ホバストはジグヘッドでのミドストと違い、ヘッドに重心がないので、動きすぎず、ワームのシルエットも変わらない。そんなホバストをより効果的に使う方法をティムコスタッフの大津氏が伝授!
カバーで釣果爆発、カバーホバストメソッド
大津「立ち木の中に入れ込んでも、ネコリグのように引いてこられる。元来のホバスト同様、スキッピングもしやすいのでカバー奥へ入れやすい。沖のホバストは意外とショートバイトが多いですが、カバーが絡むと本気食いが多発しますよ!」
【Profile】
大津清彰(おおつ・きよあき)
ティムコ社員として、クリッタータックル・野良シリーズなどヒット作をリリース。フィールド業務も加速度的に増え、今や夢の職業に⁉ 胃の内容物調査を始めアカデミックなアプローチも欠かさない現場主義者だ。
大津「具はスーパーリビングフィッシュでもいい。ハンガーHDに自分でガードを付け、ネイルシンカーでバランスを取ります」
大津的ティーザー理論
ド派手先行で寄せて、地味で食わせる
大津「ティーザーやドジャー(集魚板)って、先行するものが派手で食わせる部分が地味。昔からあるトローリングでも必ずこの組み合わせになっている。この対比が大事なのかな。食わせる部分の小ささも、食いやすさに貢献しているはず」
自作ワイヤーで繋ぎ、端は収縮チューブで処理。ディープ想定でどちらもナス型オモリが付いている。
大津「ワイヤーじゃないと絡んでしまうので。ルアーパワーが凄くてバスが寄ってきても食わないことがあって、じゃあ柔らか波動のワームで食わそう……ラインだと絡むな……とか。こういう試行錯誤をするとルアーの本質が見えてくるし、開発のネタになるんです(笑)」
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!