かつては「とりあえず1尾…」「何としても1尾!」のワームだったが、今では新たなリグを作り出してしまうほどの大きい存在感で、もはや『ハードルアーのサブ』という概念は存在しない。今年キングになったワームも、「コレでなければ!!」というオンリーワンが選ばれた。
【1位】デプス カバースキャット3.5in【↑9位 215P】
全長 | 重量 | 入り数 | カラー | 価格 |
3.5in | 約16.5g | 6本 | 23色 | 825円(税込) |
琵琶湖の釣果の大部分をかっさらい! 存在もバルキー! 釣れるバスも超バルキー!!
琵琶湖でのでかバス捕獲率の高さから一躍有名になった高比重ワーム。カバー周りをノーシンカーのボトムジャーキングで探るのがセオリーで、キモはとにかく時間をかけて探るコト、らしい。初代琵琶湖艇王の冨本タケル氏は、1キャストで10分以上かけて探ることもあるとか。昨年9位からのジャンプアップで、ある意味予想通り? の栄冠だ。
T.O.Y.受賞コメント:奥村和正
ありがとうございます。開発中は自分も相模湖ロケとかでいい釣りしたけど、琵琶湖はあんまり出番ないなぁと思ってた(笑)。
でも2019年に冨本タケルさんがディープで使って大爆釣して、釣り方やタックルが確立して一気にブームになった。
もともとはシャローのカバー撃ち用に開発したんやけどね。
【2位】一誠 沈み蟲2.2in【↑13位 186P】
全長 | 入り数 | カラー | 価格 |
2.2in | 7本 | 13色 | 792円(税込) |
3対の微振動脚が得体の知れない『虫』を演出!
一誠プロスタッフの赤松健氏によるデモンストレーション動画の影響もあってか、一気に票を伸ばして王座一歩手前まで躍進! 順刺しでスリ抜け重視も良し、逆刺し+ネイルシンカーでバックスライド仕様も良しのマルチな対応力も魅力で、いずれも3対の脚をピリピリと震わせて『虫みたいな何か』を演出してくれるのがキモだ。
【3位】ゲーリーインターナショナル 4inヤマセンコー【↑4位 147P】
全長 | 入り数 | カラー | 価格 |
4in | 10本 | 46色 | 1,210円(税込) |
誰でも使えて何でもできるがゆえの上位常連
多くのアングラーのボックスやバッグには必ず常備され、ノーシンカーズル引きの遅い釣り、対してジャークorトゥイッチの速い釣りにもフレキシブルに対応。カラーバリエーションも豊富で、どんな状況にも対応してくれる。この企画が立ち上がった頃から、上位入賞の常連だ。
【4位】O.S.P ドライブビーバー 3.5in【↑6位 142P】
全長 | 重量 | カラー | 価格 |
3.5in | 6本 | 21色 | 858円(税込) |
バサロパドルが暴れ回ってバスをけしかける!
左右に張り出した存在感の大きいパドルがありながらも、カバーのスリ抜け性能は抜群。しかし、スイミングやクイックなアクションではパドルが水をしっかり掴んで上下に振れてバサロアクションを展開。強波動とザリガニのような生命感溢れる動きで、バスの捕食本能に訴えかける。
【5位】ゲーリーインターナショナル 2.5inレッグワーム【↓3位 138P】
全長 | 入り数 | カラー | 価格 |
2.5in | 10本 | 46色 | 792円~935円(税込) |
あらゆるリグで本来の食わせ能力をフルに発揮できる
惜しくも昨年のベスト3からは陥落してしまったが、圧倒的な食わせ能力のおかげもあってか、ベスト5は死守。ジグヘッドorノーシンカーでのスイミング、ダウンショットやワッキーでのピンポイントシェイク、ライトキャロで遠投など、あらゆるリグへの対応力も魅力。
【6位】デプス ブルフラット3.8in【↑7位 129P】
全長 | 入り数 | カラー | 価格 |
3.8in | 6本 | 32色 | 880円(税込) |
バスの餌であり天敵でもあるブルーギルを完全再現
数多のギル系フラットワームがリリースされた中で、その人気と使用頻度の高さを誇っているのがブルフラット。蛇腹状のテールはわずかな水流でも微振動を起こし、バルキーなボディの存在感と相まってバスの捕食欲を掻き立てる。
【7位】O.S.P ドライブクローラー4.5in【↑16位 117P】
全長 | 入り数 | カラー | 価格 |
4.5in | 4本 | 49色 | 858円(税込) |
自発的クロールアクションで何もせずともバイト!
アングラーがアクションを付けずとも、フォールさせるだけでウネウネと自発的クロールアクションでバスにアピールできるストレートワーム。ボディに刻まれた無数のリブが水を掴んで細かく震え、ロッドアクションを付けてもクイックかつライブリーにアピール。
【8位】デプス サカマタシャッド6in【↑23位 105P】
全長 | 入り数 | カラー | 価格 |
6in | 6本 | 33色 | 825円(税込) |
再注目されたソフトジャークベイトの名品
1位のカバースキャットと並び、琵琶湖で再注目されたのがサカマタ6inのジグヘッドリグ。常に品薄状態が続き、各社からミドスト専用ジグヘッドも登場するなど、バス業界に再び大きな影響をもたらした逸品だ。
【9位】ジャッカル フリックシェイク3.8in【↓5位 98P】
全長 | 入り数 | カラー | 価格 |
3.8in | 10本 | 62色 | 781円、891円(すべて税込) |
意図的な「曲がり」が複雑なアクションを発生
4.8inは2012年に殿堂入りしたが、その後を受け継いで2019年には王座も獲得した3.8inだが、ベスト10は死守。ワッキー用に最初から湾曲したシェイプが、イレギュラーなアクションを演出する。
【10位】ボトムアップ ブレーバー5.7in【↓8位 86P】
全長 | 入り数 | カラー | 価格 |
5.7in | 8本 | 21色 | 825円(税込) |
ネコリグフィーチャーだが他のリグへの対応力も高い
シャッドテールを搭載することで、ネコリグのバイトが多発するフォール中のアピール力をさらに高めた異形ストレートワーム。クビレの部分で千切れば普通のストレートワームとしても使えるギミックもありがたい。