【野池最強!?】O.S.Pの沈むムシ『HPバグ』を使った画期的新メソッド大公開!食わせの釣りの新兵器『水中ドックウォーク』とは?



HPバグと言えば、O.S.Pの沈む虫。ブッシュに吊るしたり、フォールさせたり。フィネスワームとしてのイメージが強いが、『水中ドッグウォーク』をさせてバイトを誘発・連発させる!? それって、いったいどういうこと!? O.S.Pプロスタッフの木坂さんに、その真髄を伝授してもらったぞ!

HPバグの水中ドッグウォーク提唱者、O.S.Pプロアングラー・木坂亮祐さん!

【Profile】

木坂亮祐(きさか・りょうすけ)

1984年11月15日生まれ(37歳)。広島県出身、在住。ホームフィールドは、三川・八田原ダム、弥栄ダム。ベイト、スピニングともに右投げ左巻き。スポンサー:O.S.P。バス釣り歴はトータル14年。コイやフナを釣りながらゲーリーグラブでバスを釣る祖父に教わったのがきっかけ。初バスは、野池でのパンバス。

木坂「いろいろある趣味の中で唯一しっくりきて楽しく続けられたのが釣りでした。30歳を超えて、バスプロになるために仕事を辞めて(笑)。2019年からO.S.Pのプロスタッフとして活動しています。釣りのスタイルは、ビッグベイトからフィネスまで、幅広く柔軟に。陸っぱりもボートもやります。メディアプロとして、これからガンガン活動したいです!」

HPバグの『水中ドッグウォーク』とは!?

2019年8月にO.S.Pから出た万能フィネスワーム『HPバグ』。ノーシンカーやライトキャロ、ダウンショット。吊るしや、フォールで食わせるフィネスに特化しているイメージがあるワームだが、木坂プロが提唱するのはHPバグを使った『水中ドッグウォーク』だという。

HPバグ

【スペック】

  • 全長:1.5in
  • カラー:13色
  • 入り数:8本
  • 価格:858円(税込)

木坂「僕の中で食わせの釣りというのは、簡潔にいうと『移動距離を抑えて焦らせて食わせたい』んです。縦のフォールは、早くても遅くても見せ過ぎると見切られてしまう。じゃあ、ジグヘッドで中層i字引きでも良いじゃんというと、誘いが弱い。そこで試しにロッドを振ってみたところ、移動距離を抑えたじっくり誘えるダートアクションが水中でできることを発見しました」

この水中ドッグウォークは、HPバグだからこそできる技なのだろうか。

木坂「他メーカーの沈む虫でも試したのですが、マテリアルの違いと頭の形状からか、引っ張っても水を噛まずに自分に向かってきてしまいます」

木坂「その点、HPバグは頭が平面になっているのと、絶妙な手の長さ、そしてマテリアルの硬さが功を奏して、綺麗なドッグウォークを描いてくれます。つまりこれができるのは、HPバグだけです。ネイルを打たなければレンジキープしやすいので、バスの目線のレンジをゆっくりと、かつアピール力のあるドッグウォークをさせて誘うことが可能です。サイズは選べませんが、小バスから60クラスまでめちゃくちゃ釣れます」

効果的なシチュエーションと、具体的なアクション

木坂「僕はサイトでもブラインドでも、基本はバスの目線で食わせるようにしています。HPバグで釣るのは、水面から1m以内。それでも、かなり気づいてくれます。効果の及ぶ範囲は、横方向なら半径3〜4m、下は2mまでといったところでしょうか。効果的なシチュエーションは、オーバーハングやシャロー。野池とか、最強ですね(笑)。ボートなら岩盤などでもオススメです。そして、バンクに魚が差してきて浮くタイミングで使います」

気になる水中ドッグウォークのやり方とは?

木坂「ポイントにキャストして、5秒くらい沈めた後にロッドワークでアクションさせていきます。ボートだと、立っている位置が高いので、ロッドを立て気味にして斜め上、2時くらいの角度で叩きます。逆に陸っぱりは目線が低く水面に近いので、横叩き。ロッドは、寝かせても良いくらいです。ホバストみたいに綺麗にホバリングさせる必要はなく、ドッグウォークさせる中でルアーが浮いてしまっても食ってきます。初めは視認性の高いブラックやピンクといったカラーを近くに投げて、水中ドッグウォークのアクションの感覚を掴むと良いと思います」

視認性の高いカラーを持っていない時は自分で塗るのもアリ!

木坂「この技を見たバスは、見つけた時点で躊躇なく食ってくるイメージです。ジーッと見てから食う個体はあまりいません」



中層ドッグウォーク用セッティングとおすすめタックル

木坂「基本的には、全部オフセットで使います。マスバリちょん掛けだと、頭下げの姿勢で沈んでしまって、綺麗なドッグウォークが描けません。オフセットにすることによってボディ全体を均等なスピードで沈ませることができるのです。フックサイズは、#1と#2の使い分け。#1は水中ドッグウォーク専用で、#2は従来のベストセッティングで、吊るしなど本来の使い方も視野に入れた場合です。あとは、風やカレントが効いてノーシンカーだときつい場合や、ボトムでドッグウォークさせたい場合は0.3〜0.45gのネイルを打ち込んだりします」

タックル(陸っぱり仕様)

  • ロッド:GX-61ULS-ST MAXX FIXER(レイドジャパン)
  • リール:バンキッシュC2500SHG(シマノ)
  • ライン:ノガレス DEAD OR ALIVE フィネスマスターPE X4 0.4号(バリバス)
  • リーダー:シーガープレミアムマックスショックリーダー4lb(クレハ)

タックル(ボート仕様)

  • ロッド:GX-59XLS-AS SOLID MAXX XL(レイドジャパン)
  • リール:18ステラC2000HG(シマノ)
  • ライン:ガノア アブソルート3lb(バリバス)

オリキンこと折金一樹さんとのコラボ釣行動画もチェック!

水中ドッグウォークの元となっている釣り方が見られるぞ!

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