気軽に扱え、なおかつ様々なターゲットを相手に遊べるスコーピオンXV。4ft台の超ショートロッドや、歴代スコーピオンシリーズの人気番手などスピニング6機種、ベイト4機種と充実のラインナップだ。今回は選りすぐりの4本をカミィ編集長とマイケルPがインプレッションしてきたぞ!
インプレするのはルアーマガジンの2大V.I.P
【Profile】
マイケルP
冬はエリアトラウト、シーズン中は時間があれば琵琶湖に浮きまくる、「釣り雑誌の編集者は釣りしてナンボ」を地で行くルアマガプロデューサー。最近は東京湾のキビレゲームにもご執心なようす。バス歴35年。
【Profile】
カミィ編集長
フライフィッシング、エリアトラウト、デイナマ、キャンプ、マラソン、さのまる……と興味の方向性が多岐にわたるルアーマガジン編集長兼サブカル男子。バス歴30年。
スコーピオンXV2451R-2
小型ハードルアーに適したショートスピニング
7g前後の小型クランクベイトやバイブレーション、シャッドなどを巻き続けられるレギュラーテーパー。ネコリグやジグヘッドリグにも向いている。ルアーのウエイトをしっかりとロッドに乗せてキャストでき、バイトを弾きづらいのも特徴のひとつ。
【スペック】
●全長:4ft6in
●適合ルアー:4~15g
●適合ライン:4~8lb/PEマックス1.2号
●仕舞寸法:71cm
●価格:15,950円(税込)
2451R-2インプレ総評!
カミィ「軽くて感度がよくて、短すぎるかなと思ったけど意外と使いやすい。スモラバやジグヘッドリグを使ってみると、ボトムの起伏を的確に感じ取れました。バス以外にも渓流で、5cmぐらいのミノーを使ってみたいですね」
マイケル「レギュラーテーパーで小型プラグを巻いて釣るには最適。3~4inワームのジグヘッドリグなどを操作する釣りにも向いてますね。4ft6inだけどキャスタビリティは十分にあります」
スコーピオンXV2550FF-2
敏感なティップと強靭なバットで様々な局面に活躍
小型プラグを操作しやすい先調子のスピニングロッド。ティップで軽いルアーを弾き飛ばし、かすかなバイトも確実にバットパワーでフッキングに持ち込むことが可能。バス以外にもアジングなどにも向いている。
【スペック】
●全長:5ft5in
●適合ルアー:2~8g
●適合ライン:2.5~5lb/PEマックス0.8号
●仕舞寸法:86.5cm
●価格:15,950円(税込)
2550FF-2インプレ総評!
カミィ「ジグヘッドリグでミドストをやってみました。丁寧にシェイクして泳がせようと意識しなくても、ティップが勝手に仕事をしてくれて細かいアクションが付けやすかったです。バットが強いから大物が来ても問題なさそうです」
マイケル「7cmまでのミノーや、シャッドのトゥイッチがすごくやりやすかった。小型ペンシルやポッパーにも向いてると思います。ツーピースで持ち運びやすいので、冬場はトラウトの管釣りなんかにも使ってみたいですね」
スコーピオンXV1651F-2
伝統の「ロクハン」はXVのラインナップにも
ソフト、ハードともに様々なルアーを自由自在に操れるファストテーパー。古くからシマノロッドに採用され続けている、バスフィッシングの中軸を担う番手だ。ボートシーバスやロックフィッシュにもオススメ。
【スペック】
●全長:6ft6in
●適合ルアー:5~21g
●適合ライン:7~15lb/PEマックス2号
●仕舞寸法:101.5cm
●価格:16,830円(税込)
1651F-2インプレ総評!
カミィ「3/8ozぐらいまでの、ちょっと重めの巻き物ルアーがすごく使いやすかった。ファストテーパーなのでペンシルベイトなどのトップ系にもいいし、テキサスリグのカバー撃ちにもピッタリです」
マイケル「僕はテキサスとかラバージグなどをメインに使ってみました。カバー撃ちはもちろん、ゴロタやボトムの変化が分かりやすく細かいアクションもつけやすい。1/2ozのスピナーベイトでも、ルアーの抵抗に竿が持っていかれることなくしっかりと巻けて、なおかつブレードの振動もハッキリ感じ取れました」
スコーピオンXV1652R-2
パワフルなブランクスによるパワフルなフィッシングスタイル
大型のハードルアーを難なく扱えるレギュラーテーパーのパワフルなブランクス。ルアーウエイトをしっかりとブランクスが受け止めてくれるので、ロングキャストではるか先のピンスポットを撃ち抜くことも可能。
【スペック】
●全長:6ft6in
●適合ルアー:7~30g
●適合ライン:8~16lb/PEマックス3号
●仕舞寸法:101.3cm
●価格:17,050円(税込)
1652R-2インプレ総評!
カミィ「ルアーウエイトがブランクスに乗る感じで、遠投に向いてます。狭い立ち位置からのサイドハンドキャストにも最適。状況によっては利き手と逆の手でキャストすることもあったけど、十分な精度が出せました」
マイケル「これは1651F-2にも言えることなんだけど、リアグリップはキャストやアクション時に邪魔にならない絶妙な長さ。そして何よりパワフル。グッドサイズのコイでも楽に足元まで寄せられました(笑)」
スコーピオンといえばあの御方! 村田基さんの解説も必見!また大人気Youtuberの二人も大絶賛な解説動画も要チェックです!
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ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!