"T.O.Y. タックル・オブ・ザ・イヤー"とは?
『ルアーマガジン』と『ルアーマガジン・ソルト』にて、その年に最も信頼できるタックルを読者の皆様から募集。時代の流行りや風潮を読み解くこともできる、1年間を総括する人気ランキングなのだ!
※投票は『ルアーマガジン・ソルト 2019年10月号』~『同 2019年12月号』のアンケート集計結果に基づきます。
貴重なご意見ありがとうございます!
まず歴代T.O.Y.ロッド部門の歴史を振り返ってみよう
年 | 1位ロッド |
---|---|
2006年 | 【メジャークラフト】クロステージ |
2007年 | 【DAIWA】モアザンシリーズ |
2008年 | 【DAIWA】モアザンシリーズ |
2009年 | 【エバーグリーンインターナショナル】スキッドロウインペリアル |
2010年 | 【DAIWA】エメラルダスシリーズ |
2011年 | 【メジャークラフト】KGエボリューション |
2012年 | 【DAIWA】エメラルダスEX |
2013年 | 【DAIWA】モアザンAGS |
2014年 | 【DAIWA】モアザンAGS |
2015年 | 【DAIWA】モアザンAGS |
2016年 | 【アピア】フージンAD |
2017年 | 【DAIWA】エメラルダスストイストAGS |
2018年 | 【メジャークラフト】ソルパラ |
順位発表! コスパ・多様性・コスメの3拍子そろったロッドの人気が止まらない!
リールと双璧をなす、ルアーフィッシングのメインアイテムであるロッド。このランキングではその年に特に人気だった釣種に関するロッドが上位に来る傾向にあった。
しかしながら近年では特化型ロッドではなく、汎用性ロッドやラインナップ幅の広いロッドシリーズに票が集まる傾向にあるようだ。
【1位】ソルパラ SOLPARA【メジャークラフト】
【128pt】前年10位

【SPXT-86M】
●全長:8ft6in ●継数:4 ●適合エギ:2.5~3.5号 ●適合PEライン:0.6~1.5号 ●価格:9,600円(税抜き) ほか
飛ぶ、動く、バリエーション豊富で死角無し!
サイレントアサシンシリーズはショートリップを搭載した、シマノの対シーバスミノーの中核とも呼べるシリーズ。豊富なサイズラインナップであらゆるフィールド、季節にマッチし、さらに画期的な重心移動システムAR-Cを搭載することで驚きのロングキャスタビリティを実現している。
【2位】アステリオン ASTELION【メガバス】
【116pt】前年圏外

【AST-83L+】
●全長:8ft3in ●対応ライン(MAX):PE1.2号 ●対応ルアーウェイト(MAX):24g ●価格:23,500円(税抜き) ほか
サーフを中心にあらゆるエリアで活躍するシーバスロッド
ショアソルトゲームで欠かせない長尺ロッドの欠点であるもたつきを改善し、しなやかに曲がるがシャキッとしている超快適ロッド。小規模河川でのピンスポット攻略から広大なサーフエリアでのハイパーロングキャスト、果ては磯でのパワーゲームまで、あらゆるエリアに対応する豊富なラインナップがありがたい。
【3位】ネッサ リミテッド NESSA LIMITED【シマノ】
【104pt】前年4位

●全長:10ft2in ●自重:162g ●継数:3 ●適合ルアー:プラグ8~36g、ジグMAX42g ●適合PEライン:0.8~2.0号 ●価格:79,000円(税抜き) ほか
ヒラメに一歩でも近づきたい貴方へ
スパイラルXコアやカーボンモノコックグリップなど、シマノの技術を結集して生み出されたヒラメ用ロッドのハイエンドモデル。堀田光哉さんの右腕とも称されるこのロッドがあれば、難攻不落のヒラメたちに一歩近づけるはずだ。
【4位】ラテオ LATEO【DAIWA】
【98pt】前年6位

【86ML】
●全長:2.59m ●継数:2 ●自重:134g ●対応ルアーウェイト:7~35g ●適合PEライン:0.6~1.5号 ●価格:27,000円(税抜き) ほか
Rになってますます人気が加速!
2019年にリニューアルを果たした3代目はラテオRとも呼ばれるモデル。コアアングラーも納得のいくスペックでリリースしており、現代のシーバスゲーム最前線で必要とされる性能をライトユーザーでも楽しめるシリーズに仕上がっているのだ。
【5位】ミュートスソニオ MUTHOS Sonio【ゼナック】
【96pt】前年2位

【100M】
●全長:10ft ●自重:283g、288g ●継数:2 ●適合ルアー:10~100g ●適合PEライン:1~3号 ●価格:47,000円(税抜き)、57,000円(税抜き)
シーバスからロックショアまで対応のパワーバーサタイル
1本で港湾部のシーバスゲームからロックショアまで対応できるパワーバーサタイルシリーズ。扱えるルアーもベイエリアで活躍するミノーから大遠投して使う100gのジグまでと幅広く、その汎用性の高さがうかがえる。
ゼナックテスターの本林さんにミュートスソニオの特徴を教えていただきました
【6位】エメラルダス Emeraldas【DAIWA】
【96pt】前年圏外

【83M】
●全長:8ft3in ●継数:2 ●自重:113g ●適合PEライン:0.5~10号 ●適合エギ:2.5~4号 ●価格:17,500円(税抜き)
エギングロッドのど真ん中!
2005年に誕生したDAIWAのエギングブランド・エメラルダスのフラッグシップロッド。エギングに特化して作られただけあってその使用感は格別。上位モデルも次々とりリリースされているが、その根底となるのがこのロッドなのだ。
【7位】コルトスナイパー COLTSNIPER【シマノ】
【92pt】前年4位

●全長:9ft ●自重:235g ●継数:2 ●適合ルアー:プラグMAX40g、ジグMAX60g ●適合PEライン:MAX2号 ●価格:34,200円(税抜き)
ショアジギブームで上位常連化!
近年大流行のショアジギなどに対応するキャスティングゲームロッドのシリーズ。ベーシックなアイテムはもちろん、3ピースモデルなどの様々なラインナップも展開。ビギナーから上級者まで、気になるアイテムがきっとあるはず!
【8位】エメラルダス ストイストAGS Emeraldas STOIST AGS【DAIWA】
【86pt】前年12位

【80LM-SMT】
●全長:2.44m ●継数:2 ●自重:99g ●適合PEライン:0.4~1.0g ●適合エギ:2.5~4.0号 ●価格:75,800円(税抜き) ほか
カリスマも大満足の仕上がり
エギング界のカリスマ・山田ヒロヒトさんのシグネチャーモデルがエメラルダス ストイスト。AGSガイドやSVF COMPILEXといったDAIWAの最高技術を惜しげもなく投入。このロッドに触れずしてエギングは語れない!
【9位】クロステージ CROSTAGE【メジャークラフト】
【80pt】前年3位

【CRX-862L】
●全長:8ft6in ●継数:2 ●適合ルアー:7~23g ●適合PEライン:0.6~1.5号 ●価格:10,800円(税抜き) ほか
三代目となってますますシャープに!
メジャクラではミドルクラスとなるクロステージは現在三代目。初登場から10年を経過した今も当初のこだわりはしっかりと踏襲されており、その使用感は超シャープ。モデル数も豊富なので、中級者以上のサブロッドとしても選びやすい。
【10位】モアザン ブランジーノAGS morethan BRANZINO AGS【DAIWA】
【74pt】前年圏外

【78M/MH・J】
●全長:7ft8in ●自重:126g ●継数:2 ●適合ルアー:10~45g ●適合PEライン:0.8~2.0号 ●価格:74,000円(税抜き) ほか
ランカーシーバスハンター御用達
数あるモアザンシリーズの中でもことランカーシーバスを想定したモデルがブランジーノ。強靭なパワーは大物とのファイトをいなし、荒天時にも安定したキャストを実現。厳しい時にこそ頼れる漢のロッドだ。
11位以降のロッドランキング順位
順位 | 上下 | 前年順位 | 【メーカー】機種名 |
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11位 | UP | 前年14位 | 【シマノ】エクスセンスジェノス |
12位 | UP | 前年圏外 | 【シマノ】エクスセンス |
13位 | DOEN | 前年13位 | 【シマノ】ディアルーナ |
14位 | UP | 前年圏外 | 【DAIWA】モアザン |
15位 | UP | 前年圏外 | 【シマノ】ボーダレス |
16位 | UP | 前年圏外 | 【メジャークラフト】トリプルクロス |
17位 | UP | 前年圏外 | 【メジャークラフト】N-ONE |
18位 | UP | 前年圏外 | 【シマノ】ネッサCI4+ |
19位 | -- | 2019NEW | 【シマノ】セフィアリミテッド |
バーサタイルモデルが強い!?
昨年に続き、T.O.Y.を獲得したのは最高峰のコストパフォーマンスと驚きのラインナップ数を誇る「ソルパラ」。メジャクラからは9位にも「クロステージ」がランクインし、そのどちらもが多くの対象魚種に対応するシリーズだ。
また、ショアジギ、シーバス、エギングロッドもランクインしているが、それぞれのロッドは互いの釣りに流用がきくため、バーサタイルロッドとしての側面もあっての高順位と考えられそうだ。