伊藤巧のオススメハードルアーオールジャンル 12選 伊藤巧の「TAK CHOICES 5」



メタルルアー編

メタルワサビー[ノリーズ]

【スペック】
●重さ:4、8、12、18g ●タイプ:シンキング ●カラー:35色

ディープの込み入ったカバーを回避できて、しかもやる気のあるバスを簡単に拾っていけるのがジギングスプーンなんです。

とくに好きなのはメタルワサビー18gで、仮に根掛りしてしまっても優しくチョンチョンあおるだけで外すことができます。

その能力を活かしてディープのスタンプとかオダに張り付いているバスを狙ったり、ワカサギボールに直撃させて使ったりと、冬に活躍することが多いです。

もちろんそれ以外にも、夏ならサイトフィッシングで使うなど、豊富なウェイトラインナップを活かしつつ、春夏秋冬いつでも使えるアイテムなんですよ。

メタルバイブ全盛で馴染みのない人も多いと思いますが、メタルゲームをやりたいならぜひ使ってほしいです。

ちなみに、メタルルアー5選なのに、メタルバイブが一つもないのはメタルワサビーがあるからなんです(笑)。

バイブレーション編

スーパースポット[コットンコーデル]

【スペック】
●全長:7.62cm ●重さ:14g ●タイプ:シンキング ●カラー:14色

古くからあるロングセラーアイテムですが、これでしか戦えないという場面が存在する。それがスーパースポットです。

1m以浅の草系のカバー、つまりウィードやアシガマなどに絡めつつ使うのですが、早巻きに対応したしっかりとしたアクションでしかも潜りすぎないというのがキーになります。

ウィードレイクで広範囲を探る時には飛距離が若干物足りなく感じるかもしれませんが、ガマの隙間とかアシの壁に入れ込んで、ブルルルって引いてくる関東的な使い方であれば問題ありません。

スモールクランク編

ショッドディープ[ノリーズ]

【スペック】
●全長:44mm ●重さ:5.7g ●タイプ:フローティング

弱いんだけど1.5mと深いレンジまで入れられるのと、オリジナルのショットがブリブリと水を掴むアクションなのに対してこちらのアクションはは少し優しい。

優しくて深く潜るけどシャッドでは無い。という唯一無二のルアーがショットディープなんです。

ショットよりもちょっと根掛りやすいという欠点はありますが、シャッドまでパワーを落としたくないけど、という時に使える、オンリーワンのルアーですね。

廃盤になってしまいとても悲しんでいるクランクベイトなので、根掛かった時にどうしても回収したくて頑張ったのですが、その結果がこの状態です(笑)。



ビッグベイト編

カワシマイキー[ジャッカル]

【スペック】
●全長:140mm ●重さ:31.5g ●タイプ:フローティング ●カラー:17色

女医CLONEと迷いますが、昨年のスミスレイク戦での釣果があるため、順位をつけるならこちらが1位ですね。

高速巻きでカバーを回避しつつ魚を引っ張り上げられるこのルアーの破壊力には驚かされました。

スミスレイク戦のプラクティスから、雨が降って流れができるとバスにツイッチが入り、ボルケーノグリッパー+レディバランスの組み合わせでボコボコに釣れていたんです。

でも流れが緩んでしまうとバスのレンジが下がってしまい、水面には出来らなくなってしまう。そんな時に有効だと感じたのが、ちょっと潜り、魚を引っ張り上げられるだけのパワーがあり、カバーを回避できるビッグベイトでした。

反応を得られるレンジに入ることや早く巻けることというのは他のルアーでもできるのですが、これらに加えてカバーを回避することに関してはその時の僕の知識ではカワシマイキーしか思い浮かびませんでした。

そこでカバーの奥や岩盤、浮桟橋など色々な部分に撃ちまくったところ、圧倒的な釣果が出たんです。

亀山でみんな釣っていたのですごいなとは思っていたのですが、国が違ってもあんなに魚に反応させられることに感動しました。

ちなみにフックはピアストレブルの#3に変えてよりレンジが入るようにチューニングしています。

シャロークランク編

ファットCB B.D.S マジック2.2[ラッキークラフト]

【スペック】
●全長:65mm ●重さ:11.5g ●タイプ:フローティング(ラトル) ●カラー:81色

ラッキークラフトUSAと言えば、RC1.5などのカバークランクが有名ですが、日本で使うことを考えると、それらの丸みを帯びたラウンドクランクでは強すぎてしまう。

でもそこはラッキークラフト。色々なカバークランクを出していて、日本でも使いやすい、シャッドライクなスクエアビルのカバークランクもラインナップしています。

それがまさにこのファットCB B.D.S マジック2.2なんです。

H-1グランプリの印旛沼戦では、ガマに軽くひっかけてププンと外した時の浮上アクションで、アフターやポストのメスを優しい反射で食わせる使い方で投入し、優勝することができました。

ちなみに写真のルアーは、H-1グランプリで初めて年間優勝して、その副賞で生まれて初めてアメリカに行ったときに、ラッキークラフトUSA本社の社長からプレゼントされたものです。

スピナーベイト編

クリスタルS[ノリーズ]

【スペック】
●重さ:3/8、1/2oz ●タイプ:タンデムウィローリーフ ●カラー:29色

ここまで紹介した4つのスピナーベイト達は正直順位が付けられないくらい信頼するルアーたちでしたが、クリスタルSの1/2ozだけは1位だと言い切れます。

2mまでのシャローをしっかりと攻められるルアーで、タフった時に喰わせられるようなフィネス感はありませんが、かといって強すぎることもない。

スピナーベイトがスピナーベイトたり得るための強さを持ち合わせている、いわばスピナーベイトの完成系がこれなのかなと思っています。

だからこそ、オカッパリでもボートでも絶対に持っていて、何かを感じた時、スピナーベイトに有利な状況になった時に使います。

そして、クリスタルSの1/2ozがハマるとき=「絶対に勝てる釣りができる状況」のイメージがあるんですよ!!

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