「スピード感が必要な現在のバス釣りにはハードベイトが欠かせない」と語る金森隆志さんのオカッパリ攻略法とは? 今回はギル編。見た目はみなリアルなギルだが、使い方、動き方、魅せ方はどれも異なる3種類だ。
三者三様。似ているようでまったく違う動きと出番
「プレッシャーが高ければ高いほど、特にリザーバーやため池ではブルーギルを偏食するケースが多い。ギル系プラグを3つピックアップしたのは、どれも異なる特徴があってどれも欠かせないからです」とは金森さん。そんな彼が選ぶルアーは…?
ブルシュータージュニア(デプス)
鋭いS字で巻いて仕掛ける
【スペック】
●全長:130mm ●重量:2ozクラス
金森「巻けばS字を描くけど、極端にいうとクルクル回る感じ。短く鋭くターンするってことは、ボディで水をすごく押すということ。ギル系ってサイトでアプローチすることが多いけど、濁ってる時に巻いて使うことが多いですね」
金森「動く時は強烈に動かして、突然ピタッと止める感じです。短距離をすばやく鋭くターンして、強い水押しでアピールします」
ジョイントゾーイ(THタックル)
見せて食わせて、I字でも食わせる
【スペック】
●全長:93mm ●重量:36.5g
鬼才・濱田禎二さんが本物のブルーギルから型取りしたという超リアルな逸品。
金森「クリアな水域で出番が多いです。ボトムの岩などに置いて、バスが寄ってきたらピュッと動かしてリアクション的に食わせる。ゆっくり、I字的に真っすぐ引くのもいいですね」
ボトム放置からのリアクション、またはI字引きで活躍。ブレードやテールのスカートといったパーツもバスを惹きつける要素なのだろう。
ギルロイドジュニア(イマカツ)
巻いても止めても強烈な釣獲性能
【スペック】
●全長:135mm(ブーツテール装着時) ●重量:1.8ozクラス
金森「ブーツテールの水押しが強いので、早巻きするとバスにスイッチが入って猛烈な勢いで食ってきます。ボトムに置いてもよく釣れますが、三原チューンがマストです。これは三原に聞いてください(笑)」
フラットテールとブーツテールの2タイプが存在。金森さんは水押しの強いブーツテールを愛用しているという。