伊藤巧が必殺技『ヘビキャロ』用の“根がかりゼロ”改良シンカーを自ら開発中!【これから来る! モノ&テク大集合】



バス釣りにおけるキャロライナリグのシンカー…特にこだわっていない人も多いかも? ところが、伊藤巧が開発するこのツボ型シンカーは根がかっても外せる魔法のオモリなのだ。現在鋭意開発中とのこと。リリースが待ち遠しい!



解説者は伊藤巧さん!

【Profile】
伊藤巧(いとう・たくみ)
1987年千葉県生まれ。TBC、H-1GPX、陸王、艇王などで活躍し、2019年はB.A.S.S.セントラルオープンで年間4位を獲得。現在は、バスマスターエリートシリーズに参戦中。バーサタイルなスタイルだが、近年はヘビキャロも得意としている。

タク・イトーの新たな武器『ヘビーキャロライナリグ』

伊藤ヘビキャロは僕のなかでも基軸のひとつになっているのですが、まだまだ流行るには時間がかかるかなと思っています。もともとは高滝湖のローカルの人たちがやっていたスタイルで、僕もそこで修行しました。いまではボート、オカッパリ問わず、釣り場も問わず、かなりの頻度で使っています」

北浦で行われた陸王2017決勝ではヘビキャロで見事な圧勝! これはそのおさらい釣行での1尾。オカッパリでの有効性の高さを証明してみせた。

伊藤巧さんがヘビキャロで戦う際、これまで愛用していたのがTGシンカー18キャロライナ(バレーヒル)。今売っているなかでは究極に根がかりにくいそうだ。しかし、それを上回ることを目指す“巧”のアイデアとは…?

巧さん愛用中のTGシンカー18キャロライナ(バレーヒル)

【スペック】
●ウェイト:10.0g、14.0g、18.0g、21.0g、42.0g、56.0g ●入数:10.0g・3個、14.0~28.0g・2個、42.0~56.0g・1個 ●本体価格:順に750、700、900、1,100、1,380、1,050、1,430円(税抜き)



自己流シンカーで究極を超える!?

現在巧さんが開発中なのが、オリジナルのキャロシンカー。ハクション大魔王(また古い)が出てくるツボのような形の、その名もツボチューブ(仮名)だ。

ツボチューブTG(仮)[リューギ]

通常のヘビキャロ用シンカーにもライン保護のためのチューブ付きのものがあるが、そのチューブがシンカーから球根の芽のように長く伸びているのも特徴だ。

伊藤「ヘビキャロでなにが怖いかというと、根がかりなんです。ガキガキのハードボトムなどを攻めるわけですから引っかかりやすいし、リグをセットし直すのは相当大変です。じゃあ、根がかりにくいシンカーを作ろう、と開発を進めています」

確かに、ボートならまだしもオカッパリでは根がかりのリスクが高く、仕掛けをロストしたら精神的なダメージも大きい。ワームもシンカーもスイベルもリーダーも全部失くしてしまうし、水中にゴミを残すことにもつながる。

そこで、伊藤巧は根がかりの原因である重いシンカーに工夫を凝らしたのである。

伊藤「シンカーがスタックしたときに、上に持ち上げるような力を働かせることで、プッと外せるようにします。どうするかというと、このシンカーについているチューブです。硬いチューブをシンカーに通すことによって、シンカー部分が引っかかったときに、チューブによってグイっと持ち上げることができるので、シンカーが外れます。形状がツボ型なのは、上から引っ張ったときに抜けやすくするためです」

不思議な形のツボチューブだが、根がかりにくいだけでなく感度もいいらしい。これは絶対流行る!?

さまざまな表情も…?

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