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この時代に5フィート半!? DAIWA『ブラックレーベルSG』のショートロッドに気概を感じる!

松島 秀樹

松島 秀樹

2020.02.08



2019年にフルモデルチェンジしたDAIWAのブラックバス用ロッド『ブラックレーベル』。ミドルグレードの価格帯とハイスペック&実践仕様から多くのアングラーに支持されている人気ブランドです。2020年は11機種が追加ラインナップ。そのうちの2機種がなんと全長5ft5in!! これらのロッドのおもしろさをご紹介します。



そもそも『ブラックレーベル』はこんなロッドです!

黒を基調にしたシンプルなデザイン。派手さはありません。でも、むしろそれが質実剛健のインパクトを与えてくれます。

ブランクスのマテリアルは感度を得られつつ粘り強さも備えたDAIWA独自の『HVFナノプラス』を採用。

そのブランクスを先端から手もとまで『X45コブラシールド』で巻き上げることによって捻じれを抑え(カーボンシートを±45度の角度で巻くことで捻じれが生じにくくなる)、キャストの精度を高めています。

さらにバットの部分はハニカム構造のカーボンシートで補強する『3DX』をまとっているのでパワー向上に直結しています。

実際、同シリーズのフロッグロッドを使っていますが、カバーのなかでしっかりとフッキングが決まり、強引なやりとりをしてもまったく不安がありません。

かと思えばライトリグ用のロッドでも、デカいバスとのファイト時に“ため”が利くというか、追従しつつも寄せられる感覚があり、トータルでの完成度の高さがとても気に入ってます。

『SG』と『LG』が意味するものとは?

『ブラックレーベル』には『SG』と『LG』2つのシリーズが存在しています。どちらにも共通しているのは、「ラインスラックをうまく活かせる、釣れるロッド」であること。

ブラックレーベルSG&LGブランクイニシャル

ラインスラック=ラインのたるみに注目し、ルアーを操作した際、ロッドがオートマチックに適宜スラックを生じさせ、そのルアーの機能、アクションを引き出し、“食わせの間”を演出するよう設計されているのです。

ラインに常にテンションがかかった状態(ラインが張った状態)では、アタリは感知しやすいけれど、ルアーの動きを抑制したり、動きが不自然になったり、魚に違和感を与えてしまうんですね。

ワームフィッシングを軸とした『SG』

そのなかでも、『SG』は高弾性カーボンを素材として、とくにワームなどを使用した“撃つ釣り”、言い換えるとロッドを操作することでルアーを動かす釣りに適したデザイン。

『LG』は巻き物スペシャリティ

一方『LG』は低・中弾性カーボンを用いて“巻く釣り”、すなわちリールを巻きさえすればルアーがアクションを生じてバスを誘うゲームにオプティマイズされています。



長いグリップはストマックブロー…の恐怖

能書きが長くなりましたが、ここからが本題!

冬から春にかけてとくに活躍するルアーのひとつに、ジャークベイトがあります。

こちらは以前、ジャークベイトの釣りを取材させていただいたDAIWAプロスタッフ赤羽修弥さんのボックス。当時はまだSTEEZミノー(DAIWA)がプロトの段階でした。

ミーも大好きで昔から各種使っておりますが、ルアーはさておき、これまでなかなかしっくりくるロッドがありませんでした。

というのも、総じてリアグリップが長い!!

リアグリップが長いとジャークしたときにグリップエンドがみぞおちあたりに当たってやりづらいんですね。とくに冬場は厚着するのでなおさらです。

余談ですが、以前、初夏に通っていたリザーバーのバックウォーターで、ジャークベイトに使用している6フィートのロッドを用いペンシルベイトの高速ドッグウォークをしていたとき、お腹にあざをつくりまくってました。グリップエンドがバシバシ当たってしまうので…。

それを踏まえて注目したのが、ブラックレーベル2020NEWアイテム『SG551LRB』と『SG551L+RB』の2機種!!

こちらはブラックレーベルSG551LRBのグリップまわり。

ブラックレーベル『SG551LRB』と『SG551L+RB』ってどんなサオ?

番手を見てわかるとおり、どちらも全長5ft5in(1.65m)しかありません。

■100mm以下の中~小型ジャークベイトに適している『ブラックレーベルSG551LRB』

●全長:1.65m ●継数:2(グリップジョイント) ●仕舞寸法:148cm ●自重:93g ●適合ルアー:1.8~11g ●適合ライン:5~12lb ●価格:32,000円(税抜き)

■130mmクラスのいわゆる「ビッグミノー」系に対応する『SG551L+RB』

●全長:1.65m ●継数:2(グリップジョイント) ●仕舞寸法:148cm ●自重:93g ●適合ルアー:2.7~12g ●適合ライン:5~12lb ●価格:32,000円(税抜き)

しかもシングルハンドル!!

6ft以上のモデルに搭載されているセパレートグリップと比べると、リアグリップの短さがよくわかります。

「短っ!」と思うかもしれませんが、有効ブランクス長(ティップ先端からグリップまでの長さ)で考えると、リアグリップが短いのでこれまで使ってきた6ftのロッドとほぼかわらないんですね。

それは、レンタルボートでもオカッパリでも下方へのジャーク時に水面を叩かない絶妙な長さであり、レギュラーテーパーのため、ルアーをロッドに乗せ、しなりをきっちり活かしたキャストができれば飛距離も充分でしょう!!

っていうか、ロッドワークをちゃんと伝えるため、またとくにボートからジャークベイトを使う際はバンクを精度高く刻んでいきたいので、ムリにロングキャストしなくてもいいんじゃない? と考えています。

「ジャークベイトはハードベイトなのになんで『LG』じゃないの?」とも思うかもしれませんが、ジャークベイトはその名のとおり、基本、ロッドワークで操作するルアーですから。

したがってこの2本はペンシルベイトやポッパーなど、各種トップウォータープラグとの相性も絶対に良いはずです。

いまや6ft10inがスタンダードと言われるバスロッドにあって、こういうラインナップを追加してしまうDAIWAロッド開発者のこだわりと心意気を感じずにはいられません。

いまだからこそシングルハンドが新しい!!

ミーが二十歳の頃はね、5ft半がスタンダードだったんだよ。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



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松島 秀樹

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2020.02.08

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