霞ヶ浦水系を知り尽くした強者ばかりが集結する『SDGマリンカスミプロチーム』のメンバー6人が、バスボートのシーズナル必釣パターン&必携ルアーを詳細にレポート。忠実に実践できれば『サイズも! 数も!! 』の大釣りだって夢じゃない!! 今回は下田尚志さん。スポーニング前の浚渫前などステージングエリア攻略を解説します。
【Profile】
下田尚志(しもだ・たかし)
20歳の頃に初めて霞ヶ浦でバス釣りをして、そのままハマってしまい今や参戦歴15年目のベテラントーナメンターに。今年もJB霞ヶ浦にエントリー。使用ボートはバスキャット・クーガー20.4ft、エンジンはマーキュリープロXS250を搭載。写真は北利根川の霞ヶ浦本湖手前にあるチョコレート護岸で獲った1尾。斜め45度の角度でひたすらゆっくり、ズルズルと引っ張るだけでOK。
『ステージングエリア』にいるバスを気配が消せるヘビキャロで
細いリーダーで存在感を消しつつも動きは自由に
3月下旬からは水温上昇の兆しが見え始めて、バスも産卵および捕食のためにシャローに向かい始めるので、シャロー狙いのアングラーが多いと思います。ただ、僕はスポーニングを意識はしているけどシャローまで上がり切れていない、いわゆる『ステージングエリア』にいるバスをメインに狙っていきます。
狙うべき場所はブレイクがハッキリとわかるエリアで、北利根川への流出付近や大山のしゅんせつ跡は有望です。ブレイクの真上辺りにボートポジションを取り、シャロー側にヘビーキャロライナリグをキャストし、ズルズルと引きずってきます。リーダーだけ細い8lbを使うのでラインの存在感を消しやすく、動きの自由度も増してナチュラルにアピールできます。
使用タックル
【おすすめルアー】スティーズスピナーベイト(DAIWA)
【おすすめルアー】HUシャッド60SP(ハイドアップ)
【おすすめリグ】14~21g ヘビーキャロライナリグ
- ロッド:ブランニューデストロイヤーF5 1/2 72X、F6 1/2 67X(メガバス)
- リール:アルファスTC(DAIWA)
- ライン:FCスナイパー16lb&リーダー同8lb 80cm(サンライン)
- 使用ボート:バスキャット・クーガー 20.4ft
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!
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