O.S.P製ビッグベイト『火蓮』はすでにロクマル捕獲済み!? 新機軸ハイブリットベイトの凄まじさに迫る!【ルアマガ+のフィッシングショー2021】



“10Years STANDARD”を掲げ、常に現場の第一線で活躍する実弾を生み出し続けるルアーメーカー。それが“O.S.P”という唯一無二。数多くのヒット作を擁する中で、意外にも手薄だったのがビッグベイトというカテゴリー。しかし、案ずることなかれ。夏発売に向け、着々と完成へ向かっている。その名も『火蓮』。し・か・も! すでに並木敏成さんの手によって、驚くべき釣果が出ていた…!

火蓮について解説してくれるのは小林明人さん

【Profile】
小林明人(こばやし・あきひと)
国内トーナメントシーンの最前線で気を吐く傍ら、数々の名作O.S.Pソフトベイトを生み出す敏腕デザイナー。ドライブビーバーにSSギル、3Dワッキー、HPミノーetc…そして、次なるヒット作がコレだ!

魂を揺さぶる初期衝動から足掛け5年で、つ・い・に!

小林「どうしても世に出したかった…。全国の皆さんに釣って欲しい!人生を賭けてます!」

ここで登場する小林明人さんは、どちらかと言えば、華々しい舞台を支える黒子に徹した存在だ。

表舞台に出ることは限られ、釣れるO.S.Pソフトベイトを求め開発に明け暮れる日々。いわば、縁の下の力持ち。あの名作の開発者を辿れば、やはり小林さん。そんなことも少なくない。

会うなり、声を荒げて語ったのは冒頭の言葉。

記者は驚きと共に、その行間から“本気”を感じ取ったことは言うまでもない。

小林「コレがそのビッグベイトです」

SNS上で圧倒的な釣果だけは広く流布していた存在と初対面。小林さんがBOXから取り出したのはビッグ…スイム…いや、表現するならハイブリッドだろうか。

小林「2017年の暮れ頃、頭側のフックのみが付いた初期プロトで相模湖へ。あの衝撃は今でも忘れることはない」

わずかな時間で、実に5尾9kg! 目に見える“表層”を通すだけで、大型だけを選んで獲るかのような“小魚ライク”な動きは、小林さんの理想を再現していた。

小林「僕の釣り人生で一番興奮した。『釣りが楽しい』って、こういうことなんだろうなって」

紆余曲折を経て、今ついに披露の日がやってきた。間違いない、これが次世代ビッグベイトだ!

活“火”激発、一“蓮”托生。新機軸ハイブリッドベイト爆誕!その名も『火蓮』

【スペック】
●全長:7in(約180mm)
●重量:約50g
●タイプ:スローフローティング
●価格:未定
●発売:2021夏予定

つ・い・に、陽の目を浴びたO.S.Pビッグベイトプロジェクトの傑物。

ハードとソフト、異なるマテリアルのコンポジットは耐久面で難を生じて一時は開発頓挫…。

が、しかし、度重なる改良(*現時点では非公開)を経て、ついに完成の領域へ!

魔の手から必死に逃げ惑う手負いのベイトフィッシュ

全身、特にボディ後半のソフトマテリアル部分が魅せるライブリーなアクションに驚愕。

ジョイント部と厚みの異なる素材配置がフレキシブルに稼働して、絶妙な波動と既視感でターゲット、それも大型のバイトを誘う。



小林「基本はただ巻きでリアルに。スローでi字引きも可能」

ボディ後半に稼働部を設け、小林さんがただ巻きで求める絶妙なアクションを追求。「テールが動き過ぎてもリアルじゃない」と小林さんはいう。

高速巻きでも破綻せず、スローなら直線状を保ってi字引きも可能。いずれも水面直下で見える釣りが楽しめる。

ソフト素材はボディ中央から後ろ方向にテーパーがかかり、テール自体は極薄でセッティング。幾度ものテストで研ぎ澄まされたボディデザインがそこに。無数の歯型が耐久性の高さを物語っている。

小林さんの実釣動画も要チェック!

『火蓮』×『並木敏成』 津久井湖レコード級を捕らえる!

小林「並木さんが! 並木さんが!」

小林さんの取材を終えて数日後の夕刻のこと。

小林さんから興奮交じりの声と共に入電。

いつもより饒舌なのは、そう、驚くべき事件が起きたからだった。

まずはご覧いただこう。この圧巻の巨体を!

小林「僕の知る限り、後にも先にも、津久井湖でロクマルが釣られた記録がありません!」

この日、小林さんはO.S.P代表並木敏成さんによる新作ビッグベイトのテスト兼動画撮影に同行。

ボートを降りるや、その想像を遥かに上回る圧倒的な釣果を話さずにはいられなかったのだ。

小林「先日の取材の時に最上流で、でかい魚が何尾か見えましたよね。水質がどクリアで曇天だったから、なかなか食わせどころが難しかったんですけど…今日は晴れて、しかも増水していたんですよ!」

岸際で冠水したブッシュ等のカバーは増え、そのシェードに魚は入り込んでいた。

並木さんはその最上流域へと踏み込むや、巻きスピードのギアをシフトアップ!

小林「いや、もぅ感動です! 後で並木さんのロクマル釣果の写真送りますねっ!(ガチャ)」

後で聞けば、ロクマルの直後には何と55cmもキャッチしているという!

この模様は下の動画にて確認可能。ぜひ堪能していただきたい!

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