【川島勉編】俺の釣れるジョイントルアーたち『マイ・ジョイント』厳選5アイテム



ジョイントルアーに魅了された漢達がいる。今回はジャッカルの様々なルアーをプロデュースしている川島勉さんが推す『マイ・ジョイント』を5つ紹介しよう。

【Profile】

川島勉(かわしま・つとむ)

関東でもっとも人気の高いメジャーリザーバー・亀山ダムのスーパーロコとして知られていたが、ジャッカルプロスタッフとして「自己満足のルアー」をプロデュースするや瞬く間に機能と釣果が拡散、その名を全国へと轟かせた。本職は美容師さん。

ガンタレル(ジャッカル)

【Spec】

●全長:160mm
●重量:70g
●タイプ:フローティング

川島「2ジョイントの三連結はナチュラルに動くのでチェイスしてくるバスがすごく多いんです。でも、なかなか食うまでには至らない。それをバイトに持ち込むために、トウィッチした瞬間に180度ダートしてバスのほうを向くようにしたんです。この動きで闘争本能に火がつくのか、がっつり食ってくる個体がいるんですよ」

躱マイキー(ジャッカル)

【Spec】

●全長:140mm
●重量:31.5g
●タイプ:フローティング

川島「これは濱田禎二さんが作ったルアーなので濱田さんに聞いてください(笑)。オリジナルのマイキーより、ちょっと潜るレンジを深めているのですが、そのぶん狭いスペースでも入り込んでくれるから、自分はカバーの奥とかにも入れちゃいます。いずれにせよ、使い方としてはやはり投げて巻くが基本ですね」

スリークマイキー115(ジャッカル)

【Spec】

●全長:115mm
●重量:19g
●タイプ:フローティング

川島「躱マイキー同様に立ち上がりは良いけれど、動きはロールをほぼなくしたシャッド寄りのウォブルでファストリトリーブが可能。サイズがありながらも相応の強いアクションにならないよう、テール側は水を受け流すためのジョイントを組んでいます。ワンサイズ小さい90は、濱田さんのケイリーンと同じでミドスト的な使い方も効きますね」

最後部のボディにはウエイトを入れず、ジョイントの接続も一連。動きの自由度を高めることでウォブリング時の自然な一体感を表現するためだ。川島「ニュアンス的にはワームのピンテールですね。放置でも食いますよ」



ボイルトリガー77(ジャッカル)

【Spec】

●全長:77mm
●重量:5g
●タイプ:フローティング

川島「弱ったワカサギをイメージして作りました。ラインスラックを生かして連続トウィッチしたときに、左右に頭を倒しながら水面を軽くパタンパタンと叩く動きを出したいがためのジョイントでもあるんですが、その演出はちょっとコツがいるかな…。カップによる捕食音で気付かせて、放置していても食わせられる。そんなポッパーです」

横向きかつジョイントからテール側が垂れた状態で浮くため、止めていてもわずかな水の動きに呼応してテールとフェザーフックが揺らぎ、生命感を演出する。川島「その際の、ついばむようなバイトもけっこう多いんですよ」

ポニーテール120(ジャッカル)

【Spec】

●全長:120mm
●重量:34.5g
●タイプ:フローティング

川島「大きいルアーが大きいなりのブリブリと強いアクションで泳ぐと、亀山みたいにプレッシャーの高い湖ではそもそも食わせられなくなってしまう。それを自由度の高い一連ジョイントで緩和しています。それでももちろん強いんですが、そこであえてゆっくりと中層を引くのがミソ。弱った魚が頭を下げて力なく泳いでいるイメージです」

ジョイント部は2ヵ所とも可動域の広い一連仕様。これによって大きさがありながらも、一体成型ボディに比べると全体的なウォブリングが抑えられるのだ。

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!