毎月旬なルアーをピックアップし、乗りに乗ってる若手アングラーがその使い方を伝授してくれる当連載。今回のシーズナルな刺客は………大江川、五三川で暴れまくる仙石快さん! ハードルアー・クローザーSRで春のビッグバスを当てていくぞ!!
【Profile】
仙石快(せんごく・かい)
1998年、岐阜県出身。普段から大江川、五三川をメインに岸釣りに打ち込んでいる。得意な釣りはカバーフィッシング全般。スモラバ+フラテリスのパワーフィネスも大得意だ。最近、ism杉山社長に召喚されてあれこれやらされる(?)ことが多いらしい。
メインパターン
場所 | 時期 |
---|---|
全フィールド | 3月後半〜4月 |
テーマルアー
クローザーSR【ism】
全長 | 自重 | カラー | 価格 |
---|---|---|---|
55mm | 5.5gクラス | 全10色 | 1,760円(税込) |
プリスポーンのサスペンドバスを探して、縦スト×シャッド攻略!
朝夕マズメは護岸際をグリグリ巻いて、春爆!
春はやっぱりシャローへバスが差し出す季節。全体がシャローな大江川・五三川はどうなるんだろうか?
仙石「狙うのは、護岸の近く。護岸の矢板にエサを追い込んで食うバスが、その至近の障害物でサスペンドしています。縦スト・プラスアルファな状態ですね。でも、日中はボケっと浮いている状態。朝夕のマズメだけ爆発的に活性が上がるイメージです。ボイルが頻発して、壁にエサを追い込むシーンも確認できます」
メインベイトはモロコ。マッチ・ザ・ベイトするルアーは……?
仙石「クローザーSRですね。モロコは泳ぐのが得意なサカナで、そのスピード感を持たせながら早いテンポでサーチしていきます。サイズも、ちょうどモロコ程度。護岸際を歩きながら、15mくらい先の、岸から1.5〜2m離したあたりにキャスト。そのまま巻いていくと1mくらい潜ります。濁って見えませんが、ゴロタや何かを想定しながら巻いていきましょう。クローザーSRはハイフロート設定なので障害物にコンタクトしても、かわしてくれます」
ハイフロートなので、ハイピッチに動くうえに水押しも強い。
仙石「だからサーチにぴったりですね。サスペンド系だと障害物に刺さってしまうし、クローザーSRならカバーでひるがえったときのフラッシングも絶妙です」
対抗パターン
こちらも激アツ! ボラパターン × フラテリス!!
仙石「表層がさざなみのようなボラ稚魚のスクールを見かけたら、フラテリス5.5inの出番。護岸を攻めていて、沖へ向かってアシが倒れ込んでいたりルアーを引きにくい場所が狙い目ですね。アシ越えでキャストして、チョンチョンとダート。アシを越えても、同じく誘っていきます。ほかのスティックベイトより飛びすぎないダートが絶妙。バスも『追いつける』という感じで食ってきますね。フックは重ためのジャングルワイドギャップ4/0(オーナーばり)にして、低重心に。ロールの戻りも早く、フッキングも良好です」
仙石「このカラーはゴールデンシャッド。色よりもスピードの緩急での誘いのほうが重要」
クローザーSR用(右)
- ロッド:インフィニットブレイドIBC63MLST
- リール:SSエア(DAIWA)
- ライン:シーガーR18 10lb(クレハ)
フラテリス5.5in用(左)
- ロッド:インフィニットブレイドIBC610M
- リール:タトゥーラSV TW(DAIWA)
- ライン:シーガーR18フロロリミテッド 14lb(クレハ)
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!
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