今年で創立40周年を迎える、フィッシングラインメーカー東の雄・バリバス。淡水小物ラインから鮎、フライ、磯、バス、オフショアキャスティングなど、ありとあらゆるフィッシングラインを揃える同社のラインナップ。今回はトーナメントシーンからオカッパリまで、圧倒的な耐摩耗性を誇る大人気のバス用フロロラインと、適度なハリとコシを持ち、誰でも使いやすいバス用PEラインについてプロガイドとして活躍する同社若手スタッフにその特徴を解説して頂きました。
圧倒的な耐摩耗性に自信あり。ラインブレイクはもう怖くない!
ガノア アブソルート AAA(VARIVAS)
硬くて強い、圧倒的タフネスの高純度フロロカーボン
独自製法によりフロロカーボン分子の密接率アップさせ、耐摩耗性や結節強度を向上。硬めの使用感は強さの証拠。ヘビーカバーを撃ったり、ライトラインでビッグバスとファイトするときも安心の高強度ラインだ。
【スペック】
●長さ:100m、150m ●太さ:4〜30lb ●価格:2,400〜3,600円(税抜き)
硬いからこそウィードをガンガン切っていける
ハードな使用感の『ガノアアブソルートAAA』。このアイテムを琵琶湖の大人気ガイド・永野総一朗さんが紹介してくれた。

永野「このラインは伸びが少なくて感度が高く、やや硬いという特徴があります。ボトムをワーミングで舐めるような釣りでは、わずかな変化も感じ取れるので、ウィードをほぐしたり切ったりする釣りにピッタリですね。小さな力で、ウィードをパンパン切りながら釣っていくことができますよ」
そして、特に大きなメリットを感じるのが“強さ”だという。
永野「僕はライトリグでは5lbを使うのですが、ファイト中に切られた記憶がほとんどありません。摩耗性がとにかく高いから、リグを丸呑みされても歯ズレで切れたりもしないですね。ガイドのお客さんにも使ってもらっていますが、ビギナーの方が強引にファイトしても最後はちゃんとランディングできています。根掛かりするとなかなか切れないから、回収するのが大変ですが(笑)」

主な釣法:バス
素材:フロロカーボン
号数:3.5号 / 全長:150m / 強度:14lb
カラー:ナチュラル
並行巻
0.310mm
オカッパリでタックルが限られるシチュエーションや、絶対にミスの出来ないトーナメントシーンで多くのバサーから愛用されてきたアブソルートがリニューアル。
独自のPUT製法により、フロロカーボン分子の密接率を約20%アップさせ、耐摩耗性や結節強度などバスフィッシングに求められる全ての要素でAAA(トリプルA)を達成。
オーバーポンドスペックも実現した事で一般的なフロロラインと比べて同じ強さでもワンランク細いラインを使用可能です。

主な釣法:バス
素材:フロロカーボン
号数:1.2号 / 全長:150m / 強度:5lb
カラー:ナチュラル
並行巻
0.185mm
オカッパリでタックルが限られるシチュエーションや、絶対にミスの出来ないトーナメントシーンで多くのバサーから愛用されてきたアブソルートがリニューアル。
独自のPUT製法により、フロロカーボン分子の密接率を約20%アップさせ、耐摩耗性や結節強度などバスフィッシングに求められる全ての要素でAAA(トリプルA)を達成。
オーバーポンドスペックも実現した事で一般的なフロロラインと比べて同じ強さでもワンランク細いラインを使用可能です。
ライントラブルや高切れを恐れず思い切りフルキャスト出来る2つのPEライン
デッドオアアライブ フィネスマスターPE X4(Nogales)
0.3号からラインナップするトーナメントスペック4本組PE
飛距離・感度・キャスト精度・ルアー操作などを高次元にこなす細番手がラインナップされた4本組PEライン。夏の虫パターンや冬のメタルバイブなど、シーズンを通して活躍するラインだ。
【スペック】
●長さ:150m ●太さ(号/lb):0.3/7、0.4/9.5、0.6/10 ●拠り数:4本 ●価格:オープン
デッドオアアライブ ウルトラパワーフィネスPE X8(Nogales)
ハイクオリティー原糸を使ったステルスカラーの8本組PE
独自のスーパーフッ素加工と8本組によるしなやかさ、摩擦抵抗のない使用感を実現。遠投性能と耐摩耗性に優れ、ステルスカラーパターンでバスにラインの存在感を気付かせない。
【スペック】
●長さ:150m ●太さ(号/lb):0.8/16、1/20、1.2/23、1.5/31、2/37 ●拠り数:8本 ●価格:オープン
適度なコシとしなやかさを兼ね備えた誰でも使いやすいPE
次にPEライン2種を紹介してくれるのがスモールマウスを得意とする高梨洋平さん。

高梨「フィネスマスターとウルトラパワーフィネスは単純に太さで使い分けていて、桧原湖ではフィネスマスターを使うことが多いです。このラインはとても使いやすくて、しっかり飛距離が出てフッキングもよく決まるという印象があります。ウルトラパワーフィネスはペンシルベイトの超遠投パターンなどに使っていて、飛ばした先でもクイックに動かせるので、メリットを感じる部分は多いですね」
特に印象的なのが、“トラブルの少なさ”だ。
高梨「どちらのラインも本当にトラブルが少ないです。しなやかさとコシのバランスに優れ、製品として高いレベルで安定しているからか、キャスト時の変な高切れがありません。トラブルが少ないので、細いPEと軽量ルアーを、トラブルを気にせずフルキャストできます。スモールマウスバスの釣りにおいて、このメリットは大きいですね」

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