O.S.Pプロ北田朋也流『ドライブショット』テナガエビパターンの極意を徹底解説!! 



2020年4月にO.S.P.から出たバックスライド特化型ワーム『ドライブショット』。それが、5~6月のテナガエビパターンとして「激ハマり」するらしい…。霞ヶ浦水系をホームとするO.S.Pプロスタッフの北田朋也さんに、その真髄を伝授してもらった! 

ドライブショットのテナガエビパターンの達人! O.S.Pプロアングラー・北田朋也さん! 

【Profile】

北田朋也(きただ・ともや)

1989年4月6日生まれ(33歳)。千葉県出身、在住。ホームフィールドは、霞ヶ浦・利根川水系。ベイト、スピニングともに右投げ左巻き。スポンサー:O.S.P、アウトレック。バス釣り歴は27年以上。「父がバスフィッシングをやっていて霞ヶ浦などに連れて行ってもらったのがきっかけです」初バスは、利根川水系。「黒銀のクランクベイトで釣った思い出があります」 

北田「O.S.Pと契約したのが5~6年前。もともとトーナメントでやっていこうと思っていて、茨城チャプターにアルミボートで出ていて。そこから、バスボートを買ってJB霞に出ていたんですが、そこで声をかけてもらいました。できたら、霞ヶ浦の陸っぱりをやってくれないかということで。今は、ほぼオカッパリですね。霞ヶ浦や利根川水系の陸っぱりアングラーの裾野が増えればという目的で活動しています!」 

テナガエビパターンとは? そして、そのパターンにドライブショットがハマるワケ 

――2020年4月にO.S.Pから出たバックスライド特化型ワーム『ドライブショット』。ただ、O.S.Pにはこれまで『ドライブスティック』シリーズのバックスライドセッティングがあったはず。なぜ、新たに作ったのだろうか。 

ドライブショット(O.S.P)

【スペック】

  • 全長:4.5in 
  • カラー:10色 
  • 入り数:5本 
  • 価格:968円(税込) ※6月上旬新色登場 

北田「俗にいう『バックスライド』ワームと呼ばれてたものが過去にいろんなメーカーから出てきた中で、ちゃんとバックスライドができてるものがどれだけあったかというと、結構少なくて。

垂直にフォールしたり、沈下速度が早かったり。ドライブスティックも、バックスライドセッティングにはできるけど、バックスライド専用と呼べるほどではなかった」 

――そこで、ドライブショットが登場したことにより、本格的なバックスライドゲームを楽しめるようなったわけだが、ドライブショットを使ったテナガエビパターンが爆釣れするとの噂を聞いた。その真意とは? 

北田「5月終わりから6月の梅雨時期に向けて、産卵したいエビと、あまり動かずに餌を食べたいアフタースポーンのバスとが、シャローエリアにおいてリンクします。なので、そういったアフターのバスに対してテナガエビをイミテートしたドライブショットで狙っていくのが、この釣り方です」 

霞ヶ浦水系のテナガエビ

北田「ドライブショットを気に入っている点は、一つは比重があるのでベイトタックルで使えるということ。消波ブロックの中など際どいエリアを撃つなかで、ライトタックルよりはできるだけヘビータックルで釣りたい。もうひとつは、水中で『跳ばし』やすいこと。エビは敵から逃げる時に跳ぶんですが、皆さんが思っている以上の波動を出して逃げます」

北田「ドライブショットは、頭にフラが付いているので、それに近い波動を出すことができます。そして、最後はフックアップしやすい形状。アフター回復のバスのバイトは甘く乗りづらいことが多いのですが、スキニーなボディが食わせやすくなっています。かなり良くできたルアーです」 

ドライブショットのアクションは下記動画でチェック!



キーワードは、縦スト+シェード! 効果的なシチュエーションと、具体的なアクション 

北田「比較的融通が利くので1日通してできる釣りではあるんですが、それでも撃つ場所だったりをある程度は考慮する必要があります。アフターのバスは縦ストに付いて浮いてることが多いので、霞ヶ浦で言うと、消波ブロックやアシの根元が定番で、加えてちょっとした杭も見落とさずに撃ちましょう。

また、私が気にしているのは、縦ストにシェードが絡むかどうか。目に見えてるシェードは気にされる方も多いですが、水中にできるシェードもあるので、そういったのもイメージすると釣果アップに繋がると思います」 

――気になるテナガエビパターンのやり方とは? 

北田「まずは、先ほど言ったスポットに撃ち込み、フリーテンションにすると綺麗にバックスライドしながらフォールします。そこで、食ってくれる個体は素直なので、正直ありがたい(笑)。そこで反応がない時に、一度ジャークさせてしっかりエビが逃げるようなアクションを出してやることで、捕食スイッチを入れてあげる。それでダメならすぐに回収。とにかくテンポを重視します。ライトリグをやってるわけではないので、粘るよりも一投でも多く、30cm隣に投げた方が釣れる確率は上がると思います」 

アクションの模様は北田さんのSNS動画でも上がってますのでチェック!

北田「通常のオフセットフックのノーシンカーによるバックスライドセッティングほぼ一択です。ネイルリグはほとんど入れないです。あとは、フックを変えるくらい。狭いところに入れる場合は、ナローゲイプを使うことが多いです」 

北田さんのドライブショットによる初夏の霞ヶ浦水系攻略動画がこちら。テナガエビパターンではないが、ドライブスティックとの使い分けなども解説してあるので、こちらも要チェック! 

北田さんのドライブショットタックルセッティング

  • ロッド:66カスミフロッグMH(アウトレックオリジナル) 
  • リール:ジリオンsvtw1000XH(DAIWA) 
  • ライン:ガノアアブソルート16〜20lb(バリバス) 
  • フック:インフィニ#4/0、ダブルエッジ#4/0(それぞれリューギ) 

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