梅雨明けから夏日のバスは、シーズン移行期でハズすと痛い…。活性の高いバスも、タフった個体も状況によってルアーセレクトで対応! ハードルアーもソフトルアーも使いこなす、伊藤雄大さんのシーズナルパターンからルアー7つを厳選。ハウツー盛りだくさんで、バス釣り初心者でもバッチリ釣らせます!
朝夕マズメはペンシルベイト
「朝夕にシャローにいるバスを狙います。河川だと日中でも出番が多い。水面で小魚がピチャピチャしているような場所に投げます。ロッドは6フィート10インチ前後がおすすめ。ラインスラックを出した状態で操作するのがコツです。ラインはナイロン10ポンドを使用。ペンシルベイトは遠投することも多いので、フロロだとラインが途中で沈んでしまい、きれいなアクションが出なかったりする。ポーズはあまり入れず、チャッチャッチャッと連続ドッグウォークで誘いましょう」。
スーパースプークJr.【ヘドン】
「アクションは幅広スライド。砂地が広がるシャローフラットを斜めにフルキャストしながら釣り歩くような状況で使いやすいルアーです」。
シャワーブローズショーティー【エバーグリーンインターナショナル】
「よりピンスポット向け。オープンマウス型は、水しぶきを上げながら同じ場所で何度も誘える。3本フックなのでフッキングも抜群です」。
とりあえず1尾! ノーシンカー×オフセットフック
4インチヤマセンコー【ゲーリーインターナショナル】&EZオフセットM【ZPI】
「どうしても釣れないときは、定番の4インチヤマセンコーのノーシンカーを投げてみましょう。これは万能ストレートワームです。まずは釣り場を歩きながら周辺のカバーを手堅く撃ちつつ、沖でボイルがあったらそのまま投げ込む。ペンシルベイトみたいに連続アクションで水面~表層を引いてもいいし、ボイルがあった場所で沈めてみるのも効果的です。ノーシンカーリグは軽い(=飛距離が出ない)イメージがあるかもしれませんが、ヤマセンコーは塩入りなのでブッ飛びます」。
カバー攻略 ビフテキリグ&ジグ!
「晴天時は、強い日差しをきらったバスがカバーに入ります。カバーの奥を狙うなら、テキサスリグやビフテキリグがおすすめ。ペグ止めすれば、ラインが途中の枝に引っ掛かるなどしてもシンカーとワームが離れない。シンカーが着底したとき、同じ位置にワームがあることを保証する。つまり障害物の中でもリグを思い通りに動かせる。対して曇天時は、魚がそれほど奥に潜らないので、カバーの手前にラバージグを投げ込み、ラバースカートのアピールでバスをカバーの外側に誘い出しましょう」。
エスケープツイン【ノリーズ】&EZオフセットM【ZPI】
「ビフテキシンカー7 ~ 14グラムを使用。エスケープツインは着底時や引っ掛かったときに手足が勝手に動いて誘ってくれる。圧倒的に食います」。
フラットバックジグ【デプス】&スパイニークロー3.5インチ【デプス】
「手前の障害物に引っ掛けて中層で誘ったり、スイミングでも使える。スパイニークローを付けると沈降時のビラビラ感が倍増。甲殻類や夏エサである小ギルを模せます」。
最奥攻略用のビフテキリグ、カバー手前攻略用のラバージグ。ラバージグはネチネチからスイミングまでオールラウンドに使える万能ルアーだ。
スレたでかバスも出る雨天のNZクローラー
「絶対バスがいるはずなんだけど、あまりに攻められすぎて魚が出ない場所ってありません? 立ち木でも水門でも…。そんな“見え見え”の一級ポイントを攻めるのに有効なセレクト。そのような場所は、雨の日にNZクローラーを投げると出ます。派手な動きなんだけど移動距離が短く、普段およそ飛んでこないサイズ感(笑)。これに雨パワーが絡むと、最大クラスの魚が出ちゃう。雨が降りすぎるとトップは存在感が弱くなりますが、NZクローラーは強い雨ほど期待が持てます」。
NZクローラー【デプス】
「竿を立てながらゆっくり巻くだけ。左右のウイングが水を受け、カシャンカシャンと泳ぎます。釣れる三箇条がそろったとき、水面で何かが起こります!!」。
NZクローラー爆発三箇条
其の一◎見え見えの一級ポイント
其の二◎なるべく強い雨
其の三◎デッドスローで巻く
使用タックル
ペンシルベイト用
●ロッド:アルカンセALC-V610M(ZPI)●リール:アルカンセHS(ZPI)●ライン:ナイロン10ポンド
カバー攻略用
●ロッド:アルカンセALC-JW70H(ZPI)●リール:アルカンセXS(ZPI)●ライン:フロロ16ポンド