今季よりアメリカB.A.S.S.バスマスターオープン参戦する、日本最強のトーナメントアングラー・青木大介。日本のバストーナメントシーンを圧巻した第1章が終わり、アメリカでの第2章が始まった彼を新たにサポートするもうひとつのタックル、それは彼自身のバスフィッシングスタイルと同じく、“高精度”な時を刻むボールウォッチであった。
“クロノメーター世界基準”あらゆる環境下で正確に時を告げるボールウォッチ
クロノメーターは、国際的な公認機関の検定に合格した、精度の高い時計に与えられる名称だ。言わば“高精度時計”の代名詞で、アメリカで生まれたクロノメーターを代表するブランドが『ボールウォッチ』だ。
創業者は、1891年にオハイオ州で起きた鉄道事故の調査を委任された時計技師のウェブスター・クレイ・ボール。当時アメリカ全土で、不正確で、認識の異なる時刻をもとに列車の運行を管理していたという事故原因を突き止め、アメリカの鉄道網を管理、運行する厳格無比な時間基準を定め、鉄道標準時計の原型を築き上げた人物だ。
今でこそ時計は正確に時を刻むのが当たり前だが、当時の鉄道標準時計は機関車の熱にさらされ、埃をかぶり、少々乱暴に扱われることが前提になっていた。あらゆる過酷な環境の下で正確に時を告げる。このアイデンティティが、現代のボールウォッチに受け継がれている。
堅牢性高精度のベストバランス
“堅牢さ”と“高精度”。現在のボールウォッチを表すなら、この二つの言葉に尽きる。ムーブメントを保護するケースは耐衝撃性に優れるのはもちろん、その強靭さはウィークポイントのリューズの強化にも現れている。
リューズは、巻き芯を介してムーブメントまで直結する可動部だ。一般的なリューズガードは最も弱いリューズ根元部を保護するものが多いが、ボールウォッチはリューズ全体をガード。リューズをきっちり締めないとガードが閉じず、リューズの締め忘れというヒューマンエラーによる防水性の低下も防いでいる。このリューズガードは、ボールウォッチを象徴する独創的な機能美と言えるだろう。
オリジナリティで言えば、暗闇で文字盤のインデックスが自発光するマイクロ・ガスライトによる視認性の高さもボールウォッチの特長だ。蓄光塗料のように事前に露光する必要はなく、発光色を使い分けることで、暗所での優れた判読性能を発揮する。
ムーブメントは、世界で最も著名な検定機関のC.O.S.C(スイス公式クロノメーター認定協会)の検定を受け、長期間に渡って高精度を維持することを保証する。この精度の高さは、優れた耐衝撃性、防水性、耐磁性、耐震性の上に成り立っている。
バスフィッシングは、炎天下ののバスボートのデッキや、ガイドが凍る酷寒の山上湖など、過酷なフィールドに立つことが多い。夜明け前からタックルを準備することもある。トーナメントでは時間にも追われる。あらゆる過酷な環境の下で正確に時を告げるボールウォッチは、トップトーナメンターの腕にも良く似合う。
バスフィッシングにおススメの1台、通称「青サブ」
『サブマリン ウォーフェア』はボールウォッチの人気モデルのひとつ。フラッグシップコレクションのエンジニア ハイドロカーボンにラインナップされる。モデル名は“潜水艦戦”を意味し、文字盤はメタルインデックスに自発光するマイクロ・ガスライトを搭載。リューズを守りながら防水性、耐衝撃性を高めるセーフティロック・クラウンシステムなど、ボールウォッチを代表するテクノロジーの数々で武装している。この『サブマリン ウォーフェア』に、今夏、ベゼルトップをブルーで彩る通称“青サブ”が登場。堅牢かつサビに強いチタニウムケースに、高高度なサファイアガラスを採用し、プロダイバーが理想とするスペックをフルに満たした300メートル防水を実現。水辺でも安心して使える。鮮やかなブルーのベゼルは、夏のバスフィールドで注目をあびそうだ。