2022年度ismから新たにリリースされるロッドシリーズ「インフィニットブレイドRe」。ism初の2ピースロッドでありながら、各機種1ピースモデルとは異なる「特性」を持たせた今までにない2ピースロッドシリーズである。今回そんなReシリーズの中でも特に「革新的」スピニングロッドであるIBRS-67L1ML2の魅力を、河口湖のフルタイムガイド兼JBトップ50プロである冨沢真樹さんに語って頂いた。
【Profile】
冨沢真樹(とみざわ・まさき)
河口湖、西湖、桧原湖、相模湖で『トミーガイドサービス』として活動。今シーズンよりJB TOP50に復帰し、ismのトーナメントスペックロッド『インフィニットブレイド』を武器にチャンピオンを狙う!
NEW『インフィニットブレイドRe』で冨沢真樹イチオシする機種がこちら!
IBRS-67L1ML2
【スペック】
- 全長:6ft7in
- 継数:2
- アクション:ティップ側L、バット側ML
- 適合ルアー:1/16~1/4oz
- 適合ライン:2~8lb
- 価格:32,780円(税込)
- 発売時期:2022年6月予定
トップトーナメンターが使う2ピースロッドって…あり得るのか!?
――冨沢さんはトーナメンターであり、同時にプロのガイドサービスを営んでいますよね。そういったトップレベルのアングラーが2ピースロッドを使う、というのが正直イメージし難いと言うか…。
冨沢「確かに、2ピースモデルというのはビギナー向けだったり、オカッパリアングラーがメインで使うというイメージが強いです。ただ、今回のインフィニットブレイドReは2ピースゆえのデメリットというのを感じる部分がほとんどなくて…むしろトーナメントスペックの1ピースロッドのように尖り過ぎて扱いづらいという感じがなく、全体的なバランスが整っていてマイルドに使えます。トーナメンターの目線から見ても、この扱いやすさは実戦でも十分に通用すると思います」
Lアクションのティップ&MLアクションのバットが可能にする超バーサタイル性能!
――冨沢さんに解説していただきたいのは『IBRS-67L1ML2』というスピニングモデルですが、どのようなルアーが使いやすいですか?
冨沢「ティップ側がL、、バット側がMLというセッティングなので、僕がプロデュースした『プル』などの表層系プラグやシャッド、ソフトルアーでもちょっと重量感があるネコリグなど、幅広く使えますね。ティップ側のLアクションが細かいアクションを入力するのに丁度良くて、プルの表層シェイク、シャッドのトゥイッチ、そしてネコリグのボトムシェイクがとてもやりやすいのは気に入っています。ベリー部分からキレイな弧を描いて曲がってくれるのでキャストのときもルアーウェイトを乗やすく、反発力を十分に活かせるので飛距離はかなり伸びますね。この辺りは、キンキンに尖ったトーナメントロッドより明らかに使いやすいです」
「言われなければ1ピースと勘違いしたまま使い続ける」ほど使い心地は軽い!
――2ピースロッドはジョイント部分があるだけに、1ピースロッドと比較して重いと感じることはないのでしょうか?
冨沢「既存の2ピースロッドなら、そういう感覚もあるかもしれません。僕も当初はそう思っていて、普段はトーナメントスペックのインフィニットブレイドを使っているだけに、ちょっとした重さでも気になってしまうんです。でも、Reはバランスがとても良いからなのか…とにかく使った感じが軽い。前もって説明されずに手渡されたら、1ピースロッドだと勘違いしたまま使い続けるかもしれません。そのくらい、既存の2ピースロッドとはかけ離れた仕上がりになっています」
身軽に楽しみたいオカッパリアングラーやスペースが狭いレンタルボートアングラーには最適!!
――どんなアングラーに向いているロッドでしょうか?
冨沢「オカッパリでスピニング1本持って身軽に釣り歩きたいアングラーには、最適な1本だと思います。前述のようにライトなハードルアーやネコリグ、ダウンショット、ライトキャロにも使えます。また、レンタルボートでロッドを何本も積むスペースがないという状況でも、幅広いルアーやリグに対応するこの1本だけで、スピニングロッド複数分の役割を果たせるはずです。既存の2ピースロッドとは明らかに違う、限りなく1ピースロッドに近いテイストを持った“新次元”の2ピースロッドに仕上がっています。6月発売を楽しみにしていてください!」