現代のスレバスを攻略する“掛けやすさとバレにくさ”に徹底的にこだわったタフなマスバリ『ジャングルワッキー(カルティバ)』とは?



オーナーばりのルアー関連ブランド『カルティバ』から今季リリースされるのは、ネコリグをはじめとするワッキーセッティングに盤石のマスバリ『ジャングルワッキー』『ジャングルワッキーガード』。ワッキー専用としては後発となるが、満を持しての登場には確かな理由がある。



ジャングルワッキー(カルティバ)

掛けとバレにくさを融合したネコリグ&ワッキーリグ専用設計

アイに対して広角なゲイプは瞬時のバイトを拾いやすく、ストレートかつ鋭利なハリ先が初期貫通力を向上。カルティバ最強の線材・タフワイヤーによる優れた強度は、繊細なハリ先を強力サポート。マジックフッ素のスムーズな刺さりに加え、2段階の角は捉えたターゲットを逃さない。ネコリグをはじめ、ワッキーセッティングの各種リグで現代を生き抜くベストなフックがここに誕生した。

【スペック】
●サイズ・入数:#6・9本、#4・8本、#2・7本、#1・6本、#1/0・5本、#2/0・5本、#3/0・4本 ●価格:各350円(税抜き)

オーナー(OWNER) B-77 ジャングルワッキー
サイズ:4
入数:8
ショートバイトを掛ける
即合わせでもすっぽ抜けない
フッ素でもバレにくい
¥347
2020-07-09 20:37

ジャングルワッキーガード(カルティバ)

よりタイトなカバー攻略で狡猾なもう1尾を仕留める

ジャングルワッキーの優れた性能はそのままに、V字ガードで戦闘能力を向上。カバー周りでハリ先を守りスタックを激減する一方で、即座のフッキングを可能にする。

形状記憶チタンワイヤーがガード力と復元力を両立

従来1尾の釣果で壊れやすく、一度スタックするだけでロスしやすかったアングラーの悩みを解消。復元力の高い独自のワイヤーによって形状を維持して、仮にスタックしても抜ければ即座に戻ってハリ先をガード。繊細なチタンで水の抵抗を受けにくく、ワーム本来のポテンシャルを発揮することも可能だ。

根本の樹脂コートがすり抜け性能を向上

スレッドで巻いただけではウィードをはじめ、漂流物を拾いやすいのも事実。アールをもたせた樹脂コーティングで滑りやすさを高め、ストレスのないゲームの実現へと繋ぐ。

【スペック】
●サイズ:#6、#4、#2、#1、#1/0、#2/0、#3/0 ※入数未定 ●価格:未定 ●発売:今秋予定





瞬時のショートバイトを制する“次世代の脇刺”

近年、バスフィッシングを取り巻く環境は目まぐるしく変わっている。かつてのようにイージーに釣れる時代は過ぎ、一部では安定期とも呼ばれ幾年月。限られたフィールドでは、絶対的に減少する個体数に対して大型化する個体も少なくない。

ひとことで言えば“タフ”。日々高まるプレッシャーを制すべく、各タックルメーカーは開発に余念がない。魚との直接の接点となるフックは、とりわけ早急な対応が必要だとカルティバは説く。

中川「増え続けるショートバイト。カバーに対して、よりタイトに攻める必要もある。『掛けにこだわったハリ』がなければ、捕れない魚が増えてきた」

こう語るのは同社企画開発担当の中川大輔氏。その眼が向かったのはネコリグをはじめ主にワッキーセッティングを狙ったマスバリ。タフ化が叫ばれる中でも今もなお絶大な信頼を得るリグ用フックの開発が始まった。

中川「フックポイントは若干長め、かつ鋭利な仕上がり。初期貫通力を大幅に高め、瞬時のショートバイトを確実に仕留めるべく成型した」

長く鋭利なハリ先は、裏を返せば線径の細さにも繋がる諸刃の剣。しかしカルティバはここでジョーカーを繰り出し、デメリットからメリットへの変換に成功した

中川「弊社で最も強い線材『タフワイヤー』を採用。全体強度を10%高めることで懸念を払拭した」

タフワイヤーとは?

写真はタフワイヤーを採用したジギング用アシストフック「投技フックパワー青物(カルティバ)」

海のジギング用フックで信頼のカルティバ最強のフック線材

ジャングルワッキーはフィネスなマスバリながらも、カルティバ最強の線材・タフワイヤーを採用することで従来比10%アップの強度を発揮。

中川「元々は海のジギング用など大物を想定した釣りで開発された強くて細い線材です」

メーター級も珍しくないオフショアの釣りで長らく高い評価を受けてきた線材だけに、バスフィッシングでは十分すぎる許容範囲。

またマジックフッ素コーティングによって貫通力を向上した一方で、ゲイプのベントに設けた2つの角が掛けた魚を2段階でしっかりホールド。

中川「掛けのみならず『バレにくさ』も万全のフックが完成」

現代というジャングルでサバイバルできるワッキー専用フックに2モデルに今こそ注目したい!

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