バス釣りハイシーズン、ハズカム! 最高の季節は、最高の釣果と記憶をもたらしてくれる…。より多く、よりデカいバスを!! モンスターも貴重な1尾も手にするためのルアー代表一角が、フロッグ&バズベイト。どちらも苦手意識ある人も少なくない。でも、使い方のちょっとしたコツで、強い味方になるのも事実。ビッグレイク琵琶湖で、初心者にも釣らせまくる杉村和哉さんにワザを伝授してもらったぞ!
杉村和哉さん×ポッパー記事はこちらをクリック!
フロッグはジグ!? 細かいテーブルターンがキモ
ポッパーが効くハイシーズンと共に活躍するのが、フロッグだ。
杉村「ラバージグと同じような、イライラした感じで食ってきます。だからジグを操るようにネチネチと動かしましょう。季節が早いほど、ゆっくり動かします」。
主な攻め方は、リーズ前のトゥイッチングフロッグと、リーズの中のポケットでの首振り。
杉村「リーズ前は浅くて、着水した瞬間からバスは気付いているので、ノンポーズで動かし始めます。ポニーガボットお得意のテーブルターンでイライラさせましょう(笑)」。
キモはアワセ! 即アワセ厳禁!!!
貴重なフロッグへのバイトを捉えた!
杉村「スカートつきフロッグは、本当に即アワセ厳禁。アワせずにいつまで咥えているか実験したところ、15秒くらいは吐き出さない。ラインが走ってからか、バイトから5秒くらいは待ってからアワせてください」。
【バズ&フロッグ&more!!】フッキングはワンテンポ置いてから!
杉村「フィールド問わず、バイトは貴重なもの…せっかくアングラーの力でバスが食ってきたのに、もったいない! 基本的に、ひと呼吸おいてからで大丈夫。ラインを張って、ロッドにバスの感触が伝わってからフッキングでいい。バズベイトも、よっこいしょ、でアワセてください。ただしスカートなしのフロッグは、即アワセでOK」。
強烈にハマる、バズベイトパターンは秋終盤にもピークが!
杉村「バズは秋。特にバズベイトオンリーといえるのが、10月下旬から長ければ11月半ばまで。バズを食ってくるバスは、ほかのルアーに見向きもしない奇跡のルアーです。そして、トレーラーフックは絶対に装着してください。10尾釣れたなかで3〜4尾はトレーラーフックのみにフッキング。10尾に1尾50アップが混じると考えても…絶対につけるべきです。そのときはゴムのストッパーはひとつで、半固定で」。
トレーラーフックをゴム1個で半固定するべき3つの理由
スカートバイトを獲る
「水流を受け、スカートと一体化してスカートへのショートバイトを獲れる。ゴム2個でガッチリ固定すると沿わない」。
1つだと、フッキング時にズレやすい
「メインフックが刺さっていくときに、ゴム1個ならトレーラーフックが簡単にズレてくれて邪魔にならず、深くフッキングしてくれます」。
ファイト時にバレにくい
「トレーラーにフッキングしたときに、ストッパー1個ならフックが自由に動いてバレにくい。2個止めだと『てこの原理』でバレやすい」。
杉村「トップは、確実に釣れるルアーです…。実際に今日はトップが釣れますよとガイドしていても、お客さんの釣りに対してバスの反応がイマイチだったり、ミスったりすることがある。その原因は、アクションとフッキングにあります。アクションはもっと丁寧に、フッキングはもっともっと遅めに! それだけで釣果は全然違ってきます」
タックル・フロッグ用
● ロッド:ヴァルキリーVKC-71H(メガバス)
●リール:ハイギヤ深溝ベイト
●ライン:PE80ポンド
タックル・バズベイト用
●ロッド:ヴァルキリーVKC-611MH(メガバス)
●リール:ロジウム73(メガバス)
●ライン:フロロ16ポンド