまま一子相伝で闇に葬られてしまうのか・・・否! そうだ、釣りPLUSで記事にさせていただきます!!

まず、この釣りPLUSの記事を読んでいただいている皆さまにお伝えしたいのが、

その年の気温・水温関係なく「日が長くなってきたなあ・・・」と思い始めるタイミング(大体3月後半ぐらい)から、スポーニングが始まるまで(4月末まで)、ジグヘッドリグの“ミドスト”がでっかいメスバスを狙い撃てるテクニックであるということ!!
(夏以降のタイミングのスモラバのミドストも効果的なのですが、そちらはまた別の機会に・・・)

WHY?

・・・あれ、なんでだっけ??

羽生「だから、春にディープからシャローへと上がる、でっかいメスと、オスバスの動きが違うからっていったじゃないですか!!

オスがディープから“ボトムを伝って”シャローへと上がるのに対して、卵を持っているメスは少しでもソレを温めようとより水温の高いレンジに“浮く”んです。で、その気温の暖かい日などに浮くメスに対して、中層を攻略する釣り方=ミドストなどが効くわけです!!

なのでこの時期にミドストで攻めるのは、スポーニングエリア(シャロー)の近くにある
◆岩盤に絡む立ち木(上の写真のようなスポット)
◆岬に絡む立ち木
◆シャローフラットに絡む縦ストラクチャー
などですよ!」

ミドスト、すげえな!?

羽生 「大会でアラバマしか投げなかった奴がいうな!!!!」

これが亀山でデコ知らずの羽生流ミドストアクションだ!!

動画だけアップとか手抜きやがって・・・

いやいやいや・・・、ぶっちゃけ言葉の解説を聞くのも大事ですけど、まずは自分なりに“目で見て”真似をしてみたほうが、吸収が早い・・・かもですから。

羽生先生からの補足アドバイスとしては、

羽生「ずばりミドストで難しいのは、(1)レンジコントロールと(2)平行にルアーを引くこと、です。

(1)に関しては、まず足元に使うルアーを沈めてみて何秒でどれぐらい沈むか確認します。で実際に使うときは、キャストした分テンションがかかるので、その沈下スピードよりも気持ち長めに時間をとり沈めたいレンジまでフォールさせ、そこからアクションを開始します。

(2)のほうは、ニッシーの思惑通りでなんかシャクなんですが(笑)、上の動画のラインスラックの使い方(スラックを水面に叩くようにしています)+リーリングスピードを参考に、これまた動画のワームのローリングアクションが出るように、足元の見える水深で練習してみてください。ワームの上下動をおさえてアクションさせることで、ある程度平行に動かすということがわかっていただけるかと思います。



最強ガイド監修のLikeは出たら即買いですぞ!!

で、実際にオマエはミドストを教わってバスを釣れたのか?ですが・・・

ミドスト釣れますよ、当然じゃないですが!!!!(ザ・手のひら返し!)

ていうか今回使ったLike3インチプロト/ENGINEがすごく使いやすかったです!!

羽生さんが亀山でテストしまくっているリアル系ワームのLike。ソリッドボディの2.5インチに対して今回使った3インチは中空。ノーシンカーピクピクで最高のアクションがでるように設計されているのですが、ジグヘッドのミドストにも高次元で対応してくれます。

本邦初公開!? こちらがミドストで使う際のジグヘッドの刺し方。・・・はい、このワーム、アイが天地を向くのが正ポジションです! ノーシンカーピクピクで使う際にアイが下を向いてバイトマーカーとなるようにあえてデザインしています。なので、ジグヘッドのフックポイントもアイのある面から抜く・・・だけでなく、写真のようになるべく薄く刺して、フックゲイブが大きく出るようにセット。こうすることでローリングアクションが最大限に出るのです!

ジグヘッドのウェイトは0.6、0.9、1.3グラムを、当日の風の強さ、意図するアクションスピード(遅くしたいときはより軽くする)によって使い分けます。羽生先生は写真のヴェスパ(リューギ)の#3サイズをLike3インチには使っています。

バス釣りメディア関係者史上、最もバスフィッシングに向いていない男と評されるワタクシでさえバスが釣れた羽生流・ミドスト、ぜひスポーニング前のいまのタイミングにフィールドで試してみてくださいね!!

羽生先生のミドスト用タックル

ロッド:スペルバウンドコアSCS-65-1/2UL/L-ST(ENGINE)リール:イグジストスティーズカスタム2506(DAIWA)ハンドル:RMRハンドル(オフィスZPI)ライン:ストラテジックフィネス3.5ポンド(ラインシステム)

羽生「ロッドはピクピクとかi字系のジョーダン、ライトキャロなどに使っているものですが、ブランクの長さがありラインスラックをコントロールしやすいので使っています。バットパワーがかなりあるのででかいメスのパワーに負けないように、というのも狙いですね。

ミドスト用のリールはローギアのものが使いやすいです。

ラインは沈める釣りなので絶対にフロロカーボン。2.5や3ポンドだとメス相手だと怖いので3.5ポンドを使っています。相手を考えたら4ポンドでもいいですね」

以上、きっちり2000・・・と287文字

ってぜんぜん2000字におさまってねえじゃねえかよ!!!!!!

追記 そういえば撮影中にこんなことが・・・


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