霞ヶ浦水系の流入河川を攻略する3本柱ルアー!! 【陸王オープン&ダービー覇者のロコ・ザ・シークレット】



デカバスを揃えなければ決勝に進むことができないハイレベルな戦いが毎年繰り広げられる陸王オープン&ダービー。昨年の各ブロック優勝者7名がここに集結。夏にデカバスを釣るためのマル秘テクニックを特別に公開。ちょっと季節は外れるが、オープン&ダービー上位選手の思考法は要チェック! 今回は陸王ダービーAブロック覇者の古徳さんが登場だ。

【Profile】

古徳浩幸(ことく・ひろゆき)

霞ヶ浦水系屈指の“ジャスターフィッシュ”使い。西日本の印象が強いワームだが、東でも間違いなく激釣できる! 1981年4月2日生まれ(40歳)、茨城県出身。

陸王ダービー戦績:2020 Aブロック優勝

夏は流れを求めた魚が集まる流入河川が定番

古徳「例えば北浦なら東岸の流入河川で良い場所だけを狙います」

北浦大橋の南北に流れ込む幾つもの小規模水路がソコだ。

古徳「魚が見えちゃえばジャスターフィッシュのi字引きで簡単ですが、見えなくても引っ張り出せる。どうしても出てこないなら、野良ガエルのドリフトという戦略です」

ジャスターフィッシュは3.5inと2.5inを使い分け。

古徳「小さい方はカバー周りや何か沈んでる場所をやるので、スナッグレス性の高いオフセットフック。ただし、オダは要注意。キャットフィッシュの巣窟なので…」

掛かれば場を荒らす上に、使用するスピニングタックルではラインブレイクの危険性も…。最近はシーバスも多いので要注意だ。

具体的な作戦

エリアチョイス:陸王ルール外となる橋2本目より上流

古徳「ダービーやオープンでは使えない場所ですが、真夏はどうしても…」

苦肉の策となるのが下流から2本目の橋より上流域。

古徳「水質も良いので魚の姿が見えますね」

サイトも可能だ。

釣り方・アプローチ:「魚が見えないなら、カゲにはきっと」

見えない魚は、両護岸際のシェードに潜む。

古徳「i字で引っ張り出す。見切られたら、野良ガエルのドリフト」

それでもダメなら?

古徳「ボトムでエビを意識してリフト&シミーフォール! 」

マストルアー:ジャスターフィッシュ(ゲットネット)「i字系にもエビにもなる」

カバー用:ジャスターフィッシュ2.5in(ゲットネット)+スーペリオ COフック♯4+スタジオワンハンドレッド タングステンネイルシンカー0.3~0.45g(共にエンジン)

オープン用:ジャスターフィッシュ3.5in(ゲットネット)+カルティバ バマスフック♯4(オーナーばり)

注目すべきは2.5inで魅せるシミーフォール。つまりはボディを振動させながらのフォール。バイブレーションでよく使われるワードだが、ワームでも演出可能なのだ(驚)。

ドリフト用:野良ガエル(ティムコ)●フォグショットTC♯4~5(リューギ)

ジャスターフィッシュのI字引きが見切られたならこれ。流入河川の流れを利用してナチュラルにドリフトさせるべし!



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