デカバスを揃えなければ決勝に進むことができないハイレベルな戦いが毎年繰り広げられる陸王オープン&ダービー。昨年の各ブロック優勝者7名がここに集結。夏にデカバスを釣るためのマル秘テクニックを特別に公開。ちょっと季節は外れるが、オープン&ダービー上位選手の思考法は要チェック!
【Profile】
佐野亘彬(さの・のぶあき)
ダービーを制するために、休暇毎に遠路はるばる広島まで往復600キロ走行! 努力は必ず報われることを証明。1986年5月28日生まれ(35歳)、大阪府出身。
陸王オープン:2020 Cブロック優勝
陸王ダービー:2020 Cブロック優勝、2020 決勝戦優勝
「スキッピングしても意外と小バス」の事実
典型的な野池の1枚。
足場が限られ、夏に美味しそうな場所は遥か彼方の対岸…。
諦めることはない。佐野さんが全てを伝授する!
ホームは大阪・淀川と和歌山・紀ノ川だが、ダービーを制したのは広島・芦田川水系のリザーバー。
場所を選ばず釣りマクっているのが、佐野さんだ。
言うまでもなく、ため池での経験値も豊富だ。
佐野「オーバーハングが目の前にあると、どうしても奥に入れたくなると思うんです。でも、結果は意外と小バスのみだったりってこと…多くないですか?」
確かにその通り!
佐野「奥にインレットが絡めば小魚もいるので、でかバスもいると思いますが、ため池でそのシチュエーションはなかなかナイですよね」
沖側の水通しが最大のキーだ。
佐野「キャストのスキルが物を言います。特に吊るしは要練習です」
具体的な作戦
エリアチョイス:「基本的なキーは、水通しとシェード」
佐野「夏のセオリー通りの場所を選んで、その中でも一番良い場所には一番でかいバスがいます」
その一等地とは?
佐野「オーバーハングなら岸より沖の先端。インレット絡むなら岸側も」
釣り方・アプローチ:「魚は浮き気味なので、表層からスタート」
佐野「沖側の水面をまずはネズミで小刻みなドッグウォークも良いし、吊るしも良いですね」
水面を割る個体は比較的大型の傾向アリ。
佐野「ダメなら沖めを長く通せるコースにジカリグ系」
中層シェイクからのボトムズル引きへと徐々に。
マストルアー:野良ネズミ(ティムコ)/ベローズギル(ジークラック)/ファットイカ(スミス/ゲーリー)
オーバーハングが水面ビタビタならファットイカ。
佐野「落とすだけでも良いし、中層フワフワも良い。何より遠投した先でスタックしにくいのが最高」
ノーシンカーで必殺ロケットパンチだ!
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