2019年で1番人気なリールはこれだ! 読者投票ランキング発表【ルアーマガジン・ソルトT.O.Y.】



『ルアーマガジン』、『ルアーマガジン・ソルト』両誌で毎年年末に開催している読者投票企画「T.O.Y.(タックルオブザイヤー)」。2019年を通してもっとも支持を集めたリールは果たして!?「2019T.O.Y.リール部門」発表です!

2020年のT.O.Y.は『ルアマガ+』から投票できます!



まず歴代T.O.Y.リール部門の歴史を振り返ってみよう

2006~2018年 HISTORY

1位リール
2006年【DAIWA】カルディアKIX
2007年【シマノ】’07ステラ
2008年【シマノ】’07ステラ
2009年【シマノ】’07ステラ
2010年【シマノ】’10ステラ
2011年【シマノ】’10ステラ
2012年【DAIWA】’12イグジスト
2013年【DAIWA】’13セルテート
2014年【シマノ】’14ステラ
2015年【シマノ】’14ステラ
2016年【DAIWA】’16セルテート
2017年【シマノ】’14ステラ
2018年【シマノ】ステラ

ソルトアングラーが選ぶとDAIWA、シマノ人気は揺るぎようがない様子。
年ごとの新作状況によりほぼステラ、イグジスト、セルテートの持ち回り。

順位発表! いつか……の星は今年も煌めく!

文字通り、ピンからキリまで選択の幅が広いリールだが、主要となるメーカーは2つ。どちらしか使わないファンもいれば、モデルやターゲットに応じて使い分けるアングラーもいる。

それでも上位に名を連ねるリールたちはやはり、誰もが同意する定番アイテムばかりだ。

【1位】ステラ STELLA【シマノ】

【588pt】前年1位

●ラインナップ:1000SSSPG~C5000XG ●ギア比:4.6~6.4 ●自重:165~260g ●ベアリング数:SA-RB12(14)/1 ●価格:79,800円~85,900円 ほか

誰もがうなずくリールの最高峰

いつかはステラ。そんな言葉がささやかれるほどメジャーなシマノのまごうこと無きハイエンドモデル。防水機構のXプロテクト、優れた製造技術によって生み出されるHAGANEギア、超シルキーな巻き心地を実現するマイクロモジュールギアⅡなど、国内最高峰のスペックを誇る。

大型モデルのSWも加わって、ラインナップもますます充実!

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ステラといえばこちらの記事も人気です

【2位】セルテート CERTATE【DAIWA】

【324pt】前年4位

【LT3000-CXH】
●ギヤー比:6.2 ●自重:210g ●ベアリング数:10/1 ●価格:48,500円

LTコンセプトに対応で高順位発進!

LTコンセプト以前に登場し、タフ&コンパクトをうたっていたセルテートがいよいよLT化!

理想的な組み合わせによって誕生したニューモデルは言うまでもなく、軽量。そして頑丈。操作性に優れるサイズ感でありながら、大型魚とのファイトも悠々とこなす次世代型リールなのだ。

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セルテートは開発者の大玉さんインタビューも

【3位】ストラディック STRADIC【シマノ】

【234pt】前年圏外

【C3000HG】
●ギア比:6.4 ●最大ドラグ:9kg ●自重:225g ●糸巻量:1号400m(PEライン) ●価格:26,800円

ハイエンドの使用感に手が届く!

シマノのミドルグレード帯の中核を担うストラディック。2019年にリニューアルを果たし、ますますその存在感が際立つリールだが、その魅力はハイエンドモデルに迫る使用感。それもそのはず。ステラなどに搭載されている最高峰の技術を惜しげもなく投入しているのだ!

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19ストラディックが発売されて舞い上がってしまったこともありました

【4位】イグジスト EXIST【DAIWA】

【192pt】前年2位

●ラインナップ:FC LT1000S-P~LT4000-CXH ●ギア比:4.9~6.2 ●自重:150~205g ●ベアリング数:ボール12/1 ●価格:67,000円~72,000円

DAIWA60年の集大成

数々の革新的技術を実践投入してきたDAIWA。その集大成とも呼べるハイエンドモデルがイグジストだ。

最新モデルではいよいよLTコンセプトに対応。軽量かつ頑丈という相反する性能を、最高峰モデルに投入するということはすなわち、究極のリールが誕生したことにほかならない。

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【5位】ヴァンキッシュ Vanquish【シマノ】

【144pt】前年5位

【C3000M HG】
●ギア比:5.8 ●最大ドラグ力:9kg ●自重:185g ●糸巻量:1号190m(PEライン) ●価格:59,000円

軽量のフラッグシップ

アングラーが求めてやまないリールの軽量化。その最高峰とも呼べるのがヴァンキッシュだ。

2019年に初のモデルチェンジを果たし、その地位は確固たるものへと変化。もちろん、ボディの剛性やギアの耐久といった点にも抜かりはない!

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【6位】ツインパワー TWIN POWER【シマノ】

【132pt】前年7位

●ラインナップ:1000PGS~4000XG ●ギア比:4.3~6.4 ●自重:195~295g ●ベアリング数:SA-RB9/ローラー1 ●価格:40000円~43,300円

剛性の雄

軽量がヴァンキッシュなら剛性はツインパワー

すでに10代目へと突入している高剛性・高耐久コンセプトのリールがこれ。新品のころの巻き心地がいつまでも続く。そんな贅沢な体験を味あわせてくれるはずだ。

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【7位】バリスティック BALLISTIC【DAIWA】

【66pt】前年圏外

【LT3000S-CXH】
●ギア比:6.2 ●自重:180g ●最大ドラグ力:10kg ●ベアリング:7/1 ●価格:37,300円 ほか

LTコンセプトの申し子

ライト&タフのLTコンセプトのもと、一から生み出されたリールがこのバリスティック。その特徴はもちろん、衝撃的な軽さ。そして圧倒的な剛性。強いけど軽い。夢の様な使い心地をお試しあれ!

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【8位】フリームス FREAMS【DAIWA】

【42pt】前年6位

●ラインナップ:LT1000S~LT6000D-H ●ギア比:5.2~6.2 ●自重:185~330g ●ベアリング数:ボール5/ローラー1 ●価格:15,800円~20,000円

充実機能のハイコスパリール

店頭価格アンダー20,000円で手に入るLTコンセプトリール。海水の侵入をブロックするマグシールド、滑らかな滑り出しのATDドラグ、軽量な巻き心地を実現するエアローターと、豪華な仕様をこれでもかと搭載しているぞ。

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【9位】エメラルダス Emeraldas【DAIWA】

【42pt】前年17位

【2508PE-H】
●ラインナップ:LT1000S~LT6000D-H ●ギア比:5.2~6.2 ●自重:185~330g ●ベアリング数:ボール5/ローラー1 ●価格:15,800円~20,000円

エギングのために生まれたリール

シャクリという独特の所作やアオリイカならではのファイトなど独自の釣り味を持つエギングに特化して開発されたリールがエメラルダスだ。シンボルカラーのエメラルドグリーンは、同シリーズのロッドとのマッチングが最高に映える!

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【10位】エクスセンス EXSENCE【シマノ】

【42pt】前年11位

【C3000MHG】
●ギア比:6.0 ●最大ドラグ力:9.0kg ●自重:200g ●糸巻量:PE0.8号300m ●価格:60,000円

対シーバス用旗艦

ソルトルアーゲーム最大派閥とも呼べるシーバスゲームに特化したフラッグシップモデル。マグナムライトローター搭載で、リーリングレスポンスは抜群! スムーズな巻き出し性能は快適の一言。

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11位以降のリールランキング順位

順位上下前年順位【メーカー】機種名
11位DOWN前年8位【DAIWA】レガリス
12位DOWN前年9位【DAIWA】ソルティガ
13位UP前年圏外【シマノ】ネクサーブ
14位DOWN前年3位【DAIWA】カルディア
15位UP前年圏外【DAIWA】モアザン
16位UP前年圏外【DAIWA】ソルティガBJ
17位UP前年圏外【DAIWA】エメラルダスMX
18位UP前年圏外【シマノ】アンタレスDC
19位UP前年圏外【ピュア・フィッシング・ジャパン】レボロケット
20位UP前年圏外【シマノ】ナスキー

ヴァンキッシュが意外と伸びなかった……?

近年のステラの強さは圧倒的で非常に安定感があるなと。金額もやはりフラッグシップということで高額ではありますが、「いつかは手にしたい」という憧れをずっと持たせてくれるリール。そしてここまでトップを取り続けているというのは、一度ステラを手にしたユーザーがその使い心地に感銘を受け、そのあともステラから離れられなくなってしまうのではないかと思います。「これぞステラ!」と思わしてくれ続ける存在ですね。

2位のセルテートはやはりソルトルアーでは必須な堅牢性を兼ね備え、シーバスやショアジギングなどのパワーフィッシングにおいての権威がある。特にシーバスはセルテートのイメージが強く、2019年度よりレッド中村さんや濱本國彦さんなどもリールテスターとなり、シーバスでの地位を不動のものにしたでしょう。新モデルではLTコンセプトも採用され、従来の人気の要因であった堅牢性に加え、軽さも纏っている。来年度ジャンプアップする可能性も大いにあり得ると思います。

3位のストラディックは前モデルも好評でありましたが、NEWモデルはまたその人気が上がったのかなと思います。実際編集部で購入し、インプレさせて頂きましたが、その性能は十二分。過去のフラッグシップモデルの性能を凌駕しています。ラインナップも豊富で飽きのこないシンプルなデザイン、様々なロッドと組み合わせてもマッチしてしまうのでメイン機でもよし!サブ機にもよし!はたまた、新たにチャレンジする釣種のタックルを揃えるにあたり選択肢のひとつとして選ばれることも多いでしょう。

今年予想していたより順位が奮わなかったのはNEWヴァンキッシュ。フィッシングショーでも注目を集め、ソルトだけでなくバスでの人気も強い機種、もっと上位に食い込むかと思われていたのですが……。ただ、O木の巡回する都内や神奈川エリアの釣具店店頭で見る限り、アジングで使う1000番クラスやエギングで使用される2500番クラスの在庫はどこに行っても売り切れや品薄になっていました。やはり軽さを重視するライトゲームやエギングにおいてはこのリールは間違いなく選択肢に入りますし、ロングストロークスプールで遠投性能もアップしたのでシーバスやショアジギングなどにおいてももっと人気が出てもいいはず!こちらも来年度のTOYではジャンプアップする可能性は大いにあるかと思います!

ルアマガプラス編集部・大木

2019T.O.Y.の全情報は『ルアーマガジン・ソルト 2020年2月号』に掲載されています!

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