ド個性&レアなロッドのポテンシャルはいかに!? DRTのロッドシリーズARTEX(アーテックス)を、読者目線で掛け値なしの実投レポートを敢行する! 読者代表は…人気急上昇バンドのギタリスト2人!「MY FIRST STORY 」のTeru さんと「Survive Said The Prophet」のTatsuyaさんだ。
大人気アーティストがまさかのロッドインプレ!? ホントにありがとうございます!!(多謝)
【Profile】
テル(MY FIRST STORY)
2011年 に結成された「MY FIRST STORY(マイ・ファースト・ストーリー)」でギターを担う。デビュー以降、インディーズながら大型フェス出演や海外アーティストとの共演も数多く務め、音楽番組などでもおなじみ。近年急激にバス釣りにのめり込むストロングフィッシャーだ。
【Profile】
タツヤ(Survive Said The Prophet)
「Survive Said The Prophet(サバイブ・セッド・ザ・プロフェット)」愛称「サバプロ」で親しまれるバンドのギター担当。地元仙台を愛する熱血フィッシャーだ。バス釣りは地元にいるころから始め、テルとは頻繁に釣りへ行く仲だ。弊誌連載『六弦竿師一期一会』もスタート!
ユーザーのテルと初DRTなタツヤ、レビュー開始!
特A級のポテンシャルで熱狂的な人気を誇るDRT(ディビジョン・レーベル・タックルズ)。ルアーの話題が先行しがちだが、実はロッドメイクが本分であったりする。しかしロッドもかなりの個性派揃いで、需要も高く店頭では壊滅状態…。「気にはなるけど実際どーなの!?」メーカーさんからサンプルを拝借し「一般的な使い手目線でレビューしてみたい!」 そこで、ユーザーであるテルさんと、興味はあるけどDRTロッド未経験のタツヤさんに参加してもらった。
テル「自分が使っているのは『パルス』というシリーズのものと、今回用意してもらっているアーテックスの『R2』ですね。どちらもポテンシャル高いし…とにかく格好良い(笑)」
タツヤ「基本的に、釣りとしてはオールジャンルで、トップウォーターや軽〜中量級のビッグベイトが好きですね。タイニークラッシュとか。よく行くショップの店長さんらがDRTのロッドを絶賛しているので、ずっと気になってはいました。楽しみ(笑)」
ARTEX(アーテックス)とPULSE(パルス)
DRTのロッドには、アーテックスとパルスという2シリーズがある。今回取り扱うのはアーテックス。黒を基調としたオリジナルブランクスのラインナップだ。片やパルス。あのノースフォークコンポジットへDRTがカスタムオーダーしたモデル達で、特徴的なバリアルバンピーグリップがこちらはグレーが採用されている。
ARTEX”ADX” AddictionA708CXXHRF(NEW)
満を持してリリースする「ジャイアントベイト」対応シャフト
クラッシュゴーストやフレンジーなど、ジャイアントベイトにカテゴライズされるルアーを扱うためのNEWモデル! アーテックスのほかのモデル同様、ロッドにはSPEC等は記載されず、そのポテンシャルは使い手が見極めることに。
【スペック】
●全長:7ft8in
●パワー:XXXH
●テーパー:レギュラーファスト
●ルアー:MAX20oz
●ライン:MAX35〜60lb
●価格:93,500円(税込)
インプレスタート!
テーパーはレギュラーファスト。
タツヤ「ほかのジャイアント用より少し乗せ調子かな」
テル「しっかりベンドするし、棒という感じはないね」
規格外のジャイアントベイト、投げ心地は…?
テル「スライドスイマー250(デプス)やクラッシュ・ゴースト(DRT)はベストマッチですね。クラッシュ9(DRT)だとパワーありすぎ!?」
タツヤ「その辺のルアーはドンピシャだね。しっかり曲がって、トルクで飛ばしてくれる」
450g、16ozに近い重さのティーザー(シグナル)。
テル「意外とこの重さでもちゃんと投げられる。でも今2投して、すでにウデが痛いです(笑)」
2人ともクラッシュ・ゴーストあたりをジャストと感じていたようだ。
テル「NZクローラーとかも試してみましたが、軽すぎて逆に投げづらい。ジャイアントベイト専用として間違いないかな」
総評
テル×ADX
テル「ルックスが一番いかつい。フォアグリップが武器みたいですね…めちゃくちゃ好きです(笑)。ルアーは、クラッシュ・ゴーストがベスト。全体的に重いセットになるので、グリップパターンの逆向きも試してみたいです」
タツヤ×ADX
タツヤ「レボ・ビースト(アブ・ガルシア)にナイロンライン40lbのセッティングで試してみましたが、バッチリでした! 個人的にはスライドスイマー250(デプス)とクラッシュ9(DRT)が適してましたね。自分のツララ・アンドレに近いものを感じました」
次回はテルさんも所有し、手にした者を虜にするARTEXシリーズの超名竿をご紹介します!
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!