ヘッド&ボディという独自のジョイント構造の採用で、瀕死のベイトフィッシュが身もだえるようなアクションを演出。ただ巻きすればi字系アクションで超ナチュラルに誘い、トゥイッチならダートアクションで浮いていたベイトフィッシュが再び泳ぎ出す様を再現できるi字系ミノー『ジジル』に、今夏からシンキングモデルが追加された。その使い方は? 使いドコロは? 深掘りしてみよう!
ジジル70S/85S AR-C(シマノ)
シマノの「ジジル」はジョイント式のミノー。ただ巻き時におけるナチュラルなi字形の動きに加え、アクションを入れた際のダートやジョイント部の絶妙な動きがバスを誘う仕掛けになっている。これまでフローティングタイプのみ展開されていたが、1枚深いレンジのバスを狙えるシンキングが登場した。
【スペック】
ジジル70S
●タイプ:シンキング
●全長:70mm
●自重:5g
●カラー:全6色
●価格:2,035円(税込み)
ジジル85S AR-C
●タイプ:シンキング
●全長:85mm
●自重:7g
●カラー:全6色
●価格:2,145円(税込み)
オリジナルのフローティングは水面系。追加モデル2種は『表層と中層の間』をキープ
オリジナルのジジルはフローティングタイプで、基本的にはリトリーブして水面直下を泳がせる。だからバスもそれなりにヤル気があり、ある程度の活性の高さが求められた。
しかし、喰い気はあっても水面付近までは出てこない、あとワンランク下のレンジで誘わないとバスが口を使ってくれないという状況に陥ったアングラーも少なくないはず。
そんなときこそ威力を発揮するのが新たに追加されたシンキングタイプだ。
ただ巻きならば真っ直ぐ泳ぎ、ラインスラックを出せばヘッドを曲げてフレキシブルに泳ぐ「ワグロックジョイント」により、i字系アクションやダートアクションはそのまま踏襲。
さらにシンキングならではの表層レンジよりは下、中層レンジよりは上という絶妙なレンジをキープしながら一定のスピードで誘い続けることができるので、フローティングタイプでは難しかったバスからのバイトを引き出すことができるのだ。
85サイズはAR-Cによるぶっ飛びの飛距離で広範囲をカバー!
もちろん85サイズにはシンキングになってもAR-C重心移動システムを搭載。キャスト時にはウエイトが後端まで移動して飛距離アップ。
着水するとスプリングにより瞬時にウエイトは前へと戻され、素早い立ち上がりでひと巻き目から魅惑のアクションを演出することができる。
オリジナルのフローティングとのローテーションにバスも喰わずにいられない!!
これから盛夏にかけて水面系ルアーの時期。まずはオリジナルのフローティングタイプでナチュラルながらも積極的に仕掛け、それをフォローする形でシンキングタイプを投入というローテーションを展開すれば、きっとバスから良い反応を得られるはずだ。
ぜひともジジルで夏のバスフィッシングにチャレンジしてほしい!