パンチング、ジャイアントベイト、アンブレラリグ、フロッグゲームなど、パワーゲーム派のバスアングラー待望のレボがついに登場! ドラグ力14キロ、糸巻量30ポンド100メートルという桁外れのスペック。堅牢さを極めたアルミフレーム。化け物とガチで力比べができる重戦車だ。ライギョマン、怪魚ハンターからの視線も熱い! さて、そのポテンシャルはいかに…。
レボ・ビースト40HS【アブ・ガルシア/ピュア・フィッシング・ジャパン】
● 自重:270グラム● ギヤ比:7.3:1●最大ライン巻取長:86センチ(ハンドル1回転)●最大ドラグ力:14キロ● 糸巻量:30ポンド‐100メートル●ボール/ローラーベアリング数:7/1●価格:2万8000円(税抜き)
【デザイン】苦み走ったいぶし銀のカラーが男心を刺激
マットブラックのメインフレームに、左右のカップがダークグレー。形状的にはビッグシューターコンパクトに近いものを感じるがカラーリングが渋く、印象はかなり違う。怪魚系の人は比較的年齢層が高いので、大人向けのデザインを意識しているのかもしれない。
【回転・巻き心地】かっちりした剛性感が巻き心地をアップ!
お世辞にも軽いとは言えないが、パーミング感はすこぶるいい。素材的に硬いのでは…と思ってしまうほど、びくともしない剛性感。それが一番気に入った。ハンドル回転も力強さを感じる滑らかさだし、この丸くて硬いハンドルノブもいい。ギヤ比もちょうどいいね。
【キャスト】ビッグベイト程度では余裕の対応…ピッチングも及第点
キャスティング
残念ながら、ジャイアントベイトは持っていなかったが、マグナムクランクやビッグベイトは投げてみた。抜けるような感覚の飛びではなく、ぬるぬるとしたブレーキ感のあるキャストフィール。でも、飛距離的には余裕で満足いくし、トラブルは全くなかった。
ピッチング
リールがごついので、ロッドもボアコンを選択。16ポンドのフロロを巻いて3.8インチのブルフラットなら、ノーシンカーでも普通にピッチングできた。ピッチング向きとは言わないが、重めのリグや、ショートディスタンスでビッグベイトならピッチングしやすい。
【ブレーキ】このリールは、ブレーキ強めでいいのだ
遠心とマグの2本立てになってるので、微妙な設定が可能。その半面ブレーキ力がやや強めになりがち。でも、怪魚遠征やジャイアントベイトの釣りでバックラッシュすると、ルアーやラインを失って最悪になる。それを防ぐため、多少ブレーキ強めでもいいかもね。
【ドラグ】巨大魚も肝を冷やしそうなドラグ力だ
バス用の普通のベイトリールはドラグ力5 ~ 6キロ。でもこのリールは14 キロ。よほど強いロッド、よほど太いラインでも、滑らせずに引っ張り合いができる。思ったより繊細な設定もできるし、実際にフルロックできる。ライギョの抜き上げで真価を発揮できそう。
【総合的使用感】コンセプト通りのビースト相手に最適だ
とにかく、頑丈さが伝わってくる、マグナムクランクやビッグベイトをフルキャストしてもゆがみを感じない。スライドスイマー250も、普通に投げられるはず。PEラインも試したけど、トラブルなし。フロッグも遠くまで飛ばすことができた。ライギョも行けるぞ。
【価格】ジャイアントベイト、雷魚、怪魚用ならOK
既に人気なの? 割引後でネット価格は2万円強。4万5万という値段がついてるサイトまである。これは並行輸入品? 2万円ちょいなら、絶対に買いだと思う。ただし、普通サイズのルアーで普通のバス釣りするには、糸巻量が多すぎるかな。