川村光大郎さんが主宰するボトムアップより満を持してリリースされたスピナーベイト『ビーブル』。釣具量販店でも品切れ続出中のこのルアーをルアマガ+でもう一度おさらい&これから始まる夏のシーズンに向けての川村流テクニックも公開!!
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夏は「流れ」+「シェード」(鉄板テク)+プレッシャー対策がカギ!!
狙いは絞りやすい分プレッシャーが集中する
バスが「涼」を求める夏。流入河川やバックウォーター、インレットなどの流れに加え、カバーやシェードといった要素が重視される季節。狙いが明確な分、プレッシャーが集中しやすく、時間とともにバスが人やルアーに慣れて難しくなる時期だ。
川村さん「ありきたりな『流れ』と『シェード』という条件ですが、個人的な優先度でいえば『流れ』のほうが上です。どんなにいいカバー、シェードがあっても流れがなければ魅力は半減です。そんな夏の釣りですが、これまでは流入河川の最上流部だけを掻い摘んで釣果を伸ばすことができたのですが、近年はそういったスポットに対して、プレッシャーが集中し、バスが簡単に寄り付かないというのが現状。 釣っていて感じるのは、バスが『一歩下がった場所』にいるということ。要は集中的に攻められないような、一級スポットから外れた場所やモノついてます。これは完全にプレッシャーが影響ですよね。だから、良さそうなスポットはもちろん狙うんですけど、その周辺も丹念に探りますね」
夏テク①B級スポット撃ち
A級がB級に、B級がA級に
過度なプレッシャーを避けた魚がA級ではなくその周りや、B級のスポットに付く。ただし、そういう魚は基本的に難しいので、スモラバ中層マイクロピッチシェイクなどで、精密かつ丹念に狙うべし。
夏テク②リコシェ・スキップ
跳弾でリアクションを誘発
垂直護岸に対し、やや斜めの角度からスキッピングで壁に当てることで壁伝いにルアーを滑らせることができる。一見、無反応なバスにもスイッチが入ることもしばしば。
夏テク③良さそうなスポットは丁寧且つ丹念に!
狭いスポットでも精度で釣り勝つ
フィネスリグをカバーに撃ち込んだり、ルアーをアプローチする際にリアクションを誘ったりなど、プレッシャーが偏りやすい時期だけにフィネス方向へのシフトと釣りの精度で差をつける。
夏テク④スピナベサイト
川村さん「あとこの時期はサイトでダイレクトにバスを探すことも多いです。スピナベサイトを多用するようになるのもこの時期です」。
快感度MAXの「マグネットバイト」
バスの口元をかすめるようにカーブスローロールでスピナーベイトを落とし込む、川村さんの十八番。浅い場所であればボトムに追い込ませるようにすることでバイト率が上がる。
限定条件!雨の濁りは大チャンス!!!
川村さん「 とにかく夏はプレッシャー対策が必須になりますが、1つそのプレッシャーを忘れていいのが大雨や台風のあと。雨の影響で川や水路が濁流になっていたら、どんなに普段ハイプレッシャーでスレた場所でも、そのイメージを払拭してジグ&ダディのようなボリューム感と水押しで攻めて大丈夫です」。
カスミ水系50アップ率高し!ジグ&ポークのフリップ&スイム
強い濁りはマイナス要素と捉える人が多いなか、川村さんはチャンスだという。それが露骨に表れた試合が昨年の陸王予選、府中湖で行われた山田祐五さんとのバトル。台風通過による濁流下で、流れのヨレなどにジグ&ダディをスイミングさせ、ランカー連発。
川村さん「実はカスミでは珍しい50アップ率が一番高いのもこのパターンですね」。