【15:34|酒井】引き続き、大正橋より上流側
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
休憩明けは、さらに上流側へ。
酒井「流れが出るのは15時半から。で、下流から徐々に流れて、三ツ合堰で1時間後くらいという話を聞いたので、ここだと17時くらいなのかな?」
それまで粘り続ける?
酒井「ちょっと考えてみます」
残す2時間半をどう使うのか。この時間の使い方が勝負のキーになりそうだ。
【15:35|羽生】粘り通す
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
15時から最後の休憩をとった後、やるのはやはり、小規模河川。
水質、ベイト、カレント、ストラクチャー、そして、見えバス。どれをとっても好条件なエリアを良い時間帯にみすみす手放したくはないか。
羽生「でも、もうひとりの俺が3本めはないんじゃないかとも思ったり。移動に時間かけたくないし…」
すると、またもウィードパッチでいきなりのバイト!!
羽生「バスなのかな?いろんな魚種がいるからなんとも言えない。でも、バスだったら相当タフだよね」
【15:50|酒井】痛恨のミス…
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
ここまでルアーロストもほぼなく、明確なバイトはすべてモノにしてきた酒井さんだが、ここにきてまさかのアワセ切れ?
酒井「アタったのは魚なのは確か。でも、なぜ? 20lbなので、そうそう切れた試しはないのに…」
リグは既に魚の口の中に入っていたのか。それとも、傷んだ部分を見落としていたのか。
太陽は西へ傾き始めたとはいえ、強く照りつけ続ける。夏が、暑さが、判断力の精度を削ぎ落としていく…。
【15:59|羽生】緊張感
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
見えバス発見! しかも、2尾!!
羽生「サイズは500くらいだけど、でも良いでしょう?」
現場は三度緊張感に包まれる。獲れるか? 3尾目。
【16:08|酒井】「ちょ! え!? 浦川さん?」
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
三ツ合公園に到着する直前に、見覚えのあるクルマとすれ違う。旧吉野川の師範代、浦川正則さんだ!
酒井「この道、公園の駐車場が行き止まり…てことは???」
師範代に叩かれまくり、ペンペン草も生えないくらいに叩かれまくった後なのか? はたして…。
【16:15|羽生】渦潮
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
再び場所を休ませるために鳴門藍住大橋の水門周りを撃つ。15時30分から水門が開き、カレントが効き始めている。
逆からの風波とぶつかり所々で反転流が生まれているのを見て一言。
羽生「鳴門の渦潮は見れなかったけど、これで我慢しましょう(笑)」
【16:30|羽生】遠くで
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
メインの小規模河川に入った直後に見えバス発見!!写真だと羽生選手の対岸手前のカバー際とのこと。
スタッフは一旦待機して、遠くからフッキングを決めるその瞬間を期待して待つ。
【16:19|酒井】今からショップへ買い物へ行くわけには…
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
ここにきて、フックとシンカーの残量が少ないことに気付く。
丁寧な釣りを心がけねば、ストップフィッシングとなる前に打つ手なしとなってしまいかねない。
酒井「最低でもあと1尾! 何とか釣っておきたい!」
使うのは何度でも言うが、ハリーシュリンプ4インチのリーダーレスダウンショットのみ。カラーは「ナチュラルが際立つ」スモーキンクローダッドで、ボディ先端にオレンジ2度浸け。
オレは勝つ 勝つ 絶対勝つ! 負けねぇはず!
撃つべし! 撃つべし! 撃つべし! 撃つべし!
【16:44|酒井】「陸王タイム、進むの早過ぎ!」
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
本日ラストとなるであろう移動。今度は三ツ合の対岸、左岸側へと向かう。
酒井「浦川さんに叩かれた後だったのかな。そう考えると、今回の僕の動きは30分遅れてる…。午前中の見えバス2尾も、あと30分早く到着していれば…」
まだ振り返るべき時ではない。まだ試合は終わっちゃいない。
【16:50|羽生】もう1尾が遠い
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
このエリアにエントリーして10時間超え。
バスを釣るのが難しく、さらに満水日で流れが効いてないという状況下でこのエリアだけに絞って目標の2本を有言実行で釣った羽生選手。
しかし、まだこの小規模河川に魚は複数尾いることがわかっている。
残り1時間と少し。3尾めが遠いが、未だ好条件なのには変わりはない。どれだけ獲り尽くせるかに掛かっている。
【17:06|酒井】昨日ミニエビ2匹を採集した場所なう
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
今使っているのはハガーのノーシンカー、釣れたのはハリーシュリンプのリーダーレス。確かに形状はエビっちゃ、エビだが、昨日捕獲したのとはまるでサイズが異なる。
なぜ網でベイトを採集したのか。その意義とは何なのかついては、試合終了後に聞いてみたい。
さて、競技時間はラスト1時間を切った。
【17:12|羽生】移動したい
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
羽生「この場所のパワーを感じなくなってきた。これが移動の合図だということはわかる。でも、どこ行くって話ですよね(笑)」
依然として集中力を保ちながら釣る羽生選手。ここに来て悩みが出るものの、やり切る方向か!?
【17:15|酒井】ボトムに何の変化もない場所?
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
いや、足下から2mほど沖までリップラップが続き、酒井さんはその先のブレイクへ、ハガーをバックスライドで送り込んでいる。
酒井「あと45分。てことは、サッカーの後半戦と同じ。そう考えると長いですね」
モノは考えようで、ポジティブであれば結果ももれなく付いてくる…ことは多い。
ただし、ロスタイムはない。18時になったら直ちに釣りを終了して、成績発表の場となる今切川スロープへと向かいます。
【17:46|羽生】残り15分切る!
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
羽生「マジで長いよ、陸王MOBILE!みんな夕マズメ行っちゃって見れないでしょ。次回は17時だね(笑)」
それでもやり通す羽生選手。忍耐力と精神力の強さを見せつけられる。
羽生「嗚呼、逃げ切りたいよホント」
残り15分でワンチャンあるか!?
【17:45|酒井】ラスト15分はペンシルベイト!
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
酒井さんの十八番でもあるハードベイトの出番がついに!
アルミ製の名作・テクノペンシル(ウォーターランド※廃盤)。
酒井「ボラが多くなってきたんで、こーいうヤカマシイ系で1発狙い。他で反応なくても、これだけは釣れるってことも多いんですよ」
手首のスナップをフル稼働でトゥイッチ。水面でキラリキラリと左右へ小気味良くドッグウォーク。
終了間際の1尾を釣って『ヤッリィー!』のひとことが欲しい!
【18:00|酒井】「あっという間でした(笑)」
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
酒井「でも、楽しかったです、アハハ(笑)」
撃っても撃ってもなかなか答えのでないキューヨシを相手に、12時間のバトル。披露よりもやりきった爽快感でナチュラルハイか。
酒井「おつかれさまでした。あとは結果を待つだけですね」
いざ、今切川スロープへ。
【18:00|羽生】ストップフィッシング
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
1日フルタイムの釣行お疲れ様でした!
羽生「疲れた、やり切った。他の時期だったら別の釣りもあるんだろうけど、今回はこれ以外考えつかなかったよ」
陸王MOBILE初の1箇所粘り通しでした。
羽生「15時30分のタイミングで移動すべきだったんでしょうけど、移動したところで釣れるとは思えなかったし。まあ、やり切って良かったんじゃないでしょうか。昨日ガソリン満タン入れたのに、全然減ってない(笑)」
ここから結果発表の場所である今切川に向かう。結果発表の更新は20時前後を予定。しばしお待ちください!
【18:55】結果発表!
【羽生 840g(2尾):酒井 2030g(2尾)】
陸王MOBILE第3戦結果発表がこちら。
羽生和人選手(ENGINE)840g。
酒井俊信選手(DUO)2030g。
よって、決勝のチャンピオンカーニバルに行くのは酒井俊信選手!!
詳しいインタビューの内容やタックル、読者プレゼントなどは後日更新いたします。そちらもぜひご確認ください!
陸王MOBILE2019これまでの対戦結果
【第1戦】3月29日 紀ノ川(和歌山県)
水野浩聡(JACKALL)【2尾2080g】Win
岡友成(RAID JAPAN)【1尾1480g】
【第2戦】5月24日 日指ダム(大分県)
佐々木勝也(DAIWA)【5尾4600g】Win
佐々一真(SHIMANO)【2尾1550g】
【第3戦】8月22日 旧吉野川(徳島県)
酒井俊信(DUO)【2尾2030g】Win
羽生和人(ENGINE)【2尾440g】
【第4戦】9月20日???
浦川正則(O.S.Pinc)VS高梨洋平(LEGIT DESIGN&FLASH UNION)
【決勝戦】10月最終週???
対戦するのはこのお2人、舞台は大分県日指ダム!
佐々一真(さっさ・かずま)
1989年7月20日生まれ(29…
ルアーマガジンmobileってなに?
その名のとおり、実売部数ナンバーワンの釣り雑誌『ルアーマガジン』のモバイル版。
とはいえ、雑誌の企画を流用、そのままモバイルに落とし込んだわけではありません。ルアマガ本誌がじっくりとチェックする参考書なら、ルアマガmobileはいわば毎日使う教科書。
あの湖では“今”、どんな場所でどんなルアーが釣れているのか? 月に一度発売される雑誌にはたくさんの情報を掲載することはできますが、残念ながらまさにこの“今”の部分をお伝えすることができません。
インタ…