数え切れないほどのルアーが存在し、数え切れないほどのメソッドがある、釣りの中でも希有なジャンルと言えるバスフィッシング。それに対応すべく、ラインの種類や特性も『カオス』な状況になっているのはご存知の通り。今回は、琵琶湖のベテランガイドである平村尚也さんに、Xブレイドのナイロンライン『UGO M5』について解説していただいた。
【Profile】
平村尚也(ひらむら・なおや)
琵琶湖のバスフィッシングガイドサービス『truth』代表。YGKのフィッシングラインプロスタッフで、開発にも尽力している。
UGOM5(Xブレイド)
【Spec】
●ポンド数:4lb、5lb、6lb、8lb、10lb、12lb、14lb、16lb、20lb
●糸巻量:100m
●カラー:全1色
●価格:880円(税込)
カラーは琵琶湖のようなウィードが濃いフィールドに馴染むように、パンプキングリーンを採用。
適度に伸びるナイロンの特性を利用したゲームに
伸びるという点においては、PEとは対局の位置にあるナイロンラインのUGOM5です。
平村「そのナイロンならではの特性を活かして破断伸度を30%に設定し、よりしなやかな使用感を実現しています。
僕がおもに使用するのはトップウォーターで、琵琶湖ならポストスポーンの時期に水面まで伸びたエビモ周辺をポッパーで誘います。通常は16lb、エビモが濃くなるにつれて20lbへと引き上げます。ほかにもハードルアーでのキャスト&リトリーブを繰り返す釣りには、伸びることでフッキングを弾くのを抑制してくれるので使いやすいですね。
そして、通常のナイロンが吸水収縮率4%に対して、UGOM5に採用されているスーパーソフトW-DUMナイロンは0.5%と非常に低いので、白濁しにくく巻きグセが付きにくいという点も気に入っています」
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