2019年末から2020年初頭にかけて、DAIWAから注目のNEWタイプベイトリールが相次いでリリースされた。そのうちのひとつ、沢村幸弘さん監修のスーパーベイトフィネス機『スティーズAIR TW』を、タックルについてのうんちくを語らせたら業界で右に出る者はいない“テッペイ”が詳細レポート!!
【Profile】 横沢鉄平(ヨコザワ・テッペイ) 20年以上プロライター兼プロアングラーを生業としてきた男。その割には、メーカー契約ゼロ。それを逆手にとって、一般ユーザー目線の辛口インプレを売りにしている。インプレ中も釣る気満々なのだが、釣果は…。
軽い、飛ぶ、操作しやすいの三拍子揃った、エキスパート向きの最高峰ベイトフィネス! ベイトリールの最高峰「スティーズ」に待望のベイトフィネス専用モデル「AIR」が登場。135gという驚愕の軽さ、28mmという最小口径のG1ジュラルミンAIRスプール、新型フィネスハンドルノブ、マグネシウム合金のマシンカットボディなど、DAIWAの技術の粋を結集。1gのルアーをも投げることを想定して開発された。
●ギア比:9.1●最大ドラグ力:3.5kg●自重:135g●ナイロン糸巻量:8lb-45m●最大巻上長:80cm/ 1回転●ボール/ローラーベラリング数:12/1●価格:68,000円(税抜き) DAIWA : スティーズ AIR TW – Web site
次世代ベイトフィネス フィネスを極めた超小口径AIRスプール搭載
【DAIWA2020新作ベイトリール】ついに明かされる『スティーズAIR TW』の正体!!【パワーフィネスを凌駕するベイトフィネス新時代到来!!】
DAIWA公式サイトでスペックが公開され、大きな話題を呼んでいるDAIWA2020NEWベイトリールの旗艦モデル『スティーズAIR TW』。どうやら開発には、“ベイトフィネスの父”と呼ばれるK.T.F.(キャリルチューンドファクトリー)の沢村幸弘さんが関わっているようだが…極限のベイトフィネス機とウワサされる『スティーズAIR TW』の素性をつまびらかにしよう。
チェックPOINT①外観デザイン/スプールの赤は回転数のレッドゾーン [BIRDEYE VIEW] [LEFT SIDE VIEW] [RIGHT SIDE VIEW] マットフィニッシュのガンメタボディ。メタリックレッドのスプールには個性的なブランキングが施されている。そして、全体的にコンパクトな印象を与えるのが、小型のハンドルノブだろう。メカニカルブレーキは、基本的に調整しないことを前提としたデザインだ。
チェックPOINT②回転・巻き心地/自重も軽ければ、ハンドル回転も軽い 軽い、そしてパーミングしやすいので、ロッドとの一体感が半端ない。9.1という超高速ギヤだが、その回転は極めて軽やかだった。短めのハンドル、小さめのノブは、好みが割れそうだが、リールから離れた位置でハンドルをいじるより、この方がいいかもしれない。
チェックPOINT③キャストフィール キャスティング ブレーキ設定10で、スモラバもシャッドも気持ちよく遠投できた。ドライブクローラー4.5inノーシンカーなど、超ライトなフィネスリグもブレーキ設定14なら楽勝。ロッドとの一体感があるので、サイドキャストやバックハンドなどトリッキーな技も決まる。
ピッチング ピッチング性能が想像以上によく、トラブルがないだけではなく、だいたいオーバーヘッドの80%くらいの距離が出せる感覚だった。通常なら投げにくいダウンショットリグも、スムースにピッチングできた。今回8ポンドラインだったが、6~5lbも試したい。
チェックPOINT④ブレーキ/最適な設定が、最高のキャストを生む 万能的なブレーキ設定は10。でも、キャストフィールがいいのは8、9くらい。向かい風の時や、超ライトリグの場合は14くらいまで強めることになる。ルアーによってこまめに設定を変える必要がある。ダイヤルの数字が小さすぎて、俺には読みにくかった。老眼か?
チェックPOINT⑤ドラグ/無段階調節のアルティメットドラグ アルティメットトーナメントドラグを装備。これは他のすでに紹介しているジリオン10やタトゥーラSV TWと同じ仕様だが、この『スティーズAIR TW』が最もレスポンスのいい効き方をしていたように思える。調節時にクリック音がない無段階調節なので、微細な設定が可能だ。
【ザ・インプレ】世界最速ベイトリール『ジリオン10(DAIWA)』を斬る! ルアマガ名物ライター・テッペイの徹底レビュー!!
2019年末から2020年初頭にかけて、DAIWAから注目のNEWタイプベイトリールが相次いでリリースされた。そのうちのひとつ、ジリオンシリーズ最新モデルとなる超高速ギアの『ジリオン10』を、タックルについてのうんちくを語らせたら業界で右に出る者はいない“テッペイ”が詳細レポート!!
【ザ・インプレ】DAIWAの『20タトゥーラSV TW』を使い倒してきたよ!! ルアマガ名物ライター・テッペイの徹底レビュー!!
キャスタビリティーの新領域を開拓したTWSと、使いやすさと万能性を追求するSVコンセプトを融合させた、『タトゥーラSV TW』の第2世代。自重は200グラムを切り、ボディも先代に比べてコンパクト化に成功。2グラムのスモラバからビッグベイトまでこなす驚愕のバーサタイル性が自慢だ。にもかかわらず高いコスパも実現!! そんな世界基準ベイトリールの使用感を、タックルについてのうんちくを語らせたら業界で右に出る者はいない“テッペイ”が詳細レポート!!
チェックPOINT⑥総合的使用感/エキスパートが使うべきベイトフィネス ベイトフィネス専用機として申し分ない。圧倒的に軽くて包み込みやすいので、操作性は抜群。そして、感度も卓越していて、スピニングとはまた違うレベルで異変を感知してくれる。ただ、ブレーキ設定がズレていると、軽いトラブルもありうるので、気を付けたい。
チェックPOINT⑦価格/値段相応の価値はあるけれど、予算が… 市場価格は現在60,000円前後。さすがフラッグシップの新製品、いい価格だ。タトゥーラが3台買える。その価値はあるけれど、正直ベイトフィネスにここまで金をかけられないという人もいるだろう。俺もその一人だ。あとは個人の財力の問題になってくるね。
ダイワ(DAIWA) ベイトリールスティーズ AIR TW 500XXH 2020モデル
巻取り長さ(cm/ハンドル1回転): 80 ギヤー比: 9.1 自重(g): 135 最大ドラグ力(kg): 3.5 標準糸巻量 ナイロン(lb-m): 6-45、8-45 ベアリング (ボール/ローラー): 12/1 ハンドル長さ(mm): 80 ハンドルノブS交換可/ 淡水専用 次世代ベイトフィネス フィネスを極めた超小口径AIRスプール搭載。
¥57,500
2020-03-27 19:19
『ルアーマガジン 2020年4月号』2月26日発売! 永久保存版の傑作号!【春の100問100答|グランダー武蔵】
特集は2本立て!【特集1】は春における100問100答! 有名アングラーから編集部員まで、各方面にリサーチ!そして、【特集2】は約20年前、少年アングラーたちを虜にした伝説的釣り漫画「グランダー武蔵」! グランダー世代の人も、世代じゃない人も読めばわかるグランダー武蔵の魅力。そんな内容が詰まった今号の表紙は漫画の作画担当、てしろぎたかし先生による20年ぶりの描き下ろしです!
【DAIWA2020新作ベイトリール】世界最速リール爆誕!『ジリオン10 SV TW』最速詳報!!【年内発売決定!!】
DAIWAがまた世界のベイトリール界に新風を吹き込む。前人未到となる驚異的なギアレシオへと到達したスーパーチューンドモンスター“ジリオン10.0”。後続を周回遅れにする世界最速・究極の新鋭マシンに震撼せよ!
【DAIWA2020新作ベイトリール】異例の年内投入マシンはジリオン10.0のみにあらず! 『タトゥーラSV TW』フルモデルチェンジ!!
先日の情報公開解禁に伴い、市場の話題を独占した感のある『ジリオン10.0』。しかしDAIWAがフィッシングショーに先駆けて年内発売を予定している2020モデルのベイトキャスティングリールは、実はもうひとつあったのだ!!
【DAIWA(ダイワ)2020新作バスロッド】特化と汎用性の両立!! これぞバーサタイルの極み。『リベリオン』今春デビュー!!
衝撃のベイトフィネス機『スティーズAIR TW』をはじめ昨年末からリールに話題が集中している2020年のDAIWA新製品ですが、ロッドも忘れちゃいけません。今季バス用ロッドには新シリーズがラインナップ! その名も『リベリオン』!! まさしく“反逆者の剣”全43モデルがリリースされます!!
2020年DAIWA新製品! 大人気「ルビアス」がDAIWA最軽量スピニングリールとなりフルモデルチェンジ!!
既にネット上では世の耳目を集めているDAIWA2020NEWモデルたち。バスリールからは極限のベイトフィネス機「STEEZ AIR TW」をはじめNEWロッド「REBELLION」など注目の新製品が続々登場! 勿論ソルトルアージャンルも注目の新製品が盛りだくさん!! 今回は5年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たす、大人気ハイスタンダード軽量スピニングリール「LUVIAS(ルビアス)」をご紹介します。バスは勿論、ソルトルアー、トラウトなどあらゆるルアージャンルで人気のルビアスにどのような変化…
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