釣りPLUSプレミアムタックルコレクション001『フラワーホーン』の限定販売期間もいよいよ12/21までに迫った。すでに予想を超えるご注文をいただいており、あらためてこのルアーの人気の高さを思い知らされているが、そんな注目ルアーのこだわり解説連載も最終回。奇想天外ルアーのオススメの使い方について、引き続きワンスタイル・門田和也さんに話を聞いた(聞き手:ルアマガモバイル編集担当・ニッシー)。
[釣りPLUSプレミアムタックルコレクション]とは?
釣りに関する道具・アイテムといえば、他のレジャー・趣味にもまして毎年数多くの商品が販売されるもの。それこそが釣りファンの楽しみの源でもあり、ときには悩みのタネであったりもする(あと散財の苦しみもw)。そこで我々[釣りPLUS]も、全国各地の選りすぐりの逸品や一般的な流通販売網に乗りにくいレア商品、ルアマガファミリーのコラボ/オリジナルアイテム等を厳選し、[釣りPLUSプレミアムタックルコレクション]と銘打って皆様にお届けすることに。インターネットによって誰でも世界中からあらゆる品を手に入れられるようになった今、あらためて我々の”目利き”能力にご注目いただきたい。
中層/ボトムのキホンアクションは冬シーズンに欠かせない!
前回、『フラワーホーン』のキホンアクション4つのうちの2つ、「ドッグウォーク&ライザーアクション」「スイッシャー引き」について紹介した。
〈前回(第3回)の記事はこちら ↓ 〉
今回は残り、中層とボトム攻略に使う2つについて解説。ぶっちゃけ、冬が深まっていくにつれてメインとなっていくのはこれらなのだ!!
キホンアクション3
中層I字引き
ギル型をつくろうと思いたったときに、ここが出発点だった、というのは先に聞いたけど、…これってどういうアクション?
門田「ともあれ動画を見てください」
門田「というわけなんです!(笑)」
…という手抜きは通用しないのでw 説明すると、
ただ中層をI字に引くのではなく(この使い方もしないわけではない)、使用頻度が多いのは、サスペンド〜スローシンキング状態にウェイトチューンし、バスが付いていそうなストラクチャーを見定め、その付近に投入、ラインテンションだけで超スローにI字引きし、そのモノに付いているバスを引っ張り出す、食わないときはトゥイッチしてリアクションバイトを誘うという釣り方。
門田「これもビッグベイトの冬の釣り方のひとつなんですけど、ストラクチャー付近でず〜〜っとデッドスティッキングしてると、寒い時期でもバスが出てくる。それをI字系でもやるというものですね」
このアクションを行うのに必須のシンカーを使ってのシンキングレート調節だが、前側をより重たくするのが超重要なキモ! たとえば、今回実釣した11月の野池でジャストサスペンドさせるのに必要なウェイトはおよそ3グラムだったが、この場合の重さの分散は、前のアイに2.5グラムのクイックチェンジャーを、後ろの尻尾あたりに0.8グラムの板オモリ(1グラムのものを若干切って使用)を貼った。「手順としては、前側でざっくり調節し、あとは後ろ側に足してサスペンドにするのがやりやすいと思います」
キホンアクション4
ボトムスローリトリーブ
このアクションに不可欠なのが第2回の記事で紹介した背バリセッティングだ。
〈第2回の記事はこちら ↓ 〉
門田「これは僕がスイムベイト・フクロウでやっているパターンと同じで、ボトムでルアーをゆっくり引いて何かに当てるのってめっちゃ釣れるんですね。特に岸際に追い込んだ体で最後に大きな岩などに当ててやると『逃げられる!』と思ってバスは本気でバイトします(笑)」
「操作のイメージは、ボトムのちょい上を引く感じで、たまに起伏の高いところに当たるぐらい。ゴツゴツ当たりすぎているのはリーリングスピードが遅すぎです」
実はこのアクションが有効なのが、低水温期。具体的には、晩秋〜12月ぐらいまでと、早春の2月の終わり〜3月までだとのこと。「スコーンリグをやっている人はそれと同じタイミングです。要はバスがボトムに寄り添っていてギリギリ動けるような時期ですね」
4つのキホンアクション、その使い分け方をまとめてみた
門田「うーん、最初にいったようにみなさんが普段釣りをしているフィールドで自由に使って楽しんでほしいんですが(笑)、あくまで僕のやり方を紹介しますと、
【晩秋】
(1)でかいのが釣りたいので最初はドッグウォーク&ライザーアクションがメイン
(2)出てきそうなところで中層I字引き
(3)最後にボトムでモノに当てる
【冬】
(1)トップは原則ないので、いきなり中層I字引きから入り、ルアーが見えるギリギリまで沈めて、バスが浮いてくるか・付いてくるかみる
(2)反応がなければ出てきそうなところでボトムを引く
という感じですね」
フラワーホーン用のおすすめタックルも聞いてみた
オーラスは、プロショップの店長ならではの歯に衣着せぬフラワーホーン用の推奨タックル!!
[ロッド]7フィート前後のミディアムヘビー〜ヘビーアクション
門田「ずばり、みなさんがジョイクロに使ってる竿をそのまま使ってください(笑)。具体的にいうと、低〜中弾性でテーパーがややマイルドなもの。ちょっと食い込み重視なんだけど、フッキングパワーも必要なルアーなので、ですね」
[リール]ぶっちゃけなんでもいいです(笑)。トゥイッチしやすいものが楽かな
門田「ここまで紹介してきたように、フラワーホーンはデッドスローに巻いたり(理想はローギア)、連続トゥイッチで魚を誘い出したり(理想はハイギア)、いろいろな使い方をするので、正直何かに特化したリールというよりは、みなさんが一番マルチに使うのに使い慣れているものがいいかなあ、と思います」
[ライン]フロロカーボン20ポンドがベース
門田「これはもう、切られたくないから。自分で作っといてナンだけど、ルアーが高えから!!(笑) というのが半分。もう半分は、ラインが重たいほうが早く沈むので、ドッグウォークで潜らせやすかったり、ボトムまでも早く沈めることができると。だからこのぐらいの太めのフロロカーボンが使いやすいんです」
…というわけで、筆者的に、今年のウインターバッシングに投入してみたいルアー・ナンバー1!でありながら、ぶっちゃけ話を聞かないとどう使ったらいいのかよくわからなかった『フラワーホーン』について、当初予定の倍となる(笑)4回に分けて紹介させていただきました。
それでは、読んでくださったみなさんのサイフの紐がユルむことを祈りつつm(_ _)m…、黄色い欄へと続く↓
〈TP-PTC-001:フラワーホーン〉の期間限定販売は終了しました。ご注文ありがとうございました。
※Special Thanks to ニッシー. May the fishing be with you.
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