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バス釣り Tiemco(ティムコ) ミドスト 山岡計文

この手にかかれば釣れたも同然!? 『神の手』山岡計文が明かすミドストの極意!

ルアーマガジン

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2021.09.06



神曰く「釣れないワームはない。如何に釣れるように使うことができるか。そこが大事」。アナタはそこに気付けるだろうか。世に数多あるワーム、いずれも優れたポテンシャルを秘めたワーム。一度使って、活かせるのかお蔵入りするのかはアナタ次第。ここでは“神の手”を持つゴッド・オブ・ミッドストローリング、山岡計文さんに秘儀をご教授いただくことにしよう。

教えてくれるのは“神”にして“議員センセイ”! あのホバストも生んだ山岡神!

【Profile】

山岡計文(やまおか・かずふみ)

JBトップ50コンペティター、池原&七色ダムプロガイド、そして奈良県吉野郡下北山村議会議員として2期目を迎えた“3足の草鞋”で奮闘中。ミドストを主軸のひとつとした2012トップ50早明浦ダム戦では見事に優勝! 2017エリート5霞ヶ浦ウィナーとしても知られる。昨年一気にブレイクした“ホバスト”も実は山岡さんが仕掛け人だ。1981年2月2日生まれ、40歳。

ゴッドハンドがリグればワームに生命が宿る!?

『えぇ、本当です。山岡(計文)さんにリグってもらうと『ギュンギュン』とロールして、メッチャ釣れるんです! なので、試合前にワームとジグヘッドをお渡しして…。まさに『神の手』ですよ! 』

こう語ったのは、今季JBトップ50開幕戦で見事に初優勝を果たした武田栄喜さん。それは、予選2日間を暫定2位で駆け抜け、3日目決勝最終日に記者が同船した時のことだった。

結果、大逆転! その日、表彰台の頂点に立った武田さんは満を持して、冒頭と同様のコメントを発すると、場内はザワついた。

『マジか! 』『あり得ん』『山岡、試合前に人の世話をするなんてクレイジーや…』

ルール違反でも何でもない。ただただ、お二人のやり取りの意外性、そして山岡さんが同じ土俵で戦う敵に塩を贈ることに、他選手は驚きを隠せなかったのだ。

優勝した武田栄喜さん。なお、武田さんはセッティング手間賃として決勝前夜、山岡さんに夕食をご馳走したそうです。

それはさておき、注目したいのは、そこではない。武田さんが試合中に発した『神の手』なる言葉だ。

山岡「いや、そんなそんな、ハハハ。僕は当たり前のことをやっただけですから。武田はあまりミドストに慣れていないから、仕方ないなーやってやるかーって」

ミッドストローリング、略してミドストの賢人、かく語りき。健全なる精神は健全なる身体に宿ることを知る。

固定観念を破壊せよ 常に柔軟な発想が◎

ミドストと言えば、世に広く流布したのがおそらく2000年代前半のこと。当時は対象となるワームは『縦扁平』形状のワームのみで、なぜならワームがロール(※正面から見て左右に揺れること)することで、平らな側面が光を受けて反射して威力を発揮するため…とされていたからだ。

言うなれば、プラグのバイブレーションやフラットサイドクランクを始め、ジャークベイト等にも通ずる考え方だ。現代でもその考え方をベースとするのは間違いではない。むしろ正解。だがしかし。

山岡「ただし、当時は多くの場合、ワームのヘッド部分がフラットなワームばかり。そこにジグヘッドを刺していたので、自然とロールしやすかったというワケなんです」

フラットヘッドが水を受けて交互にサイドへと流すことで、ロールというアクションは生まれる。

山岡「重心がより上方向に存在すると、重心を支点として左右に揺れやすくなります。かつてフラット部分のなるべく上に『ジグヘッドのフックを背中薄刺し』がベストと言われていたのは、まさにその通り。『ミドストの動きの原理』を理解すると、いろんなタイプのワームに応用できると思いますよ」

そこで、武田さんの話に戻る。

山岡「先端が尖ったワームは、フラットな頭があるワームと同様に水を受ける面を作ればいい。たったそれだけで動くようになりますよ」

なるほど! 固定観念は捨て、動きの原理を考えるのだ



山岡さんの実際のリグやタックルをチェック!

武田栄喜ウイニングルアーセッティング by山岡計文

サカマタシャッド5in+スーパーラウンドジグヘッド5/64oz♯1(ケイテック)

本来はこんな形状だが、サカマタの頭を下方向に変形して、リップのような形状に。これこそがミドストセッティングのキーポイント!

山岡計文ウイニング(予定)ルアーセッティング by山岡計文

PDLロコイズム リンキンシャッド4in(ティムコ)+ガード付きヴェスパ(リューギ・プロト)

リンキンシャッドは山岡さん開発による、ミドストはもちろん、ダウンショットやノーシンカーなど様々なリグに順応するフィネスシャッドワーム。卓越したロールとフレキシブルなジョイントが生み出すテールアクションでより複雑な水流変化と色調変化を生み出す逸品だ。ヘッドはやや尖りがあるものの、背側はフラットかつリギング性を考慮したフックスリットラインを成形。4inのほか、3inと5inもラインナップ。要注目!

ワームのセッティングが難しい? ならばハード版のミドストで!『グリマー(ティムコ)』

「ミドストの原理を改めて実感したのがコイツの開発時でしたね」。ワームのミドストに反応しない魚をハードベイトで獲るべく山岡さんが開発した名機。「ハードって上に重心を置きづらいんですよ。だから背バリにして調整したんです」。上方向からのバイト対策だけではないという。前方1点にウエイト集中。分散しないからこそロールもしやすいんだなと改めて」。ミドストの原理、完全理解の実弾だ。

ミドストのコツ

竿先を揺らしラインを介してワームに動きを伝達するミドスト。「難しく考えることはないんです。足下やクリアなエリアの見える範囲で練習です。それが投げた先や見えないレンジでどう動くのかを想像しながらやってみるだけですよ」。習うより慣れろ、だ。

ミドストタックル

●ロッド:フェンウィック リンクスLINKS 66SLJ“Mid Strolling Special”(ティムコ)
●リール:ヴァンキッシュ2500S(シマノ)
●ライン:エクスレッド4ポンド(東レモノフィラメント)

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