東京1300万人のみなさま、こんにちは。釣れてますか? 都内で釣りをするとなると、駐車料金は高いし、電車を使えば移動するのも大変だし、あまりピンとこない…? いえいえ荷物が多いなら、少なくすればいいのです。この記事ではDAIWAの新作パックロッド「BLX TRAVEL」をフィーチャーしつつ、人気の釣りである「バス」と「シーバス」の両取りを狙いながら、都内のみ&電車移動のみで完結するパックロッド(モバイルロッド)の釣り生活にアプローチ。では、始まります。
東京都内の釣り事情を調査せよ! 【presented by DAIWA BLX TRAVEL】
何を隠そう、ルアマガ+では現在DAIWAの新作パックロッドBLX TRAVELを重点インプレ中。
アズマ「…というわけで、下級編集部員の我々2人にもようやくお鉢が回ってきたというわけです」
タナカ「上級編集部員の方々はすでに触り倒してますからね。僕たちみたいなしたっぱは、後ろで指をくわえて見ているしかなかった…」
【Profile】
ルアマガ+編集部・アズマ
入社2年目のルアマガ+編集部員。タナカの台頭まではチーム内で最も若いという地位を逆手に取り、最大限にお目溢しを受けていたがもはや甘えは許されない。それにそもそももうそんなに若くねえよな、と気づいてしまった27歳。
【Profile】
ルアマガ事業局・タナカ
今年4月にルアマガ事業局の門戸を叩いた新入社員。アズマを蹴落としてみごと局内最若手という輝かしい立場を獲得する。バス釣りをメインにしつつ、九州から上京後は港湾部でのチニングにも精を出す。シティボーイを自称するアズマよりもはるかにオシャレ。
しかし、諸先輩方のインプレッションにはひとつ致命的な問題がある。彼らはパックロッドの本質である「気軽に持ち運べる」という点を失念しているのだ。
彼らときたらどこへ行くにもドライブ・マイ・カー、絶大なオトナの財力を背景に自慢の自家用車を乗り回し、高速道路は乗り放題、駐車料金は払い放題、大荷物も運び放題と、残念ながらパックロッドの「ぱっかびりてぃ」を十全に活用しているとは言いがたい。
タナカ「クルマがなくても電車やバスとか、あとは自転車とかでも釣りに行きやすいのがパックロッドの利点ですよね」
アズマ「さよう。だから我々のような若者が地に足のついた、庶民的な目線からパックロッドの良さを確かめ直す必要があるのだ!」
都内の交通網はどうしたって鉄道がメイン。これを使わず、どうやってBLX TRAVELの魅力を表現できるのか!? 今回はパックロッドの優れた機能をお伝えするため、移動手段を電車に限定して、横文字多めのリアルなハイソサエティアーバンフィッシングシティライフ(冗長)をお届けします。
赤坂見附でボートに乗れることを知っているか?【弁慶濠】
――午前9時、赤坂見附駅
平日、午前8時台の銀座線。通勤ラッシュで大盛況のメトロ赤坂見附駅に降り立つ2名。向かう先は外堀に架かる「弁慶橋」たもとの「弁慶フィッシングクラブ」である。
アズマ「東京都内に管理釣り場は数あれど、手こぎボートで釣りができてしかもバスが狙えるところはここくらいじゃないかと。単純にボート乗れるだけでも楽しい」
一方佐賀で育ち、大学時代もキャンパス近くの下宿で暮らしていたタナカは都会の洗礼に目を回していた。
タナカ「満員電車ヤバいっす…イスに座れない」
アズマ「まあ荷物少ないだけ良いじゃない…。ほら! BLX TRAVELはパックロッドなのだから! アピールチャンスだ!」
タナカ「……」
タナカのテンションはやや落ちてしまったが、やはりパックロッドの携帯性はバツグンだ。通勤電車でも邪魔にならず、普通にカバンに入れられるのが嬉しい。雨の日に傘を持ち歩くよりよほどラクである。
タナカはBLX TRAVELとタモ網をミシュラントートバッグに収納。リールやルアーなどその他のタックルはメッセンジャーバッグに入れてコンパクトにまとめ上げる。「トートは肩に掛けられるしいらない時は畳んでしまえるところがいいですね」。
一方のアズマは会社用のビジネスバッグのサイドループにロッドベルトを用いてBLX TRAVELを固定。「セミハードケースだとサイズ的にマウントできなかったりするので、どちらかといえば布タイプが好み。クッション素材が入っているのも安心です」。
弁慶フィッシングクラブにはテント付きの休憩スペースや、飲み物を冷やせる冷蔵庫まで設置している。イタレリツクセリである。もちろん、水上でのんびり準備するのも乙なものだ。
アズマ「気負わずやっていきましょう。ちなみに事前情報ではウィードのキワをネコリグで探るかギルワームで誘うのが釣れてるとのこと。オープンエリアでシャッドテール巻いて釣ってる人もいたな。カバー下のシャローでカワユイのが1尾釣れたから参考にしてくだせ」
実はアズマは釣果が出せるか不安であり、前日および先週の2回プラクティス(おおむね下見と同義)に出ていたのだ。
タナカ「普通に気負ってるじゃないですか」
アズマ「真面目なんよ…」