【2022年】伊豫部健さんプロデュース「巻き」ロッド&ルアー『バンタム170M+-G/2&バンタム ワールドラッシュ56F』



今回の釣行にあたり、イヨケンが右腕(両腕?)として使用していた巻きと撃ちの2本のタックルが、シマノ・バンタムブランドの2022年度NEWアイテム。ロッドに関しては、スパイラルXコア+ハイパワーXという新しい素材の採用で、強さと軽さの両立が実現した。それぞれ、彼自身のアグレッシブなスタイルを反映させた渾身のモデルとして仕上がっている。新装したリールやルアーとも併せて要CHECKだ!!

【Profile】

伊豫部健(いよべ・けん)

1979年3月21日生まれ。愛知県常滑市出身&在住。中学2年の時に地元知多半島の野池で初めてバスを釣った感動を胸に、アメリカからヨーロッパに至るまで世界の第1線で活躍するプロアングラー。バス釣りの原体験であるオカッパリも大好き。座右の銘は「Never Give Up」と「FISH it EASY!」。

バンタム 170M+-G/2【シマノ】

投げやすくて掛けやすい……ワイドウォブルアクションに完全対応の7ftグラスコンポジット・2ピースロッド

  • 全長:7ft(2.13mm)
  • テーパー:レギュラーファースト
  • 継数:2本
  • 仕舞寸法:129.9cm
  • 自重:122g
  • 適合ルアーウェイト:7~30g
  • 適合ライン(ナイロン&フロロ):8~16lb
  • 価格:49,500円(税込)

伊豫部「今回使用したワールドラッシュなどのスクエアビルクランクにピッタリのロッド。カーボンだと硬すぎて抑え込んでしまう、逆にグラスだと柔らかすぎて吸収してしまう……ムービングルアーが持つ本来のポテンシャルを最大限発揮できるよう、グラスコンポジットモデルとしての僕のコダワリを詰め込みました」

M+という表記が示す通り、やや強めのミディアムアクション仕様。これ1本あれば、クランクベイトからスイムベイトまで幅広く対応可能。オカッパリでも重宝するモデルだ。

柔らかめなティップに対しバットは硬め。グラスらしいパラボリックな曲がりではなく、ティップ寄りのベンドカーブを持たせることで「攻め」の巻き物モデルとして仕上がった。

つなぎ目をセンターカットではなく、ベリーの方に持っていった「逆ワン&ハーフ」仕様。バットパワーに粘りを持たせ、カーボンのような降り抜き感を得ることが可能となった。



バンタム ワールドラッシュ56F【シマノ】

カバー回避性能特化型のワイドウォブルモデル、フラッシュブースト搭載のスクエアビルクランク

  • 全長:56mm
  • 重量:16g
  • カラー:全10色
  • フックサイズ:フロント#5・リア#4
  • 価格:2,200円(税込)

伊豫部「カバーに当たった瞬間のきらめきにバイトする要因を作ることができればいい。普段口を使わない気難しいバスも、口を使うアトラクターになるよ」

まさに大江川や五三川のようなハイプレフィールド向けだ。

マクベスに代表されるバンタム印のクランクベイトに、新たにフラッシュブーストが搭載されたスクエアビルモデルが追加。

伊豫部「レイダウンや護岸など、岸から狙うにあたっての硬めの障害物を回避するときに、フラッシュブーストのキラキラを入れたらより食うんじゃないかということで、回避能力が高いスクエアビルタイプをベースに開発を進めたモデル。カバーに当たったその一瞬に「テカテカ」ってするのも、バスにとってはリアクション要素を生み出せますからね」

クランクに対するカラーの使い分けとしては、この時期は大体3つあればOKとのこと。

伊豫部「水質……濁りの濃さで、チャート系~ベイトフィッシュ系~ホワイト系にチェンジしていきます」

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!

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